【体験談】ウーロンゴン大学で栄養学を学ぶ~ニュージーランドの高校から進学

石田 結菜さん | ウーロンゴン | University of Wollongong | Sciences
ニュージーランド(NZ)の高校で学び、ウーロンゴン大学(University of Wollonong)へ進学をした石田さん。栄養学は日本人やアジア系学生が少なく、生き残るには「とにかく勉強!」とがんばる一方で、「わからないはチャンス!」とクラスメートに質問をしたりして、友達を増やしてきました。

ウーロンゴン大学の日本サークルである「Matsuri」にも積極的に参加し、2020年2月からはHonours(オナーズ:優等学位)*への入学も認められ、さらに専門性を磨く石田さんに、大学生活について伺いしました。

*Honours:学士課程の中でより専門性の高い研究等を行うコース。Honours入学には一定水準以上の成績が必要です。

心機一転、オーストラリアへの進学!

ニュージーランドの高校へ進学を決めたのは、内気だった性格を変えたかったからです。

海外に出れば少しでも変わるんじゃないかと思いましたが、実際に卒業をする時になって、あまり変わっていないんじゃないか、英語もあまりできていない、外国人との関りもうまくできていないといった、「やり切っていない感」がありました

同じ高校にいた日本人留学生のほとんどは日本での進学を決めていたので、私も日本へ、と考えていましたが、「このままでは日本へ戻れない」と思い、オーストラリアへ行くことに決めました。

オーストラリアを選んだのは、自分なりにリセットをして新しい環境でスタートを切りたかったからです。

今思えば、NZの高校へ行ったときは、「行けば伸びるだろう」と思っていたけど、やっぱり勉強や努力をしないと伸びません。大学に入ってそのことを理解し、それからわからないことがあれば調べる、積極的に英語で自分から声をかけてコミュニケーションを取る、勉強をしっかりとする、といった基本的なことができるようになりました。

オーストラリアの大学の中でウーロンゴン大学に進学を決めたのは、大学探しの時に色々な人に話を聞いたり、調べたりしていた時に、必ず名前が出てくる大学だったからです。栄養学分野の評価も高く、留学生が馴染める環境と聞いていたので、ウーロンゴン大学に決めました

オーストラリア進学への準備

オーストラリアの大学進学の準備で大変だったことは、英語力証明としてIELTSスコアの提出が必要だったことです。NZの高校で勉強をしていましたが、決して英語が得意だったわけではなく、なかなか点数が伸びず、IELTSに苦労しました。

そして、同じ高校の他の日本人の友達が日本へ帰国することを決めている中、自分だけがオーストラリアへの大学進学を目指していました。だから、オーストラリアの進学について話ができず、なかなか気持ちを友達と共有ができず、孤独を感じる時もありました。

実際に出願をした結果、栄養学コースは競争率が激しいコースでもあり、また、数学や化学といった科目条件が少し不足しており、直接入学をすることができず、UOW Collegeのファウンデーションコースからの進学をまずは勧められました。

最初は直接入学ができないことにがっかりしましたが、大学に入ってからも一緒に頑張ることができる友達もできたので、結果的にファウンデーションで勉強をしてよかったと思います。

ウーロンゴン大学での勉強内容

ウーロンゴン大学では栄養学が専門の、Bachelor of Nutrition Scienceで学んでいます。栄養学のコースですが、人体や化学の知識は必須なので、実際に最初に学ぶのは栄養学そのものというよりも、人体の仕組みや体の組織、化学、解剖学、生理学等が多くなります

印象に残っている科目は、1年生の最初で学ぶ「Human Structure and Function/Introduction to Anatomy and Physiology II」です。

この授業は、毎週のPractical(実習)で献体を使って実習を行います。

最初は何も知らずにクラスへ行ったら、献体があってとにかくびっくりしました。献体を解剖して人体の構成や仕組みを学んだりしますが、中には気分が悪くなるクラスメートもいました。

1週目から授業がどんどん進んでいき、授業のスピードも早く、体の組織の名称等覚えることもたくさんありました。そして、医学部の人も一緒に授業を受けていたのですが、彼ら・彼女たちはものすごく頭がよくて、最初は何が起こっているのかわからず、あたふたしていたことを覚えています

そして、難しかった科目は、Nutritional Physiologyです。

栄養素が人の体にどういった影響を与えるのかを学ぶ授業で、まずはとにかく栄養素について覚えることが膨大にあります。そして、覚えた知識を用いて、色々なケーススタディの問題を解いていきます。

例えば、このビタミンが体に入った時どういった反応を起こすか、こういった症状の患者さんがいるが、何の栄養が不足しているか等、栄養素を暗記するだけではなく、それを理解して応用できる力が必要な授業です。

大学の授業でわからないことがあれば、とにかく調べる、聞く、先生や友達に質問をする、を繰り返していました

レクチャーはオンラインでアップされており、後でみることもできるので、最低2回は確認をしていました。1回目は理解するために、そして2回目は覚えるためです。レクチャーを聞きながら、レクチャーノートを作り直し、自分がわかるようにどんどん作り変えていました。

