バイオメディカル工学(Biomedical Engineering)
コースで学ぶ内容
バイオメディカル・エンジニアリングは、工学原理と医学を組み合わせて、最先端の医療機器を開発する分野です。
コースでは、バイオメディカルの準専門家として、医療システムで使用されるバイオメディカル機器の設置、試運転、テスト、および故障の点検などを行うための知識とスキルを実践的に身につけます。
オーストラリアでこのコースを開講しているTAFEは、南オーストラリア州アデレードにある
TAFE SAです。南オーストラリアで成長している生物医学工学産業の人材開発ニーズに応えるために開発されたコースで、TAFEで学んだ後は、フリンダース大学、アデレード大学、タスマニア大学などに編入し、学位取得を目指すことも可能です。
Associate Degree in Biomedical Engineering(2年)
バイオメディカルエンジニアリングの準学士号コースです。エンジニアリングの実践、数学、デジタル電子工学、生物医学技術者のための解剖学と生理学、コンピュータサイエンス、プロジェクト管理、生物医学計装およびマイクロコントローラプログラミングなどのトピックをカバーしています。
クラスは、約7割がTAFE SAのRegency(リージェンシー)キャンパス、3割がTonsley(トンスリー)キャンパスで行われます。また、職場体験や、自分のスキルを実際に試すことができる業界ベースのプロジェクトに参加できる機会もあります(参加は任意です)。
コースでは15のコア科目と2つの選択科目を修了する必要があります。
コア科目の例 |
Advanced Analog Electronics
高度なアナログ電子工学 |
Anatomy and Physiology for Biomedical Technologists
医療技術者のための解剖学と生理学 |
Basic Electrical Circuits
基本的な電気回路 |
Biomedical Instrumentation 1
バイオメディカル計測学1 |
Biomedical Instrumentation 2
バイオメディカル計測学2 |
Biomedical Project
バイオメディカルプロジェクト |
Computer Science 1
コンピュータサイエンス1 |
Digital Electronics 1
デジタル電子工学1 |
Electronic Circuits
電子回路 |
Engineering Practice 1
工学実習1 |
Engineering Science
エンジニアリングサイエンス |
Exposure to Engineering Practice
エンジニアリング実践へ |
Mathematics 1
数学I |
Mathematics 2
数学II |
Project Management
プロジェクト管理 |
選択科目の例 |
Computer Networks
コンピュータ・ネットワーク |
Computer Science 2
コンピュータ・サイエンス2 |
Engineering Practice 2
エンジニアリング実習2 |
Mathematics 3
数学III |
Microcontroller Programming
マイクロコントローラ・プログラミング |
※上記は2024年のTAFE SA Regency Campus(アデレード)の情報です
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。
英語力はどれぐらい必要?
IELTS Academic 6.0(各バンド5.5以上)または同等
TAFE SAのAssociate Degree in Biomedical Engineeringコースに直接入学するには
IELTS Academic 6.0(各バンド5.5以上)または同等レベルの英語力証明が必要です。
英語力が足りない場合はどうすればいい?
TAFE SA付属または提携の英語学校をセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、
IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。
その際、英語コースにどれだけ通えばいいか?は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果を
こちらよりお知らせください。
オーストラリア留学センターは、TAFE SAの公認出願窓口です。ご自分で学校に直接申し込むのと同じ費用で、有資格留学カウンセラーによる入学手続き代行、アデレードを含む現地6都市でのサポートが受けられます。留学を真剣にお考えの方はぜひご利用ください。
専門学校で取得できる資格
オーストラリアの専門学校では、コース期間(内容)に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma(ディプロマ)レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。
専門学校から大学進学へのステップ
TAFEやカレッジで Diploma(ディプロマ)を取得した場合、各教育機関が提携している大学の関連コースへ進学または編入が認められる場合があります。
(コースによる異なりますので、詳細はぜひお問合せください)
こんな仕事 & キャリアに役立ちます
医療機関
民間企業
電子機器とその関連産業
政府関連機関
生物医学機器
研究機関
医療機器業界 ほか
コースを開講している学校一覧
*授業料は 1セメスタ(6ヶ月)あたりの金額となります