オーストラリアで授業スタート
まずは、コースの詳細とタイムテーブルを教えて下さい。
Diploma of Business 2セメスター(8ヶ月)のコースで、1学期に4科目ずつ受講しました。
タイムテーブルは、週に4科目のレクチャー3時間ずつ+4科目のチュートリアル2時間ずつの、合計週20時間の授業でした。
科目は、会計、財務は前期・後期ともあり、あとは経済、統計学、マーケティング、マネージメントを学びました。

「自作タイムテーブル」
コースがスタートした時の印象を覚えていますか?
Diplomaに進学する前に、英語学校(ユニバーサル・イングリッシュ・カレッジ)でしっかり進学英語を勉強してきていたと思っていましたが、初回からものすごい量の宿題が出たので、最初は死んじゃうかなと思いました笑
大学進学の「あるある」ですね笑 そして、この後まずはどのような対策を行ったのでしょうか?
「これは一人で乗り切るのは厳しい」と最初からわかったので、授業の時に積極的に発言してる人とか明るくて優しそうな人に目星をつけて、授業の後に話しかけました。「日本から来たんだけど、一緒に勉強しない?」って笑 そこで、オーストラリア人、インド、ベトナム、タイの心強いお友達ができました。
また、UOWカレッジは
PAL Sessionという、UOW Collegeの先輩がその教科がわからない人を集めて教えてくれるセッションがあったので、それにも積極的に参加しました。
PALセッションの雰囲気がわかる動画です。
2週間後、オンライン授業開始になったので一時帰国
まず、日本の学校の授業と比べて、Diplomaの授業はどういう印象だったか教えて下さい。
とにかく量が多いと思いました。語学学校でやったエッセイは、2000文字を3週間で用意するという感じで、先生のサポートも結構ありましたが、Diplomaになったらテスト中に3個書く、それも1週間で1000字のレポートとインタビューと2000字のエッセイを書けと言われて、最初のうちはできなさすぎて、毎日泣きながらやっていました笑

「楽しいテストもありました!」
大変でしたね。では、具体的にどんな風に勉強をしていたか教えて下さい。
基本は「その週に学んだものは、その週のうちに理解する」です。1週間ずつに区切ってやっていました。
一週間で学んだことを理解できないまま次の週に進むと、3時間のレクチャーがもう1回重なって6時間分振り返りしなくてはいけなくなるので大変になります。そのため、とりあえず一週間やったら、その次の週にはわからないことは持ち越さないようにしていました。
勉強のスケジュールは、月〜金はツメツメでレクチャー、チュートリアル、宿題、予習をやって、土曜日に一週間で学んだことを自分のノートにまとめて(復習)、日曜日に少し休む、といった感じでした。受験生みたいな生活してましたよ。
宿題は、毎週金曜日の午後8時までに出さなければならない課題が4〜5個あったのですが、私は会計の授業が終わるのが金曜日の午後4時だったので、その授業が終わってから急いでやるというのが、なかなか大変でした。

「実際のまとめノート」
慣れるまでどれくらいかかりましたか?
初めのセメスターは最後の最後まで全力疾走でがむしゃらに頑張りました。今では笑えますが、両親が「頑張って〜」って言ってくれた時も、「既に頑張っているよ!」って思いながらやってました笑
ただ、2セメスター目にはこれでできるという自身ができたので、少し余裕ができました。
予習と復習はどんな風にやっていたのですか?
予習はレクチャーのスライドが授業前に掲載されるので、それを一通り目を通してから授業に出るという風にしていました。予習をしておくと、わからない単語を事前に調べられたり、分かりづらい文法の部分も理解してから授業にでれるので、理解が深まりました。
復習に関しては、毎週4教科全てを土曜日にまとめてやっていました。やり方は、1つの教科につきA4の紙表裏にまとめていくようにしていました。
オンラインでの受講を成功させるコツ