大学生活は特に予定がなければ、ずっと勉強していました。

もともと基礎知識もなく、栄養学を学んでいる日本人も自分一人で、アジア系の学生もあまりいません。その中で生き残っていくためには、勉強をがんばることが第一となります。

1つわからないことがあると、全部わからなくなってしまいます。私は、わからないことがあると「チャンス!」とばかりに、クラスメートに質問をして、そこから友達も増やしていきました。そして、お互い教え合ってアウトプットをすることで、自分自身の理解も深まり、また、英語力で伝える練習にもなっていると思います。

Japan Society, Matsuriの活動

Matsuriは、日本に興味がある外国人、外国人の友達が欲しい日本人等が集まっている団体です。栄養学のコースに日本人がいないこともあり、Japan SocietyのMatsuriで初めて日本人に会うことができました。

ウーロンゴンに来たばかりの日本人も、ここで日本人や外国人の友達をつくって現地の生活に馴染んでいけるようにしてくれたら、と考えています

1セメスターに5回くらいイベントを開催しており、交流の場をつくったり、日本語でのゲームや料理、文化をシェアしたり、他の国の文化サークルと協働でイベントを行うこともあります。

マイナビの方を大学に呼んで、日本での就職活動を考えている学生用のセミナー等も行いました。

以前は広報をしていましたが、今は運営は後輩に譲り、色々な補佐役としてMatsuriに参加しています。

ウーロンゴン大学の良いところ・悪いところ

ウーロンゴン大学が特別、というわけではないと思いますが、自然豊かなキャンパスが気に入っています。勉強に疲れたりしたときに、リラックスできる場所がたくさんあります。

そして、色々な国から留学生が来ており、現地の環境に馴染めるサポートや場が整っていると思います。Matsuriもその1つですが、各国の文化サークルや留学生用の大学ツアーがあったり、ランゲージエクスチェンジや留学生の友達をつくるサークル等、初めて来ても現地で友達をつくることに心配はありません

私自身、結構早くウーロンゴン大学での学生生活に馴染むことができたと思います。

後は、他のオーストラリアの大学に比べて授業料が安いと思いますが、質の高い教育を受けることができるところも、いいなと思います

ウーロンゴンのこれはちょっと、と思うところは、シドニーから1時間半と日帰りで行ける距離ではありますが、微妙に遠いという点と、授業科目によってチューター(授業のサポートに入っている大学院生)の差が激しいことです。あまり熱心でないチューターにあたってしまうと成績にも影響してくることがあります。

ウーロンゴンでの生活

ウーロンゴンは小さな街ですが、ショッピングモールもあるので買い物に困ることもないですし、ウーロンゴンの街を巡回している無料バスがあり、10分ごとに出ているので便利です。

車がなくても生活はなんとかなりますが、あるとやはり生活に便利です。私は車を持っていませんが、友達に乗せてもらったりすることもあります。

そして、大学の街だけど小さなコミュニティなので、買い物とかで中心部へ行くと友達に会う確率は高いと思います。

住まいは大学が提供しているシェアハウス探しサイトもあったりするので、シェアハウスを探すこともできますし、学生寮に入っている学生も多くいます。そして、アルバイトも探すことはできますが、友達の紹介があったほうが見つけやすいと思います

あとは、学期の初めとかは人の入れ替わりがあるので、アルバイトの募集は多くなります。

ウーロンゴンのお気に入りスポットは、海辺のカフェです!

忙しい大学生活ですが、コーヒーが好きなのでカフェめぐりをしたり、海辺のカフェでほっと休息をとることでリラックスをしています。

将来のキャリアプラン

実は、栄養学を学び始めたとき、「学ぶ分野の選択を間違ったかも」と考えたこともありました。ビジネスとか実用的なことを学んだほうがよかったかな、と思うこともありました。

でも、今は正しい選択だったと言えます。

栄養学を勉強して、医療系分野に興味があると実感を持つことができました。就職は、日本に帰国をして、ヘルスケアや医療サービスを提供している会社で働くことを考えています。特に少子高齢化で、健康の重要性はますます増しているので、そういった分野で貢献をしたいと思います。

2年生を終えて、3年次からHonoursへ進学をすることができたので、まずは、さらに専門分野を深めて勉強をしていきたいと考えています。

最初、Honoursへ進むかどうかは迷いました。

一度日本で就職活動をした時に、たくさん勉強はしたものの、改めて考えたときに「自分が何の専門なのか」ということを具体的に言うことができませんでした。

Honoursで栄養学のリサーチを進め、さらに専門性を深めて、将来のキャリアにつなげていきたいと思います。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H297)
現在は石川県から留学相談をさせて頂いています。色々な情報をインターネットで探せますが、やはり実際はどうなのか、何が本当なのか不安はつきまとうもの。まずはお気軽にご相談ください。考え過ぎて立ち止まるなら、一度動いてみませんか? このカウンセラーに質問する

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