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留学までの経緯

大学2年生でアメリカのワシントン大学に団体留学をした際に、日本人同士で固まってしまうという経験をしました。3ヶ月半の留学にも関わらず外国人と話す機会もあまりなく、さほどスピーキング力の向上を感じることができませんでした。
大学3年生でインターンシップ先の企業の選考に進ませてもらえるお話があったですが、「このままで良いのだろか、やはり就職の前に英語を極めよう」という思いが走り、選考をお断りし留学を決意。
オーストラリアを選んだ理由はアメリカやイギリスと比べ費用を安く抑えることができるからです。
なぜ専門学校へ留学しようと思いましたか

アメリカでは英語と合わせてSustainable business(持続可能なビジネス)を勉強しました。そこで英語のみではなく、英語を使ってビジネスの勉強ができる点に大変魅力を感じたので、今回も語学学校ではなく専門学校への留学を決めました。
大学ではなくTAFEだったのは、TAFEの方が実践的で専門的な授業が受けられるという点と費用が抑えられる点が魅力的だったからです。
なぜマーケティングを専攻しましたか

最初は「英語+ビジネス」に興味があったのですが「ビジネス」というとボンヤリとした学問のように思ったので、より専門的なコースを専攻しようと決めました。ビジネスの授業内容を確認してみると、会議の進め方とかも学ぶようで、それなら就職後実践の中でも身につけられると思ったのも理由の一つです。
ビジネスの分野をより細分化すると、会計やリーダーシップマネジメント等、各種コースの提供がありましたが、その中でも特に興味があったマーケティングを選びました。マーケティングの知識は、どの業界にも共通して求められるスキルになると思います。
留学プランについて

本当はビジネスのみを1年間勉強したく思い、「Business administration Certificate Ⅳ半年→Diploma半年」のプランを希望していましたが、入学に必要な英語力が足りずに、「進学英語コース10週間→マーケティングCertificate Ⅳ」を履修することになりました。
付属英語学校での進学英語コースについて

クラスメイトは15名程度、韓国、ベトナム、中国、ベネズエラの生徒さんが多く、移民をして大学を目指す方が多かったです。
コースは10週間で、私の友達は大変だと言っていましたが、私にとって全然大変だと思うことはありませんでした。
友達が大変だと言っていたのは特に宿題の量ですが、毎週2回の頻度で5-15分のプレゼンテーションを求められる程度ですので、これはアドリブで何とか乗り越えられました!
5週に1回、2000語のレポート提出も求められますが、トピックは自由に選べるので興味のある分野について書けますし、少しずつ計画的に進めていったのでこちらも問題ありませんでした。
クラスメイトは全員仲良しで、授業中よく発言します。1人の話が終わらないうちに、別の誰かが話し始める雰囲気です。放課後も帰らずに残って話し続けたり、一緒にディナーに行ったり週末も集まるような仲になれました。
マーケティングCertificateⅣについて

履修したどのクラスも少人数で1クラス6-7名程度、週3日の通学でした。
日本の大学の授業と違って、一人一人しっかり発言が求められることに最初は驚きました。普段から先生が生徒全員に対して意見を聞いてきて、全員が自分の意見を発言しないと授業が次に進みません。先生の発言に対して生徒が反論した際、口論の上、先生が間違いを認めたこともありました。
もちろん私も周りの生徒に負けないように発言しようと挑戦したのですが、スピードが早くなかなかついていけないこともあり、英語力、自己表現力を身につける必要を迫られた経験となりました。
授業ではEマーケティングのクラスが特に実践的で面白かったです。ベネスエラ人のクラスメイトとペアを組んで、実際に存在する会社を選び(私たちはジュエリーの会社)、その会社の商品をオンラインで販売するためのWebページを作成したり(一般公開はしていません)、顧客宛にEmailを使用した広告も作成しました。
テキストを使いマーケティングの基礎的な戦術を学びつつ、WIXやWord press などを使い実践スキルも同時進行で学べたのが良かったです。
お友達がたくさんいそうですね

学校は友達作りの最高の場所だと言えます。進学英語コースでもマーケティングコースでも大切な友達を作ることができました。
ある時、学校以外の友達を作ろうと、アデレード大学のクラブに1人で参加して、大学生の子たちとも仲良くなりました。最初はスラングだらけで会話についていけなかったこともありましたが、飛躍的に英語力が伸びましたし、本当に一生付き合っていける友達になりました。
特に予定がない日でも、私は家にこもらずに、必ず外に出て友達と会う時間を作っています。最近では私のオーストラリア滞在も残り期間少なくなってきたので、友達も「瑛子がいるうちに何でもしよう!」と、少しでも時間があれば集まるようにしています。
学校以外の生活で力を入れたことは

日本からやろうと思っていた環境保護のボランティアに参加しました。世界的な水不足の問題にも興味があるのですが、それを実践的なやり方で解決する方法を知りたかったからです。アデレードがある南オーストラリア州はオーストラリアの夏季に一番乾燥する州なので、水不足について学び易い環境だと思います。
植林ボランティアに参加しましたが、実際にやってみて、植林は水不足問題の最終的で直接的な解決法ではないという持論に至りました。結局、一番効果的なのは全員が少しずつ節水を気をつけることだと思います。
今回の留学経験を将来どう活かしたいですか
帰国後は、インターンシップと就活をして、将来的には企業のマーケティング部門で働きたいと思います。日本でしっかりキャリアを積んだら、いつかまたオーストラリアに留学して、CertificateⅣの一つ上の、マーケティングDiplomaの資格を取りにオーストラリアに戻ることも選択肢の一つとして考えています。
これから留学する人にアドバイス
英語向上だけではなく、実践的に学べる専門学校での留学は私にマーケティングの知識と新たな将来の可能性を与えてくれました。皆さんも是非恐れないで「英語+α」を目指してみてください。
スタッフからのコメント
「何か苦労した出来事は?」とインタビューしても「特に無いんですよね」と笑い出す瑛子さん。きっと、ローカルの環境に1人で入っていって大変なことは多々あったのでしょうが、持ち前の明るさと笑顔で苦労を苦労として捉えず、常にハッピーを感じながら乗り越えられたのだと思います!
どんな場面でも楽しめる力と、ここで学んだ英語とマーケティング力を活かして、帰国後の生活も瑛子さんらしく輝いてくださいね。