
オーストラリアでは現在教育分野の人材が不足しており、教員は非常に需要の高い職業として知られています。多国籍(Multi-cultural)であるオーストラリアでは、教育現場にも多様なバックグラウンドの教員が在籍しており、日本人の教員も「日本語」だけではなく、数学、科学、ビジネス等様々な分野で教壇に立っています。
今回は、数ある大学の中でも「学費が安価」「フレキシブルな入学条件」「留学生が学びやすいカリキュラム」という点で人気がある
サザンクロス大学(Southern Cross University / 通称SCU)にフォーカスし、教育学部の完全ガイドをお届けします。
オーストラリアで教員になるためには
オーストラリアの教員になるためには州政府が認定するプログラムを修了したのち、各州で教員登録をする必要があります。
どのプログラムが適しているかは、
・過去の学歴
・教える対象年齢
の2つにより決まります。
以下、ご自身の「最終学歴」と「目指す先生のステップ」に合わせた、最適なプログラムをご紹介します。
【大卒・社会人向け】すでに日本の大学を卒業している方
すでに日本(または他国)で学士号(Bachelor)をお持ちの方は、大学院レベルから教員を目指すことができます。幼児教育の場合は最低1年〜、小学校・高校の教員は2年間と期間が短い分、短期集中で資格取得に向けて学んでいきます。
幼児教員(Early Childhood teacher / Pre-primary)を目指す
| コース名 |
入学月 |
英語力 |
2027年学費&コース期間 |
| Graduate Diploma of Education (Early Childhood) |
3月、6月、10月 |
IELTS6.5(全ての科目6.5) |
A$27,000 x 1年 |
| Master of Teaching (Early Childhood) |
3月、6月、10月 |
IELTS7(全ての科目7) |
A$27,000 x 2年 |
💡カウンセラーからの一言
幼児教員としてオーストラリアで働くために最低限必要な修士レベルの学位は、1年で取得できる「Graduate Diploma」です。しかし、卒業後に現地で働くための「卒業生ビザ(Temporary Graduate Visa)」を申請するには、2年間の就学が必要となります。そのため、卒業後にオーストラリア現地で就労経験を積みたいとお考えの場合は、「Master(修士課程)」を選ぶ方が多いです。
小学校教員(Primary teacher / Kindergarten to Year 6)を目指す
| コース名 |
入学月 |
英語力 |
2027年学費&コース期間 |
| Master of Teaching (Primary) |
3月、6月、10月 |
IELTS7(全ての科目7) |
A$27,000 x 2年 |
中高教員(Secondary teacher / Year 7 to Year 12)
| コース名 |
入学月 |
英語力 |
2027年学費&コース期間 |
| Master of Teaching (Secondary) |
3月、6月、10月 |
IELTS7(全ての科目7) |
A$27,000 x 2年 |
【高卒・専門卒向け】高校・専門卒業後に教員を目指す方
日本の高校を卒業後、または専門学校などを卒業している方は、学士号(Bachelor)にて教員免許の取得を目指します。
幼児教員(Early Childhood teacher / Pre-primary)を目指す
| コース名 |
入学月 |
英語力 |
2027年学費&コース期間 |
| Bachelor of Early Childhood Education |
3月、6月 |
IELTS6.5(全ての科目6.5) |
A$27,000 x 3年 |
小学校教員(Primary teacher / Kindergarten to Year 6)を目指す
| コース名 |
入学月 |
英語力 |
2027年学費&コース期間 |
| Bachelor of Education (Primary) |
3月、6月 |
IELTS7.5(Reading & Writing 7.0、Speaking and Listening 8.0) |
A$27,000 x 4年 |
