毎年、悲しいことに多くの国で災害が増加している傾向にあります。それらの原因として、都市への人口集中、地球規模の気候変動、などが挙げられていますが、世界各地で災害により尊い人命や資産が奪われています。

オーストラリアでも過去には、台風による家屋の損壊、豪雨による水害、そしてブッシュファイヤーと呼ばれる山火事による災害、など毎年のように被害があります。2019年末のNSW州での山火事を覚えておいでの人も多いでしょう。
日本でも地震、台風、豪雨で河川の欠壊による水害、など毎年のように災害による被害が起こっています。また、発展途上国では、それらの災害の上、なかなか貧困から抜け出せないという悪循環に陥ることもあります。緊急時・災害時の管理はどうするのか? 国や政府機関だけではなく、医療機関、一般企業から地域コミュニティ、個人に至るまで、現代では緊急時・災害時の対策や管理は、とても重要な分野ではないでしょうか。
本ページでは、オーストラリアのチャールズ・ダーウイン大学で学ぶ「Master of Emergency and Disaster Management(緊急・災害時の対策と管理)」をご紹介します。
チャールズ・ダーウィン大学

オーストラリア北部のNorthern Territory準州に位置する
チャールズ・ダーウィン大学(Charles Darwin University)は、NT準州で唯一の大学になりますが、Diploma コースから Master まで様々な分野のコースを開設しています。メインキャンパスは、首都ダーウィンに位置しています。
オーストラリア国内のどの都市よりも東南アジアに近い立地から、近隣アジア諸国の主要な業界パートナーと州政府サポートを受け、 Emergency and Disaster Management(緊緊急・災害時の対策と管理)を開講しています。
オーストラリア全土の大学の中でも修士課程(コースワーク)で Emergency and Disaster Management(緊急・災害時の対策と管理)を受講できる唯一の大学院と言って良いでしょう。
Emergency and Disaster Management を学ぶ
Emergency and Disaster Management(緊急時・災害時マネージメント)は 2年間の修士課程で学びます。
コース名 | Master of Emergency and Disaster Management(修士課程) |
期間 | 2年間 |
学費 | 年間 31,000 豪ドル(2022年) |
入学 | 2月、7月 |
英語 | IELTS Academic overall 6.5(各セクション 6.0)以上 |
学力 | 日本で学士過程を終えていること(学部不問) |
チャールズ・ダーウィン大学への進学をご検討中の方へ
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教科について |
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必修科目(100 Credit)
2年間で、必修 6教科と2つの必修リサーチプロジェクト(2教科相当 x 2)を履修します。 |
- Emergency and Disaster Management in Context
- Indigenous Knowledges and Epistemologies
- Interdisciplinary Aspects of Emergency and Disaster Management
- Cultural, Social and Psychological Aspects of Emergency and Disaster Management
- Reflective Case Study
- Leadership in Emergency and Disaster Management
- Research Project X 2
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選択科目(60 Credit)
選択科目は Research Methodology から 2教科を履修 + Specialiy から4教科を履修 |
▶︎Research Methodology
- Research Methodologies in Global Learning
- Epidemiology
- Biostatistics
- Qualitative Research Methods
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▶︎Specialiy 分野
Public Health、Engineering、Management、Environment、Indigenous Knowledges の各分野から4教科を履修します。 |
▶︎Public Health
- Global Health
- Tropical Child Health
- Building Safe Communities
- Dynamics of Loss and Grief
▶︎Engineering
- Water Resources Engineering
- Communication Systems
- Engineering in Emergencies
- Project Management Risk and Reliability
▶︎Management
- Business Economics
- Decision Making
- International Human Resource Management
- Organisational Behaviour
- Organisational Strategy and Leadership
- Operations Management
▶︎Environment
- Remote Sensing
- Environmental Monitoring and Modelling
- Fire Ecology and Management
- Geographic Information Systems and Spatial Thinking
- Statistical Methods for Impact Analysis
- Aquatic Resource Management
- Environmental Planning and Policy
- Carbon Economies
- Ecosystem Function: Field Studies in North Australia
- Natural Resources and Indigenous Livelihoods
- Wildlife Management
- Community Engagement for Bio-Security and Natural Resource Management
▶︎Indigenous Knowledges
- Neocolonialism, Advocacy and the Critique of Development
- Indigenous Policy Agendas in Federal and State Politics
- Indigenous Knowledges, Property Rights and Economic Participation
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期待されるキャリアについて

Emergency and Disaster Management(緊急・災害時の対策と管理) で学ぶことは、緊急時および災害時における管理とリーダーシップの役割、災害に対する備えや予防、復旧までにおける健康、環境、社会福祉、人道への支援 など、多岐にわたる分野です。
国・自治体・NGO・人道支援団体・教育機関や各民間研究所、防災対策部署などでの雇用が見込まれ、防災・危機管理コンサルティング、や、企業の危機管理に関するイベントのコンサルティング、事後だけでなく、事前の予防や対策におけるリーダーシップ的な役割を担うことが期待されます。
出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
現在、チャールズダーウィン大学は大学付属英語学校での英語コースは開講しておりません。
IELTSスコアをお持ちの方のみ出願を受け付けておりますのでご注意ください。
2. 出願に必要な書類4点を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式に出願手続きへ進みましょう。
留学相談&お問い合わせ

当社オーストラリア留学センターは チャールズ・ダーウィン大学を含め
全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで
全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2022年7月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2023年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=95円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。