オーストラリアへの進学を目指したきっかけを教えてください
幼稚園の時にインターナショナルスクールに通っており、そこから英語が好きになりました。高校に進学をする時には、将来的に海外の大学へ進学をしようと決めていました。
オーストラリアへは高校3年生の時に来たことがあり、自分一人で来ることができたので安心感がありました。カナダとかも考えていましたが、寒いところが苦手ということもあり、そして、オーストラリアは興味のある観光学が有名なので、オーストラリアへの進学を決めました。
高校の勉強とディプロマでの勉強の違いについて教えてください
ディプロマでは、グループワークが多く、
自分の役割を見極めてうまくやらないと大変でした。
みんな結構好き勝手意見を言ってまとまらないことも多かったので、自分は調整役に入ることが多かったです。特に全員がHD(High Distinction:一番いい成績)を狙っているわけではなく、自分ががんばっても、とりあえずパスできればいい、といった人もいます。ですので、HDを狙いたい人で集まってグループをつくったりもしました。
グループワークだと、日本人がちゃんと取り組まない人の分もやったりと、背負ってしまうことが多かったように思います。
英語力もばらつきがあるので、誰とグループを組むかは重要ですし、
組みたくない子が来たら「NO」という勇気も必要です。
クラスメートは、中国系の学生が多かったですが、ベトナム、韓国、パキスタン、インド
パプワニューギニア、オーストラリア人もいました。
ディプロマコースで学んだことを教えてください
マーケティングやアカウンティング、マネジメントといったビジネス系のものから、「People and Place in the Service Industries」「International Food and Beverage Management」といったホスピタリティ系の勉強もしました。
特に私が面白いと感じたのは、「People and Place in the Service Industries」です。
この授業では、色々な国や場所を比較したり、そこに住む人たちの特徴をみていきます。そして、その地域地域での人の行動や傾向を学んだり、人がどのように動いて来たのか、そして人の移動によって、観光業やホスピタリティ業がどのように発展して来たのかを学びます。人の動きを知るのが面白くて、年配の先生が細かく教えてくれました。
逆に、難しかったのは、「International Food and Beverage Management」です。ホテルやリゾートでの飲食の提供を想定して、グループワークでレストランをつくる、という作業をしました。自分でレイアウトを考えたり、サンプルメニューをつくったりして、面白かったのですが、ホスピタリティよりも観光学をもっと学びたい!と思いました。
ゴールドコーストでの生活を教えてください
ビーチが近いので息抜きにビーチやカフェによく行きます。特に、バーレーヘッズやスピッツ岬がお気に入りで、シェアハウスを一緒にしている友達が車を持っているので、休みの日に朝ごはんを食べにいったりしています。
あと、今
旅行関係でのアルバイトもしていて、特に日本語の勉強になっています(笑)。
日本からのお客様の対応もするのですが、お客様から丁寧語がおかしい、と注意されたりすることがあります。高校を卒業してオーストラリアに来たので、接客時の日本語とかを使うこともなく今は英語で学んでいるので、日本語を学べるのはいい機会だと思います。
進学を考える高校生へのアドバイスをお願いします
私が入学したグリフィス・カレッジは、英語力IELTS5.5が入学基準ですが、
6.0くらいの英語力を持っていないと、授業についていくのは大変だと思います。
そして、
単語は高校生のうちからコツコツと覚えておくことがおススメです。単語を知らないと、英語の論文や記事を読むのに時間もかかりますし、でも、単語は一気に一度に覚えるのは難しいので、時間をかけて単語力を身につけてえください。
勉強するにあたって重要なことは、
自分の意見をしっかりと言えるようになることです。
黙っている=意見がない、と見られてしまい、例えばグループワークとかでも、自分がやりたくない方向に進んでしまうこともあります。意見を持つこと、そしてその意見を言えるようにしておくことが必要です。
生活面では
免許があったほうが便利ですし、自炊もできたほうがいいです。
オーストラリアは外食すると結構お金がかかってしまうので、自炊をしている人も多いです。自炊はやっぱり料理に慣れていないと、いきなりオーストラリアに来て、自分で材料を買って何かを作るのは難しいと思います。
日本と生活の勝手は違いますが、それも含めて現地での生活を楽しんでもらえればと思います!