【体験談】教授の言葉が「将来の夢」のヒントをくれた

杉谷茉由さん | ブリスベン | The University of Queensland | Tourism and Hospitality | 3年
「英語で大学の授業を受けたい!」そう思ったことから、海外大学への進学を決意。日本の高校を卒業して、クイーンズランド大学に進学し、観光学を学んだ杉谷茉由さん。なぜオーストラリアで観光学を勉強する決断をしたのか、大学生活がどのように充実していたかお話してもらいました。

なぜオーストラリアの大学へ進学しようと思いましたか?

私は高校生の時、海外のお客様も多く訪れるホテル・レストラン経営に憧れていた為、大学ではホテルマネージメントを学びたいと考えていました。特に「この国に行きたい!」というこだわりはなかったので、英語圏の大学であり、この専攻を提供している大学であれば、どこでもいいかなと最初は思っていました。

願書を出したのは、アメリカの大学5校とオーストラリアの大学2校でしたが、最後はオーストラリアの大学に行くことに決めました。オーストラリアには行ったことがなかったのですが、高校の先輩が進学していたことやオーストラリア人の先生が高校にいたので、少し身近に感じました。オーストラリアは温暖気候であり、多国籍であること、アメリカに比べて治安がいいイメージ、そして日本との時差が短いことが気に入りました。また、アメリカの大学は基本4年制ですが、オーストラリアは3年制なので、時間を有効活用できると思いました。

なぜクイーンズランド大学(UQ)を選びましたか?

英語圏の大学の中でもクイーンズランド大学(以下省略: UQ)を選んだ理由は、下記の3つでした。

1. クイーンズランドが観光地として日本でも有名だったこと
2. ブリスベンの生活のしやすいイメージ
3. コース内容 (長くなるので、下記にて説明)
クイーンズランド(特にゴールドコーストやケアンズ)は日本人観光客にも人気の観光地というイメージがありました。そんなクイーンズランドの観光は日本の観光と何が違うのだろう、政府は観光地にどのような政策を行っているのだろうといった疑問が湧きました。日本で訪日外国人が増加する中、クイーンズランドの観光から何が学べるのか興味がありました。
ブリスベンはオーストラリアの都市の中でも晴れの日が多く、極端に暑くなったり、寒くなったりすることも少なく、安定した気候のイメージを持っていました。観光地のゴールドコーストにも近く、オーストラリアで3番目に人口が多いことから、都会すぎず、けれど田舎すぎず、不便なく生活できそうだなと考えました。


UQの観光学コースに特別な点はありましたか?

願書を出した大学の学部のコース内容を見比べましたが、UQの国際観光・ホテルマネージメントコース(The Bachelor of International Hotel and Tourism Management)にとても興味が湧いたのを覚えています。他の大学は、専攻を一つ選択するカリキュラム(例:ホスピタリティマネージメントのみ専攻)が多かったのですが、UQの国際観光・ホテルマネージメントコース(以下省略:BIHTM)には専攻が3つあり、それを組み合わせて単位をとることが可能でした。
私はその3つの専攻(ホスピタリティマネージメント・ツーリズムマネージメント・イベントマネージメント)全てに興味が湧いたので、このカリキュラムが気に入りました。また、BIHTMはビジネスの学部の一部だったので、ビジネスの基礎もしっかりと学べるだろうと思いました。これらを理由に、他の大学の独立したホテルマネージメントの学部ではなく、BIHTMに進学することを決めました。クイーンズランド大学は学部外の選択科目の種類も豊富でした。入学前に調べていて、あれもこれも勉強したら面白そうだなと胸を膨らませていました。

どんなコース組みをしましたか?

入学当初はホスピタリティマネージメントを中心にコースを組み、いくつかツーリズムとイベントマネージメントのコースを選択科目でとる予定でした。しかし、1年目で実際にコースを受講し、勉強していくうちに、観光学やマーケティングの面白さに魅了されていきました。それからは、専攻を絞らず、自分が勉強したいと思うコースを選択していくことにしました。BIHTMの学部のルール上、専攻を一つ・二つに絞らなくても、ある条件を満たせば、学位を取得することができました。せっかく大学で勉強するなら、「専攻をとって卒業」という曖昧な目標にとらわれず、将来に向けて、心から勉強したいコースをとることに決めました。在学途中で専攻やコースをフレキシブルに組み替えられたのはとても有意義でした。
BIHTMは一学期につき4コースずつとり、計3年で卒業できるプログラムでした。
一年目では、ビジネスの基礎を学ぶコースを中心に、観光とホスピタリティマネージメントの基礎も少しずつ勉強していきました。
例: Business Law(ビジネスの法律), Accounting(会計), intro to management(マネージメント学入門), marketing(マーケティング学)、global culture& tourism(世界文化と観光), hospitality small business ent(ホスピタリティ中小企業の実態)
二年目と三年目では、観光学を中心にホスピタリティやイベントマネージメントのコースとマーケティングのコースも勉強しました。

