システム管理者(Information Technology - Systems Administration Support)

コースで学ぶ内容

オーストラリアの専門学校でシステム管理を学ぶ

さまざまなデジタルメディア技術にまたがる、幅広い一般的な情報通信技術（ICT）のスキルと知識を得ることができるInformation Technologyコース。その中で、システム管理者は、ネットワークとシステムを理解し、何か問題が起きた時、迅速に対応できる能力が必要不可欠です。

南オーストラリア州立専門学校TAFE SAのアデレードシティキャンパスでは、ITコースの中でも、特にシステム管理にフォーカスを当てたコースを開講しています。

Certificate IV in Information Technology [Systems Administration Support]（1年）

ITのハードウェア、CISCOやMicrosoftの技術を使ったネットワーク、仮想マシンなど、ICTやデジタルメディア業界で働く際に必須となる基本的なスキルを身につけます。主に中小企業で、システム管理サポート、ITサポート技術者、データベース管理者、ITセキュリティなどを行うことを想定した内容です。

コースは必修7科目と選択13科目で構成されています。

必修科目の例
Apply advanced critical thinking to work processes 高度なクリティカルシンキングを業務プロセスに適用する
Apply introductory programming techniques 入門レベルのプログラミング技術
Comply with IP, ethics and privacy policies in ICT environments 情報通信技術環境における知的財産、倫理、プライバシーポリシー
Contribute to cyber security risk management サイバーセキュリティのリスクマネジメントに貢献する
Identify and evaluate emerging technologies and practices 新しい技術と実践を特定し評価する
Identify and resolve client ICT problems クライアントのICTに関する問題を特定し解決する
Work collaboratively in the ICT industry 情報通信技術産業における協働

選択科目の例
Analyse big data ビッグデータの解析
Configure cloud services クラウドサービスの構成
Connect and configure devices and hardware components デバイスとハードウェアコンポーネントの接続と設定
Evaluate ICT system status ICTシステムの状態を評価する
Implement maintenance procedures メンテナンス手順の実施
Install and manage servers サーバーのインストールと管理
Install and operate small enterprise branch networks 小規模な企業支店ネットワークの設置と運用
Install, configure and test internet protocol networks インターネットプロトコルネットワークのインストール、設定、テスト
Provide first-level remote help desk support 第一レベルのリモートヘルプデスクサポートを提供する
Provide one-to-one instructions 1対1の指導
Review and update disaster recovery and contingency plans 障害の復旧と危機管理計画の見直しとその更新
Support ICT system software
ICTシステムソフトウェアのサポート
Support operating system users and troubleshoot applications オペレーティングシステム使用者へのサポート、アプリケーションの問題を解決する

※上記は2024年のTAFE SAアデレードシティの情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、内容は変わる場合があります。

Diploma of Information Technology [Systems Administration & Cloud Engineering]（1年）

システムアプリケーションのトラブル対応や、クラウドのインフラおよび仮想ネットワークの構築、実装、管理をサポートするための保守手順、サポートを行うために必要なスキルと知識を習得します。ネットワーク管理者、システムエンジニア、システム管理者、クラウドエンジニアなどの職種を想定した内容です。

コースは必修6科目と選択14科目で構成されています。

必修科目の例
Apply IP, ethics and privacy in ICT environments 情報通信技術環境における知的財産、倫理、プライバシーの適用
Lead and facilitate a team チームをリードして促す
Manage client problems 顧客の問題管理
Match ICT needs with the strategic direction of the organisation 情報通信技術のニーズと組織の戦略的方向性を一致させる
Originate and develop concepts コンセプトの考案と開発
Promote workplace cyber security awareness and best practices 職場のサイバーセキュリティ意識とベストプラクティスを推進する

選択科目の例
Analyse Data データ分析
Apply intermediate programming skills in different languages 様々な言語での中級プログラミングスキルの適用
Build and deploy resources on cloud platforms クラウドプラットフォーム上でのリソースの構築とデプロイ
Design and configure desktop virtualisation デスクトップ仮想化の設計と設定
Develop, implement and evaluate an incident response plan 障害対応計画の策定、実施、評価
Gather, analyse and interpret threat data 脅威データの収集、分析、解釈
Implement cloud infrastructure with code クラウドインフラストラクチャのコードによる実装
Implement virtual network in cloud environments クラウド環境での仮想ネットワークの実装
Install an enterprise virtual computing environment エンタープライズ仮想コンピューティング環境の構築
Install and upgrade operating systems オペレーティングシステムのインストールとアップグレード
Install IoT devices and networks IoTデバイスとネットワークの導入
Manage infrastructure in cloud environments クラウド環境におけるインフラストラクチャの管理
Prioritise ICT change requests ICTの変更要求の優先順位付け
Review and manage delivery of maintenance services 保守サービス提供の検討と管理

※上記は2025年のTAFE SAアデレードシティの情報です。
※コース入学にあたり、事前にCertificate IV in Information Technology [Systems Administration Support]を修了している必要があります
※科目は産業界と協議の上で選定されており、内容は変わる場合があります。

英語力はどれぐらい必要？

IELTS Academic 6.0（各バンド5.0以上）または同等

TAFE SAのInformation Technology系コースに直接入学するには
IELTS Academic 6.0（各バンド5.0以上）または同等レベルの英語力証明が必要です。

英語力が足りない場合はどうすればいい？

TAFE SA付属または提携の英語学校をセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。

その際、英語コースにどれだけ通えばいいか？は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果をこちらよりお知らせください。