【体験談】西オーストラリア大学に認定留学!

東島千愛さん | パース | The University of Western Australia | International Relations
オーストラリアを代表する8大学の1つ、西オーストラリア大学(UWA)に1年間の休学留学をし、その後日本で就職が内定した東島千愛(とうしまちあき)さんにお話を伺いました。



スタディアブロードプログラムに参加したきっかけ


津田塾大学の英文科で学んでいて、周囲の友達が皆、スタディアブロード留学をしているので、自分も興味が出て、行きたくなったのがきっかけです。
世界の大学を紹介した雑誌を見た時に、パースの写真を見て綺麗な街だなと思って留学地にパースを選びました。そこでオーストラリア留学センターに問い合わせをしたところ、UWAを紹介して頂きました。

大学付属校で英語コースからスタート。日本人はゼロ!




IELTS6.0を日本で取り、UWA付属語学学校の20週間ブリッジングコースに入学しました。
授業はUWAと同じ方法を取っており、Tutorialも全く同じ、課題もほとんど同じでした。
そのため、UWAで本科コースに入った時に違和感無くスタートでき、とても役立ちました。
クラスメートは日本人はゼロで、殆どが中国人やブラジル人でしたが、課題が忙しく、グループワークのために放課後も学校に残っていたので、スクールホリデー以外はあまり遊んでいませんでした。
先生によって専門科目が違うため、毎週入れ替わり、違う先生が教えてくれましたが、皆優しく教えてくれました。
グループプレゼンテーションの時に、運悪く医療関係のトピックを引いてしまい、1ヶ月間ほぼ毎日学校に残り、プレゼンテーションの準備と練習をしたことも、今ではいい思い出です。
一人20分間のプレゼンテーション。本番の時には頭が真っ白になりましたが、無事にパスしました。

いよいよ大学本科へ


専攻は英語学ですが、色々なユニットを選択していて、歴史、政治経済も取っています。
日本の大学の授業とは違い、日本の場合は、参考文献をまとめることを主にしますが、オーストラリアでは参考文献を読んで、自分の意見を考えて確立させて、そこで初めて自分の意見をまとめるという作業になります。
自分の意見をしっかり持っていなかったら課題がこなせません。
常日頃より、自分の意見をしっかり持っていることが大切だと思いました。

面白いなと思ったユニットは、難民研究です。
「難民」という言葉を日本では知らなかったけれど、UWAで勉強することにより、こういう問題が世界にはあるんだなと感じる事が出来ました。
難民についてオーストラリアと日本の比較研究もしましたが、オーストラリアの政策の方が開放的、その理由についてもクラスの皆と1時間ぐらいディスカッションをしました。日本の文化的な背景も調べ、とても説得力があり、なるほどなと思いました。また、自分の読んだことの無い日本の古典(日本書紀)をクラスメートが読んでいたことにも驚きました。
「日本人は一人が嫌いで団体で動くことを好むしとても協調的だから、他の人との差を嫌う。でも、オーストラリアでは自分は自分なんだ」と言われたことが忘れられません。
そんな授業の後に必ずコーヒータイムがあって、教授とクラスメートとお茶をしながら世間話をしたりするのも日本と違って楽しかったです。


UWAには非英語圏からの留学生向けに、様々なサポート制度があります。私もよく利用したのですが、レポートの構成を一緒に考えてくれたり、文法をチェックしてくれたりするスタッフがいたり、週に1回の英語教室があって、文法講座やノートの取り方講座、テストの論文の書き方講座などがあります。
また、入学前のオリエンテーション時に各留学生に1人ずつ現地学生1人の担当者が割り振られて、その担当者が入学後最低6週間は週1ペースで面談をしてくれて、学習状況のチェックや履修相談などをしてくれて、困ったことがあればいつでも助けてくれるんです。留学生向けのサポートもしっかりあってとても助かりました。


様々な経験、スクールホリデー


スクールホリデーの間には、友達とキャンプに行って、初めてテントに寝たり、公園で水汲みをしたり、お皿を洗ったりしていい思い出になりました。
大学の友人の半数ぐらいが同じ方向にキャンプに行っていて、すれ違う車、皆知っている人が乗っていたことも。



