【体験談】オーストラリアで学ぶ社会福祉〜ソーシャルワーカーを目指して〜

小峰捺愛さん | パース | Edith Cowan University | Social work
「海外大学進学する人なんて誰もいない」という埼玉県飯能市の高校を卒業後、エディスコーワン大学附属カレッジ(ECC)の英語コースからエディスコーワン大学Bachelor of Social Scienceへ入学した小峰さんに大学での様子をお伺いしました。渡航時はホスピタリティを大学で学ぶ予定でしたが、オーストラリアで方向転換。そんな小峰さんの軌跡です。
小峰さんの留学プラン
・Edith Cowan College 進学英語コース (30週)
  ↓
・Bachelor of Social Science (3年間)
  ↓
・Bachelor of Social Work (4年次に編入予定:1年間)
大学卒業まで約4年9ヶ月

オーストラリアに留学しようと思ったきっかけ

中学の時、交換留学で行ったアメリカで、UCLAを見学する機会があったのですが、その時に「海外の大学に進学する」という選択肢もあるんだと気づきました。アメリカの大学を調べ始めたのですが、学費が高くて一度は諦めました。が、それでも海外進学を諦めきれなくて、他の国を調べ始めたところ、オーストラリアが私の希望に合っていると思いました。
海外の大学に実際に進学するまで、親を説得するのに3年かかりましたが、最後には納得してくれ、高校卒業後すぐオーストラリアに留学しました。

パースを選んだのは直感!

高校生の時に、一回オーストラリアに下見に来てパースも訪れました。パースは一目惚れで、すぐパースに住みたい!と直感で思いました。その直感は間違っておらず、今は毎日生活する場所として慣れ親しんで、もう「自分が暮らしている場所」という感じです。

オーストラリアに来て志望学部を変更した理由

最初はホスピタリティを専攻しようと思いオーストラリアに来ましたが、語学学校で英語を学んでいる間にオーストラリア人の友達に出会い、彼女の影響を受けてソーシャル・ワークに変更しました。
ある日、彼女にホームパーティーに誘われたのですが、離婚したお父さん、養子の甥っ子など、色々な関係のファミリーがいて、でも、みんながオープンに接していることに驚きました。これから日本社会もオーストラリアのように多様化していく中で、子どもたちにどのようなサポートが必要なのかと考えるうちに、ソーシャルワーカーという仕事に興味が出てきました。ソーシャルワーカーについて調べると、オーストラリアでは児童福祉においても、病院の入院患者に対しても、老人福祉施設にもソーシャルワーカーが勤務していることは当たり前の環境であることが分かり、こんなオーストラリアでソーシャル・ワークについて学びたいと強く思うようになりました。そこで、語学学校期間中に志望コースをホスピタリティコースからソーシャル・サイエンスにコース変更。予定より高い英語力が必要だったので英語コースを延長し、無事エディス・コーワン・カレッジの進学英語コースを卒業。大学に入学し、ソーシャルワーカーを目指すことにしました。

Social Science科目について

Ecology of children and families

 
子供の発達の勉強で、子供がどうやって言語を覚えるか、子供がどうやって成長しているか分析していく科目を勉強しました。
国ごとの子育てによって変わってくる子供の特性が特に興味深かったです。日本の子育てを客観的に見れたことで、子育ての改善点や良い点を見つけることができました。

Interpersonal and Helping Skill

自分がどんな性格なのか、自分の内面を分析する科目です。この科目が必要な理由は、これからSocial Workerになる上で、人を助ける前にまず自分がどんな性格なのかを知り、ソーシャルワーカーの仕事でつらい場面に遭遇した時、自分が鬱になったりメンタルヘルスに異常をきたさないよう、自分の心情をコントロールしていくためです。

Community Work

インドネシア出身の教授がすごく優しくしてくださって、チュートリアルでも積極的に発言でき、私にとって勉強しやすい科目でした。オーストラリアの文化や歴史を学ぶ科目です。私はエッセーでアボリジニの文化について書きましたが、オーストラリアではアボリジニのバックグラウンドを持つクライアントが多いので、その上でアボリジニの文化を勉強していくことは大切だと思います。