面白かったコースがあったら、教えてください。

特に私のお気に入りだったコースが下記の6つです。

1. Tourist and Visitor Behavior(ツーリズムコース): 観光客の行動パターンなどの心理について考察
2. Discourses in Hospitality(ホスピタリティコース): ホスピタリティの起源と現代社会への投影 ”ホスピタリティとは単にホテルやレストランで行われるサービス行為ではなく、ホスピタリティという概念であり、様々なシチュエーションにて多面性がある”
3. Service Management in Tourism(ツーリズムコース): ”最高のサービスはどんなマネージメントで生まれるのか”
4. Destination and Experience Marketing(ツーリズムコース): 観光地と体験をマーケティングする方法
5. Brand Management and Strategy(マーケティングコース): ブランド化するマーケティング戦略
6. Responsible Tourism and Ethics(ツーリズムコース): 観光業を行う上での責任と倫理について “観光客や利益の為だけじゃない現地の人や関わる全ての人にとって観光産業はどうあるべきか”

課題や試験をこなすのは大変でしたが、教授が行うレクチャー(授業)がとても興味深く、受講するのが勉強の中で一番楽しかったです。授業の面白さがクイーンズランド大学に行って良かったなと思う理由の一つでもあります。

将来の夢は何ですか?

私が観光学に魅力を感じた理由は、「旅行」は国際交流を促すのに一番手軽な方法であることに気づいたからです。私のお気に入りコース4番目の授業”観光地と体験をマーケティングする方法”で、学んだことがあります。教授は「これからは、量産型の観光ではなく、個別にカスタマイズされた観光に需要がある」と主張していました。旅行を自分だけの特別な体験にする為には、現地の人と交流し、そこの文化に触れることが一つの方法です。私はカスタマイズされた旅行体験を提供していけば、国際交流が促されるだろうと考えました。

そして、この学びが私の夢につながります。私は日本と海外の国際交流がもっと盛んになって、お互いの文化を理解し、尊重できるようになれば、世界がもう少し平和になるのではないかなと期待しています。
現在は、長期間滞在が可能な「留学」が国際交流を促すもう一つの方法だと考えています。多国籍なオーストラリアで留学生がよりたくさんの異文化に触れ、文化の違いを楽しんでもらえるようにお手伝いしていきたいです。


ブリスベンでの大学生活について

一学期が約4ヶ月、その間は課題や試験に追われますが、それが全て終わった時の達成感は毎回とても気持ちが良かったです。学期中は勉強集中!休暇中は休み!とはっきり分かれているのが好きでした。学部内で作った友達と一緒にレクチャーに行き、チュートリアル(小規模クラス)を同じ時間にしたり、学部が違っても図書館の一室を借りて、みんなで集まって課題や試験対策をしたりと、そんな勉強時間が楽しかったです。
勉強の他に課外活動もいくつかやっていました。UQでは、UQ Advantage Awardという課外活動を積極的に行った証明として、卒業のときに賞を与えてくれます。
課外活動例:市役所のプール・レジャーマネージメント部にてインターンシップ、UQ日本文化学生団体の幹部兼会計係を一年間、
2015 Asia Pacific Cities Summit(アジア太平洋都市サミット)のボランティア、UQ留学生大使
中でも、UQ日本文化学生団体の活動はイベントや会話クラスを通して、「日本文化の魅力を伝えたい、日本に興味がある人ともっと仲良くなりたい」という思いから、力が入りました。そこで仲良くなった友達も多かったですし、団体の運営やマーケティングなどの経験を積むことができました。

留学を考えている人へメッセージ

私は日本の文化が大好きなので、決して日本を離れたいと思ったり、海外で生活したいと決意して留学を選んだわけではありませんでした。最初は飛行機に乗った瞬間からホームシックで、日本に帰りたい!と思う日々が続きましたが、3ヶ月もすれば、生活に慣れ、友達ができ、徐々に大学生活が楽しくなりました。私は在学中はホームステイをしていたので、家族ができ、友達ができ、学校に行ってと生活しているうちに、ブリスベンも住めば都になりました。
私からのアドバイスは2つです!
1.留学当初に同じ境遇の友達を作ること
私は初めてホームステイで一緒になった留学生と学部のオリエンテーションで一緒になった留学生と3年間続けて一緒に勉強したり、遊んだりしていました。他の国から来ている留学生も自分と同じように最初は不安を抱え、試行錯誤して生活していきます。そんな中、一緒にスタートラインと切った友達は支えであり、一緒に切磋琢磨していける仲になれると思います。
2.自分から動いていくこと
グループを作って勉強会をしたり、課外活動に取り組んだり、旅行に出かけたり、生活を充実させるには自分から積極的に動いていくことが大切です。私は最初のころ、授業で発言するのも緊張してしまい、なかなかできませんでした。ですが、今では、オーストラリアは多国籍なこともあり、個々の発言を尊重する文化があると思っているので、できるだけ思っていることは声に出したいと意識を変えることができました。このように勇気を持って、一歩ずつ積極的に動いていくと充実したオーストラリア生活を送ることができ、自分の弱点を克服できる日が来るかもしれません。

スタッフからのコメント

杉谷さんはクイーンズランド大学を卒業してから、一度日本に帰国後、現在はワーキングホリデービザで弊社のゴールドコースト支店で勤務しています。クイーンズランドの学生生活やワーホリ生活についてご興味がある方は、是非支店ブログもチェックしてみてください!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I094)
16歳の時、初めて北海道を出てたどり着いたのがアメリカの田舎町。そこで1年間の留学生活を送ったことから人生が変わり、この素晴らしい海外生活をより多くの方に知ってもらいたい!と思い、日本で留学カウンセラーの経験を経てオーストラリアへ来ました。日々変わっていく最新の学校・現地情報から、最適な留学プランをご提案します。 このカウンセラーに質問する

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