【体験談】理系の学生としても成長することが出来た学部聴講!

仲田大地さん | ブリスベン | Queensland University of Technology | Engineering and Technology | 8か月
日本では海事科学部に在籍をしている大学生の仲田大地くん。ブリスベンへの短期留学をきっかけに、長期留学を決意。IELTS6.5を取得し、半年間クイーンズランド工科大学(QUT)にて学部聴講を行いました。
日本の大学とオーストラリアの大学の違い、留学中に学んだことなどについてお話をして下さった大地くんの体験談です。

休学留学をしようと思ったきっかけ、学部聴講を選んだ理由

大学3年生の春休みにブリスベンに一ヶ月間留学したことが今回の休学留学を決意したきっかけです。

短期間の間に様々な国の人、文化に出会い、日本では体験することができないその非日常的な日々がたまらなく刺激的で楽しかったことを覚えています。

 しかし、やはり一ヶ月間では英語力の上達はまだ不十分で、”英語を話せる”と言えるような状態ではありませんでした。せっかく英語を身につけるならもっと高いレベルを目指したいと強く思うようになり、思い切って休学をしての留学を決意しました。

また、せっかく長期で留学するなら大学に挑戦した方が得るものが大きいと考え、学部聴講を選びました。

学部聴講、授業について

学部聴講に向けて

 学部聴講をする方法はいくつかあって、付属の語学学校から進学する方法などもありますが、僕の場合は自力でIELTSの基準点を取得し、学部聴講の許可を得る方法を選択しました。

ブリスベンのLangportsという語学学校でIELTSのコースを受講し、試験までの7週間みっちりテスト対策に打ち込みました。もちろん休みの日には、ホームステイ先のホストと出かけたり、語学学校の友達と遊んだりして息抜きしながら、留学生活を楽しんでいました。

そしてハードな勉強の末、無事に基準点を満たすことができ(IELTS6.5)、学部聴講の許可を得ることができました。

大学での授業

 主にエンジニアリングの科目を選択しました。授業は各科目レクチャー(講義)、チュートリアルと実験も2回ほどありました。チュートリアルでは講義の復習や演習問題の解説などの他、プレゼンテーションやグループワークなども含まれています。

レポートの課題はボリュームの小さいもので2週間に1、2回、大きいものでセメスター間に2回ほどありました。エンジニアリングの科目はレポートもプレゼンテーションもグループとして取り組むものの方が、個人の課題よりウェイトがあったように感じます。

 英語を勉強するという環境から、英語で学ぶという環境に変わるので、自分の英語力で大学の授業についていけるのか、かなり不安でした。また、英語でのレポートの書き方やプレゼンの仕方などを特に学んだことがなかったのも心配の一つでした。

 初めの頃は授業の理解に苦しんだり、チュートリアルで発言することが難しく感じたりしました。しかし、しっかりと予習に時間をかけて、授業の内容をある程度まで理解した上で講義に出たり、チュートリアルでは先に自分の意見をまとめておいたりしている内にだんだんと要領をつかむことができ、Lectureでは予習にかける時間が短くなり、Tutorialではグループ内での発言が増え、自分の成長を実感することができました。

レポートやプレゼンもグループの仲間に助けてもらったりしながら少しずつ慣れていったという感じです。

日本とオーストラリアの大学の違いで感じたこと

 特にTutorialなどで、自分の意見や考えなどをグループワークやプレゼンで毎週のように求められる環境は、日本の大学にはあまりないなと感じました。

課題も実践的なものが多く、ある発展途上国の水不足が著しい集落に対し、どのようにして水を供給するか、そのシステムと持続性をデザインしてグループでレポートを仕上げるというようなものもあり、とてもやりがいがありました。

 学生も本当に国際色豊かで、僕の履修していた授業ではオーストラリアの学生とほぼ同じ数の留学生がいました。年齢層も様々で、一度就職してから大学にまた戻ってきたり、Double Degreeを取得する学生なども多くいて、日本の大学よりもかなり自由で自分のスタイルにあった学び方をしている人がたくさんいました。

留学中に得たもの

 大学に留学して得られたものは、自分の意見、考えをしっかり持つようになったことです。海外の学生は本当によく発言するし、自分の考えをしっかりと持っています。日本の大学の授業は講義が中心ですので、自分の意見を求められることがあまりありません。

しかし今回の大学留学ではチュートリアルなどでアイデアや考えを求められることが多く、授業に参加するという意味でも発言することは必要でしたし、何も言わないでいるのは逆に不自然でした。

初めのころは発言どころか、短時間で考えをまとめることさえ困難でしたが、予習に時間をかけて授業内容をあらかじめしっかりと理解しておくことで、だんだんと発言できるようになりました。

 大学以外では、たくさんの友達ができたことが大きいです。寮に住んだりシェアハウスをしたりしたので本当にたくさんの出会いがあり、彼らと生活を共にする中でいろんな文化にも触れることができました。


また僕の周りには日本に興味を持ってくれている友達も多く、海外の人から見た日本の良さや面白さを知ることができ、日本を離れて日本を別の視点で見ることができ、それもいい経験になったと思います。

学校以外での思い出について

 留学中のほとんどの期間は大学外の寮で生活していたので、週末などの休みは寮の友達とパブやナイトクラブに行ったり、母国の料理を週替わりで作ったりして楽しんでいました。また、ブリスベンからゴールドコーストまで2時間程度で行けるので、観光したりビーチでくつろいだりしたこともいい思い出です。

 長期の休みの時には、一人でバックパッカーにも挑戦しました。ダーウィンや西オーストラリアの国立公園を訪れましたが、オーストラリアの大自然はほんとうに素晴らしかったです。

また、旅先でも多くの出会いがあって、彼らと話をするのも新しい発見があり、旅の大切な一部となりました。

 その他にも隣の大学の柔道部の練習に参加したり、一般のコミュニティーに参加してボルダリングをしたり、興味のあるものは積極的に参加して留学生活を充実させていました。

休学留学を考えている方へのメッセージ

 僕は理系の専攻ですが、日本とは違った大学の授業制度の中で学び、現地の大学生の考え方や授業への取り組み方など様々な刺激も受け、英語力だけでなく理系の学生としても成長することができました。


もちろん、大学に留学となると苦労することも多いですが、一つ一つ乗り越えていくたびに自分の成長を感じることができます。理系だからこそ得られるものは必ずあると僕は思います。

大学留学という英語力のためだけでない留学に興味、チャンスがあるなら是非チャレンジして欲しいです!

スタッフからのコメント

とてもアクティブな大地くん。少しでもお休みがあると、カメラを抱えオーストラリアを飛び回っていました。誰からも愛される人柄の大地くん、オーストラリアでの経験を生かして残りの大学生活を充実させて欲しいと思います!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号J249)
ブリスベン支店の常盤恵(ときわめぐみ)です。大きすぎず小さすぎず、住むのにちょうど良いサイズの街、ブリスベン。プライベートではトライアスロンをやっており、毎日9時に寝て朝は4時に起きています。こんなライフスタイルを送れるのもオーストラリアならでは!ブリスベンで留学生活を送ってみませんか?

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