↑芽亜さんの勉強ノート
オンラインでの受講を成功させるために心がけていたことは
・復習は必ず1週間にやった内容を、その週のうちに終わらせる。
・授業では、恥ずかしがらずどんどん質問する。
・大学で提供しているものはどんどん使う。
・友達を作る。
この4つです。
復習は1週間でまとめるので、自分がカバーできてないところがわかります。各教科A4・1枚で裏表をまとめていくと、ファイナルまでに15ページくらいになるので、テスト前にはこのまとめたものを見返していました。全部の教科テストではないですが、エッセイやケーススタディでは、最初に質問を答えてまとめたものがエッセイになるという形だったので、これはとても重要でした。
まとめる時ですが、ポイントは「スライドのみをまとめるのではなく、先生が強調していたところも含めてまとめること」です。スライドのみをまとめても全部はカバーできないので、教科書をみて先生が強調していたところとその周辺を見ていくと、いい具合にまとめられました。教科書も含め全てをまとめようとすると、今度は多すぎてできないので、ポイントを絞っていくのがオススメです。
また、レクチャーやチュートリアルでは、質問をすることが恥ずかしいという気持ちもありましたが、それでは乗り切れないと思っていたので、「この質問は私だけのためじゃない。わからない人もいるはず!」って思いながら質問しました。このメンタリティが大切です。レクチャーでは120人くらい参加している人がいるのですが、オンライン授業ではチャットで質問がしやすかったので、質問しまくりでした。
大学では様々なサポートが提供されているので、それもしっかり活用していました。先ほどもでてきたPALセッションにはわからない人が集まっているので、先輩たちもとてもわかりやすく教えてくれるので効果的だと感じました。自主参加なので1対1になるときもあれば、生徒が5人になるときもありましたが、少人数で聞きやすくもありました。
また、アカデミックサポートとして、エッセイの添削サービスもしてもらえるので、エッセイは少なくとも1週間前には終わらせて、文法などのチェックをしてもらっていました。
そして、友達にはとても助けてもらいました。クラスメートはもちろん、PALセッションで知り合ったオージーたちも含め、お友達たちには色々と教えてもらいました。感謝しかないです。

「小テストで2位!」
全てをやろうとするとできなくなってくるので、「成績の配点が大きいところを中心に勉強する」「ファイナルは8割を目指して勉強する」など、スコアを取るためにポイントを絞ることも考えてました。
あとは、サマータイムのスタートなど、日本で受講をすると早朝になってしまうことも考えられたので、タイムテーブルのとり方は気をつけました。
特に楽しかった授業とか、辛かった授業とかありましたか?
「これは無理だ」と思ったのはマネージメントでした。とにかく読書量がすごかったですね。
先生がレクチャーで話をするのは本当にメインのところだけで、代表的な用語を言っていくのですが、その意味は自分で教科書読んで理解してかないわからないという感じでした。テストでそこを出されたら終わりだったので、とにかくやるしかありませんでした。
マネージメントは小テスト3つ、中間テスト1つ、ファイナルは2000字のエッセイでしたが、マネージメントはもう二度とやりたくないと思いました笑
統計学の一番成績良かったですが、楽しかったのはマーケティングですね。マーケティングは、自分で好きなものをリサーチしてプレゼンテーションをしたのですが、とても自由があっていいなと思いました。好きなものを調べて好きなところをアピールできるなんて本当に楽しかったです。

「楽しかったマーケティングのプレゼン資料」
来年大学をスタートされる学生さんにメッセージをお願いします!
大学の友達はとても大切になることを伝えたいです。留学する上で、「様々な問題は、自身で解決・乗り越えていく事を基本として頑張ろう」と思っている方が多いかと思いますが、大変な時、楽しい時間を共有できるのは素晴らしいことだと思います。また、文化の違いにも戸惑いながら、がむしゃらに楽しむのも良い事だと思います。是非積極的に、大学のお友達を作って下さい!!
世界的に大変な時期にありますが、健康を第一に頑張ろう!! 私も頑張る!(^^)
スタッフからのコメント
コーススタート後すぐにオンラインがスタートしてしまった芽亜さんですが、みなさんが苦労しているオンライン授業で奨学金をもらえるってどんな勉強方法だったんだろう、と素直な興味から伺ってみました。
しかし、お話を聞いているとオンラインだからといって特別はなく、やはり「プランをしっかり立てて、それに沿ってひたすら勉強する」「恥ずかしいという気持ちを捨て、わからないことはどんどん質問をする」「友達は作っておく」というのは変わらないようですね。
オンライン授業でも、チュートリアルやPALなどは少人数制でお友達も作りやすく、どの大学にも同じようなシステムがありますので、これからオンラインスタートされる方にも、この心構えとお友達作りの方法もしっかり伝えていきたいと思います。
芽亜さん引き続き頑張ってくださいね。そして、ウーロンゴンに帰ってこられるのを楽しみにしています!