Youth Issue

私の一番大好きな科目で、朝早い授業でしたが欠かさず出席していました。ドラッグやアルコール依存症、違法的な行動をする若者をサポートしていく科目です。
18歳までの社会から疎外された若者を色々な視点から問題点を解決していくための科目で授業中に幻聴体験もしました。イヤホンで幻聴(人が叫んだり、悪口や否定的なことを言ってくる)を30分くらい聞きながらアクティビティです。凄く不安な気持ちに駆られ、ずっとこれが続いたら危険な行動もしてしまうだろうと思いました。また、Lecturer がYouth workerやSocial worker のリアルな実験やプライベートにまで及ぶ危険性なども話してくれたので、人を助けると同時に自分を守るためのスキルも必要だと思いました。アルコール依存性やドラックをしているバックグラウンドを分析していくことでそのような若者への見解も変わりました。また、家系図にそれぞれ結婚、出産した年齢を書き時代と共に変わってくる結婚年齢や出産年齢、また子供の人数など社会的背景と重ねながら分析するのも楽しかったです。あとは、オーストラリアで実家暮らしの若者が増えている問題や若者の就職困難など、若者の問題だけでなく社会問題も大きく影響していることがわかりました。

予習と復習で必死な毎日

アルバイトも2つかけもちしていて、趣味のバレエもしたくて、という欲張りな性格なので、アルバイトの空き時間は、授業のスライドを読んで、わからない単語をメモっておくなど予習に使い、復習は静かな所でやった方が頭に入るので大学や家に帰ってからしています。

両親が英語が話せるわけでもなく、長期で海外に住んだこともないので、オーストラリアで半年以上語学学校に行って大学進学しても、英語の面ではまだ苦労しています。
語学学校卒業後、Diplomaコース経由ではなく直接大学に入学したので、周りに全然留学生もいませんでした。日本人留学生ももちろんゼロ。現地のオーストラリア人学生たちと同じレベルで授業についていくのに、予習と復習で必死な日々を送っています。

でも、オーストラリアの大学進学を選んで全然後悔をしていないし、後悔どころかこれから勉強していくことが楽しみです。これから3年以上ここに住むことになりますが、もっと色々な経験ができたらいいなと思っています。

劇場でのアルバイトと趣味のバレエ

学校以外の時間では、アルバイトをしたり趣味のバレエに通ったりしています。アルバイト先は、His Majestyというバレエやオペラを公演するシアターのカフェで、最初の頃はシフトも1週間に1日数時間しか入れてもらえなかったのですが、周りのサポートにも助けられ、シフトも徐々に増え、もうすぐスーパーバイザーに昇格する予定です。
時間がある時は日本食レストランでたまに働いたり、仕事や勉強が忙しくない時にはバレエに行っています。

スクールホリデー中にロードトリップ

スクールホリデー中は、友達とロードトリップで、パースの南にあるアルバニーというシティに行きました。次のホリデーには北部に行く予定です。
ロードトリップの魅力は、観光バスと違って、自分の好きな所にすぐ行けるところです。例えば、星が見たいから暗い所に行こうと思ったら、暗い所に移動して道路に寝転がって星を見たり。すごく楽しかったです。
パースのある西オーストラリア州には、ロードトリップが楽しめる場所がたくさんあります。ツアーでない長距離の旅は留学のホリデー期間にしかできないと思うので楽しんでいます。


将来の夢

社会から除外されたり、家庭には入れない子供たちを保護するチャイルド・プロテクションという仕事を目指し、恵まれない環境にいる子供たちのサポートをしていきたいと思っています。これから、もっとレベルの高い勉強内容になってくると思いますが、ソーシャルワーカーになるという夢を叶えるため、これからもコツコツ努力していきたいと思っています。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

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