日本の大学ではあまり無かったのですが、大学主催の飲み会やクラブを貸しきったパーティーにも行きました。



大学のキャンパス自体をクラブにしたパーティーも楽しかったです。日本とは違う色々なパーティーに参加できたことも楽しい思い出です。




スクールホリデーの時には友達とマーガレットリバーや、モンキーマイアに旅行に行ったり、日本では経験できない貴重な体験もしました。



1年間で変わった自分


英語力は間違いなくアップしましたが、それだけではありませんでした。
日本では友達と一緒じゃないとどこにも行かなかったけれど、パースでは自分一人でどこでも行けるようになりました。それに、自分から働きかけたり、話しかけないと、ここでは何もできないので、独立心旺盛になりました。精神的にも強くなったと思います。




休学留学から得たメリット


①視野が広くなったこと
留学前は、何をする時も「日本基準」で考えていましたし、それが普通でした。でも、留学をして、今までの自分がどれだけ日本風の考え方にとらわれていたかを知ったと同時に、留学前の自分なら考えもしなかっただろうと思うようなアイディアが出て来ることが増えたように思います。
実際、帰国後は、授業で議論をしている時でも、日本人のクラスメイトより外国からの留学生の意見に賛成できることが多かったりしました。

オーストラリアは世界中から人が集まっている国なので、大学も国際色が豊かで、オージーの友人だけではなく、色々な国から来ている留学生の友人が出来ました。
授業のディスカッションやプライベートでの交流を通して、日本との違いに沢山触れることが出来ました。
初めてブラジル人の友達にパーティーに呼ばれて行ったとき、伝えられていた集合時間に来たのは私だけで、結局2時間遅れでパーティーが始まった時の衝撃は今でも忘れられません。
あと、パースのゆったりした時間に慣れてしまったので、帰国して数日後に大学に行った時、朝の満員電車が2分遅れただけでお詫びのアナウンスが流れたときは逆にビックリしてしまったくらいです(笑)

②積極性がついたこと
日本の大学では、授業で自分の意見を求められることがそれほど多くないと思いますが、留学中は常に自分の意見を述べることが求められました。
最初はクラスメイトの活発な議論に、英語を聞いて付いていくだけで必死でした。でも、授業で発言しなければ授業に貢献しているとみなされず、単位はもらえません。なので、毎週事前課題の文献をよく読んである程度自分の意見をノートにまとめて行き、授業では出来るだけ早くに手を挙げて自分の意見を言うようにしていました。
先に発言すると、自分の意見がキッカケとなって議論が進んでいくので、自分が話したい方向に流れを持って行って沢山発言するようにしていました。
質問する時なども最初はかなり勇気がいりましたが、慣れて来ると少しでも不安なことがあったらすぐに手を挙げて突っ込んだりできるようになりました。

留学で掴んだ夢 ~就職活動~


私は留学することが中学生の頃からの夢で、留学が、自分にとっては英語を勉強することの目的のようになっていました。
なので、留学を実現できたことは、自分にとって、「ちゃんと努力すれば夢は叶う」ということを教えてくれた具体的な出来事になりました。
留学中は英語に苦しめられたり悩まされたりしましたが、そのような壁を乗り越えられたことも、自分にとって大きな自信になりました。

帰国後の就職活動では、留学経験が自分をアピールする最大の武器になりました。
そこで感じたのは、「留学した」ということよりも、「何を学んだか」が大事だと言うことです。就職活動時も、留学経験者は沢山いましたが、それを通して自分がどんな風に成長出来たかを話せる人は少なかったし、それがハッキリしている人が受かっていた印象があります。
留学を通して自分に出来ることから地道に努力する力と思い切って挑戦する姿勢が身に付いたと思うので、今後もそれを大切にしていきたいと思っています。

希望していた企業からの内定


4月からは海運業界で働きます。これまでに学んだ英語と異文化経験を活かして日本と世界をつなぐ架け橋になりたいと思って入社を決めた企業なので、それが実現出来るように頑張りたいです。
また、世界中に拠点があるので、いつか駐在員としてパースに戻れたらいいなぁと思っています。


卒業が1年遅れるし、留学に来る前には、すごく迷ったけれど、迷っているなら来たほうがいいと思いました。
留学で得られたことはたくさんありますが、何より日本のことをより深く知ることが出来た、自分の視野が広がったことは、とても大きな経験でした。
就職活動の時期とちょうど合うこともあってオーストラリアを選びましたが、休学留学して本当によかったです。

スタッフからのコメント

充実したオーストラリア留学だったことが伝わってくるお話を聞かせてくれて有難う。英語力だけじゃない貴重な体験、これからの人生にきっと生きてくると思います。これからの社会人生活、頑張ってくださいね!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

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