中高教員(Secondary teacher / Year 7 to Year 12)
| コース名 |
入学月 |
英語力 |
2027年学費&コース期間 |
| Bachelor of Education (Secondary) |
3月、6月 |
IELTS7.5(Reading & Writing 7.0、Speaking and Listening 8.0) |
A$27,000 x 4年 |
SCUで取得できる、中高教員の担当科目
「Master of Teaching (Secondary)」や「Bachelor of Education (Secondary)」で中高の先生を目指す場合、自分が専門として教える科目(Teaching Area)を選ぶ必要があります。サザンクロス大学は、主に以下のキー・ラーニング・エリア(KLA:主要学習分野)から専門科目を選択します。
| 分野(Key Learning Area) |
具体的な科目例(Teaching Area) |
English (英語) |
英語文学、コミュニケーション、クリエイティブ・ライティング、言語学、メディア・スタディーズなど |
Mathematics (数学) |
純粋・応用数学、統計学など |
Science (サイエンス) |
生物学、化学、科学調査、地球環境科学、数理物理学 |
Human Society and its Environment (HSIE) (人間社会・環境 / 社会科系) |
先住民、歴史、ビジネス・スタディーズ、経済学、地理学、法学、社会学、宗教学など |
Creative Arts (芸術) |
音楽、ドラマ(演劇)、ダンス、ビジュアル・アーツ(美術)など |
Personal Development, Health and Physical Education (PDHPE) (保健体育) |
体育、健康科学、ヒューマン・ムーブメント、栄養学、スポーツ科学など |
Technologies (テクノロジー) |
農学、デザイン、エンジニアリング、栄養学、グラフィックデザイン、木材&金属加工、海洋科学、ソフトウェアデザイン、テキスタイルデザイン |
🚩 Master(修士号)での科目選択(Teaching Area)について
「Master of Teaching (Secondary)」で希望する科目を専攻するには、学士号(Bachelor)の段階でその分野に関連する科目を一定数履修していることが条件となります。
「日本の大学で〇〇学部だったけれど、オーストラリアで〇〇の先生になれる?」と疑問に思われた方は、ご自身の大学の成績証明書(英文)をもとに事前の査定が可能です!一部の科目は留学生向けに開講されていないケースもあるため、まずはお気軽にオーストラリア留学センターのカウンセラーまでご相談ください。
【高校生必見!】キャリアの可能性が倍増する「W(ダブル)キャリアプラン」
「将来、教員になるか、一般企業や専門職で働くか、まだ決めきれない!」
「学校の先生には興味があるけれど、他の分野も勉強してみたい…」
そんな進路に悩む高校生・留学生に、未来の進路が広がる「W(ダブル)キャリアプラン」をご紹介します。
それは、【まずは自分の興味のある分野のBachelor(学士)に入学し、卒業後にMaster(修士)で教員免許を取る】というプランです!
🐬 プラン例:海が大好きで、海洋学に興味がある場合
- まずは好きなことを学ぶ!
サザンクロス大学の Bachelor of Science (Marine Biology) に入学し、美しい海に囲まれた環境で海洋学を存分に学ぶ。
- 卒業後のキャリアは無限大!
卒業後、そのまま「Marine Biologist(海洋生物学者)」として研究機関や観光業で活躍することももちろん可能です。
- やっぱり先生になりたいと思ったら?
大学院に進み、Master of Teaching に入学。Teaching Area(教える科目)で「Marine Studies」や「Environmental Science(環境科学)」を選択すれば、「海洋学・サイエンスの知識を持った高校の理科の先生」になることができます!
オーストラリアの大学システムは非常に柔軟です。焦って一つに絞る必要はありません。ご自身の興味を最大限に活かせる進路を一緒に考えましょう!
英語・ディプロマからのパスウェイが可能!
