地域福祉サービス(Community Services)
コースで学ぶ内容
福祉先進国として世界的にも評価が高いオーストラリア。弱い立場にある人々の生活に具体的な変化をもたらすコミュニティサービス業界は、適切なスキルを持つ情熱的な人材が常に求められ、国内でも大きな産業分野の1つとなっています。
コミュニティサービス関連のコースは、オーストラリアの主要都市で開講されています。下記は、メルボルンある専門学校
Melbourne Polytechnic(メルボルンポリテクニック)のCommunity Servicesコース詳細です。
Diploma of Community Services(2年)
オーストラリアでコミュニティサービスワーカーとして働くためのディプロマ資格が得られます。コースには実習(400時間)が含まれ、社会福祉関連のさまざまなケース、家庭内暴力や児童保護、住宅支援または関連する職務などにおける英語でのコミュニケーション、情報の収集や維持、的確なサービスを提供し、サポートを行うためのスキルを実践的に身につけます。
科目の例 |
Develop and implement service programs
サービスプログラムの開発および実施 |
Develop workplace communication strategies
従業員のコミュニケーション戦略の開発 |
Analyse impacts of sociological factors on clients in community work and services
コミュニティ活動およびサービスにおける社会学的要因がクライエントに及ぼす影響を分析する |
Manage and promote diversity
多様性の管理および推進 |
Manage legal and ethical compliance
法律および倫理遵守の維持 |
Facilitate workplace debriefing and support processes
職場でのディブリーフィングとサポートプロセスの促進 |
Work effectively in trauma informed care
トラウマを考慮したケアに効果的に取り組む |
Reflect on and improve own professional practice
専門職としての実践を振り返り、改善する |
Manage work health and safety
職場の安全衛生の管理 |
選択科目の例 |
Provide systems advocacy services
権利擁護サービスのシステムの提供 |
Assess co-existing needs
混在するニーズの分析 |
Establish and confirm the counselling relationship
カウンセリングの関係性構築と確認 |
Develop, facilitate and review all aspects of case management
ケースマネジメントのあらゆる側面の開発と促進、見直し |
Confirm client developmental status
クライアントの発達状況を確認する |
Promote Aboriginal and/or Torres Strait Islander cultural safety
アボリジニおよび/またはトレス海峡諸島民の文化的安全を促進する |
Develop and maintain networks and collaborative partnerships
ネットワークと協力的パートナーシップの構築と維持 |
※上記は2024年のMelbourne Polytechnic(メルボルンポリテクニック)の情報です
※科目は産業界との協議の元に選定されており、内容は予告なしに変更となる場合があります。
英語力はどれぐらい必要?
メルボルンポリテクニックは、Diploma of Community Servicesコースに直接入学する場合の英語力として、
IELTS Academic 5.5(各項目5.0以上)または
TOEFL iBT 46(W19/S16/R10/L9以上)または
Cambridge English B2 First(FCE) 162(各154以上)または
同等レベルの英語力が必要
*としています。
*ただし、専門コースへの直接入学を前提に学生ビザ(Subclass 500)を申請する場合、ビザ申請時にIELTS Academic 6.0または同等レベルの英語力証明が求められます
英語力が足りない場合はどうすればいい?
メルボルンポリテクニック提携の英語学校をセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、
IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。
その際、英語コースにどれだけ通えばいいか?は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果を
こちらよりお知らせください。
オーストラリア留学センターは、メルボルンポリテクニックの公認出願窓口です。ご自分で学校に直接申し込むのと同じ費用で、有資格留学カウンセラーによる入学手続き代行、現地6都市でのサポートが受けられます。留学を真剣にお考えの方はぜひご利用ください。
専門学校で取得できる資格
オーストラリアの専門学校では、コース期間(内容)に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma(ディプロマ)レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。
専門学校から大学進学へのステップ
TAFEやカレッジで Diploma(ディプロマ)を取得した場合、各教育機関が提携している大学の関連コースへ進学または編入が認められる場合があります。
(コースによる異なりますので、詳細はぜひお問合せください)
こんな仕事 & キャリアに役立ちます
社会福祉施設・機関
政府など公共機関
地域社会
ボランティア団体
民間企業 ほか
コースを開講している学校一覧
*授業料は 1セメスタ(6ヶ月)あたりの金額となります