【体験談】ボンド大学でデジタル・メディアを勉強する

Emma, Emily さん | ゴールドコースト | Bond University | Creative arts
カナダの高校を卒業し、スイスのホスピタリティ専門の名門校へ通学していたエマさんとエミリさん。国と専攻分野をガラリと変え、オーストラリアはボンド大学のBachelor of Interactive Media and Designへ進学。

今回は、1年目の2学期間を終えるところで、大学で学んでいることや学生生活についてお話を伺いました。

なぜこの分野を勉強しようと思いましたか?

エミリさん)前の学校でITの選択授業があって、ただ覚えるよりも、何かを作る方が面白いことに気づきました。
エマさん)これからの時代にはITが必要だと分かっていたので、スキルをつけておいた方がいいと思いました。
エミリさん)後は、こういうアプリがあったらいいなと思った時に、さあ作ろう!ってできるようになりたいと思いました。

ゲームデザインの授業内容について教えてください

一つのゲームを実際に作る課題があったのですが、1学期は12週間しかないので、時間がなくて、大変でした。

私たちともう一人のクラスメートの3人グループで、ゲームを一から作りました。
ベースのモデルはマリオみたいなストーリー形式で、スタートからゴールまであって、キャラクターがジャンプしたり、メモリーを集めて、スコアを伸ばしてクリア!するゲームを作りました。

もう一つのグループはコーディングとかMayaの使い方が得意な学生が集まってたので、ステージ別の格闘技のゲームを(ちゃんとライフがあって、食べ物を食べて力をつける機能も)作っていて凄かったです。

ゲーム作りは、難しかったのですが、教授のExpectationは高かくて、ある程度クオリティが高いものを作り上げないといけなかったです。

ゲームのケーススタディについて

毎週一人一人に別々の3Dテレビゲームが割り振られて、自分の番が回ってきたら、クラスの進行役をやることになります。
ゲームルームがキャンパスにあるので、実際にプレイします。
ゲームのデザインや、美術な観点、ゲームをした後の感情の変化、作られるまでの過程を予想したり、内容を詳しく説明して、ディスカッションする授業でした。

ケーススタディの試験は、質問4だけなのに裏表8ページのエッセイを書かなければいけませんでした。
質問内容の一つは、今までやったゲーム2つを比較して、ゲームの違い、絵柄など美術的な観点やゲームで湧き上がる感情を細かく分析してエッセイにするものでした。

スマホのゲームはどんなものを作りましたか?

Android版のゲームを作る課題で、テーマは「大学」。面白くするのが難しいテーマでした(笑)
二人でペアになって、ボンド大学のキャンパスをデジタルでデザインして、ビジター向けや新入生歓迎用のアプリを作ることにしました。
各ビルディング(建物)に、Stationary Goods(文房具)を隠しておいて、それを収穫して、最後は”Ready to Study”でクリア!というゲームアプリです。

私たちが最初ボンドに来た時、ビルディングを全然覚えられなかったので、そういうアプリがあったらいいなと思ったのがきっかけでした。

ウェブデザイン授業内容について教えてください

テーマは自由で、自分の好きなウェブサイトを一から作る課題がありました。
エミリさん)カメラが趣味なので、自分で撮った写真を紹介するサイトを作りました。
エマさん)私は日本の国内旅行が好きなので、特にマイナーな旅のスポットを紹介するサイトを作りました。

”こういうのがやりたいんだー”っていうのを先生に伝えると、”こういうのどう?”ってアドバイスしてくれることが多く、コードのやり方もすごく手早く教えてくれました。

一つのクラスが10人以上にならないようにLectureは二つに分かれていましたね。

コーディングの授業について

写真を一つ選んで、イラストレーターに入れて、5〜10色まで色の数を減らし、XとY軸で4000〜5000のコードを書いて、全く同じ絵をコードだけで作るっていうのをやりました。
間違いなくコード書いて、JAVAのプロセッシングにかけると、元の写真になるっていう仕組みです。

みんなラボにこもってやってました。20時間くらいかかりましたね(笑)
一見簡単そうな写真でも、イラストレーターにかけると、色を減らすと写真が汚くなったり、難しくなったり、選ぶのも大変でした。

毎週先生が作ったワークシートでコーディングを練習して、課題に取り組みました。
ルールが分かれば、難しくはないのですが、ミスすると全てずれちゃうので細々してて、神経を使う作業でした。

エマさん)コードを使う分には、どれも役に立つなと思います。
エミリさん)この二学期間で一番面白いと思いました。コードを上手く書いて組み合わせるとアートが作れたり、雪を降らせたり、デザインできるのが楽しいです。

スマホアプリのデザイン脳を鍛える

「こんなアプリがあったらいいね」というアイディアを鍛えて、企画書を作るクラスがありました。
それぞれ、計3回プレゼンテーションをしますが、お題が毎回決まっています。
アプリを実際に作る一歩手前まで、つまり企画書まで作り、それをクラスに発表します。

お題の例:ショッピングセンターに人を集めるなら、どういうアプリがあったらいい?
エマさん)「車どこに停めたっけ?」の問題を解決する為のアプリを考案しました。
停めた所の位置情報をSaveして、帰るときに教えてくれるアプリです。

お題の例:高校生の授業を楽しくするアプリ
教える教科は地理にして、物理的に生徒と交流しながら学べるプログラムを作りました。
ハリーポッターのチェス盤みたいなデジタルの地図盤を、プロジェクターでホログラムにして(お金がどのくらいかかるのかは関係ないことになっています笑)生徒が実際に映しだされたデジタル盤を踏んで、駒になります。
進んだ駒のホログラムに問題がでてきて「正解したら進む、答えられなかったら戻る」という感じです。

今取り組んでいる最終課題では、自分がどういうアプリが欲しいか、30ページくらいの企画書を書いています。
実際にどうやってアプリを作るのか、制作人数がどのくらい必要なのか、などかなり具体的です。
エマさん)私は、周りのキャンプが好きのコミュニティやキャンプ場が見つかる、且つ、必要な用具が売ってるマーケットが同時に探せるアプリを作りたいと思って、それの企画書を書いています。

どんなクラスメイトと勉強していますか?

Bachelor(学士号)でも年上の人が多いですね。卒業して、一回仕事して、また入学した人がいます。確か79年生まれの30代のクラスメイトがいます。
年上で知識も豊富なので、手伝ってくれます!

国籍はオーストラリア人が多い印象です。逆にアジア人は私たち以外1人とかで全然いないですね。
男女比もあんまり変わらないと思います。若干デジタルデザイン系は女子が多いかもしれませんが、コンピューターは半々くらいだと思います。

どこで課題をこなしていますか?

ゲームの作成やウェブデザインは、大学のコンピューターラボでやります。
図書館のパソコンはソフトウェアが入っていないので、ラボのパソコンが必要です。

自分のパソコンにもいれていないので、ラボがある大学の近くに住んでいるのは結構重宝しています。遠くから来ている子は中々帰れなかったり、泊まったりする子もいます。

課題を乗り越えるコツは?

エマさん)私は追い込まれないとできないタイプでしたけど、最近はちゃんと時間決めてやっています。
期末は重要な課題がたくさん出るので、「今日は何時から何時まで何する」って先に決めて、冷蔵庫に貼ってやってます(笑)

Bachelorの3年間を2年間にしてる分、密度が濃く、習う量も多いので、課題のストレスは大変ですが、終わると達成感はあります。
例えば、コードが訳わからなくても、最終的に何らかの形で出来上がると嬉しいです。

これからこの分野を勉強する学生に「やっておいた方がいいこと」アドバイスをください

いつの学期からスタートするのがベストなのかは事前に確認した方がいいと思います。
私たちは早く入学したくて、タイミング的に5月入学にしましたが、1月入学の方が基礎科目から取れるので、そっちを先にできたらよかったなと思います。

課題に詰まったり、わからないことがあったら、先生もクラスメイトも教えてくれます。
もちろん課題は自分でやらなきゃいけないですが、周りのサポートがあるので、何とかなります!

大学の学生寮の生活はどうでしたか?

とにかく、大学から近いのが良かったですね。
BLD11/12はうるさそうでしたけど、私たちが住んでたBLD9は静かに生活できました。ただ、自炊ができなかったのがちょっとマイナスで、大学の食券は、一番安いプランでしたが、使い切れなかったですね。
後、キャンパス内にあったから、リフレッシュができず、生活がこの中で完結しちゃう、自由が少しないように感じることもありました。

今は、家具付きのフラットを借りて二人で住んでいます。大学から近いですが、一応オフキャンパスで、プールとジムもあって気に入っています。
周りにレストランもあるし、お店にも行けるので不便はあまり感じないです。

休日はどんな風に過ごしていますか?

エマさん)エミリさん)あまり出かけないね、、笑
休日は、買い物しに近くのRobina Town Centreに行ったりするくらいですが、前に星を見に行きました!
あとは、大学のプールが新しくなったので、今度使ってみたいと思っています。

今は、とにかく大きな課題を全部片付けて、日本に一時帰国するのが楽しみです!

Bachelor of Interactive Media and Designは、2019年9月が最後のインテイクでしたが、引き続き、Bachelor of Arts, Bachelor of Creative Arts, Bachelor of Communication, Bachelor of Journalismにて、専攻”Digital Media”、”Media Studies”の就学が可能です。詳しくは、お問い合わせください。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I008)
2024年現在ブリスベンで生活中。オーストラリア滞在歴は17年ほどで。主に長期留学、専門学校留学、大学留学などの質問を担当させていただいており、留学中のサポートはもちろん、生徒さんのキャリアを考慮し進学プランをお伝えしています。また、社内一のコーヒー好きなため、カフェ情報もお伝えしています。出来るだけ多くの方に有意義な情報が提供できる&ムードメーカー的な立ち位置に滑り込めるよう、日々奮闘中です。 このカウンセラーに質問する

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