教育学部入学への大きなハードルは「英語力」。多くの大学が、IELTS7〜8レベルのスコアを持っていないと入学自体ができないため、教員になりたくてもスコアが足りずに夢をあきらめてしまう方も少なくありません。
サザンクロス大学(SCU)では、入学に必要な成績や英語力が直接入学の条件に届かない場合でも、
「Diploma(ディプロマ)」や「付属語学学校」を経由するパスウェイ制度を利用して、教員への夢を目指すことができます。
1. Diploma of Education からのパスウェイ(Bachelorへの編入)
Diploma of Educationは、教育に関する基礎知識やスキルを1年間で身につけるコースです。このコースを無事に修了すると、
最大8単位(Bachelorの約1年分)の単位免除を受け、Bachelor(学士課程)へ編入することが可能です!つまり、Diplomaを経由しても卒業までの総期間は大きく変わりません。
Diploma在学中に「どの年代を教えたいか」に合わせて専門分野(Specialisation)を選択し、それぞれ対応するBachelorコースへと進学します。
- Early Childhood Education専攻→Bachelor of Early Childhood Education へ編入
- Primary専攻→Bachelor of Education (Primary) 等へ編入
- Secondary専攻→Bachelor of Education (Secondary) 等へ編入
| コース名 |
入学月 |
英語力 |
2027年学費&コース期間 |
| Diploma of Education |
3月、6月 |
IELTS 6.5 (ListeningとSpeaking 6.5、ReadingとWriting 6.0) |
A$27,000 x 1年 |
2. 付属語学学校(英語コース)からのパスウェイ
IELTSなどの公式英語スコアが足りない場合でも、サザンクロス大学の付属語学学校で進学英語コース(EAP)を規定の成績で修了することで、IELTSのスコア提出を免除して対象コースへの進学が可能です。
大学入学前にアカデミックな英語力(エッセイの書き方やプレゼンテーションなど)をしっかり身につけておくことは、大学入学後の課題をこなす上でとても役に立ちます。
【語学学校からのパスウェイが可能なコース】
- Diploma of Education
- Graduate Diploma of Education (Early Childhood)
- Master of Teaching (Early Childhood)
⚠️ 英語力に関する注意点
大学を卒業して「教員」として各州に登録をする際には、IELTS等の高い英語スコア(例:IELTS 7.5〜8.0相当)の提出が必須となります。パスウェイでの入学はあくまでスタートです。在学中に大学の勉強と並行して、英語試験のスコアアップの勉強も継続するようにしてください。
卒業後の進路
オーストラリアの大学・大学院で教育学部を修了した後のキャリアは、現地での就職から日本国内でのグローバルな活躍まで多岐にわたります。
🇦🇺 オーストラリアに残って働く場合
オーストラリアでは教育分野の人手不足が続いており、教員は非常に需要が高い職業です。卒業生ビザを活用して現地でキャリアをスタートできます。
- 永住権につながる可能性: 一部の教員資格は、スポンサービザや永住権に繋がる職業リストに掲載されています。*
- 現場での活躍: 教育学部を卒業した弊社のお客様の多くも、オーストラリア現地の学校やチャイルドケアセンターで教員として活躍されています!
🇯🇵 日本へ帰国してキャリアを活かす場合
オーストラリアで培った高度な英語力と先進的な教育知識は、日本の教育現場でも大きな強みになります。
- 日本の教員免許をお持ちの方: 国際教育やバイリンガル教育のスペシャリストとして、日本の学校現場で重宝されます。
- 日本の教員免許がない方: インターナショナルスクールや一部の私立校のほか、教育系企業での商品開発・起業など幅広い選択肢があります。
※ビザ・移民情報に関するご注意
上記はオーストラリア移民局のウェブサイト等で一般公開されている情報に基づいています。ビザ規定や職業リストは変更される場合がありますので、卒業後の具体的なビザ申請や永住権パスウェイについては、必ず登録移民エージェントまたは移民弁護士へご相談ください。
教育学部のメインキャンパス・ゴールドコースト
サザンクロス大学の教育学部の中心となるのは、ゴールドコーストキャンパスです。
全校学生数が約1万人以下と大規模すぎず、非常にコンパクトでアットホームな大学キャンパスです。スタッフや教授との距離が近く、留学生へのサポートが行き届いているのも大きな魅力です。
最寄りのエリアであるクーランガッタ(Coolangatta)やキラビーチ(Kirra Beach)もすぐ近くにあり、勉強とオーストラリアならではのライフスタイルを両立させたい方に最高のロケーションとなっています。
SCUゴールドコーストキャンパス 4つの魅力
- ビーチまで徒歩圏内の絶景ロケーション:
校舎や図書館の窓からは青い太平洋が一望できます。授業の合間にビーチへ散歩に行ったり、放課後にサーフィンを楽しんだりできる夢のような環境です。
- ゴールドコースト空港に隣接:
空港まで徒歩約5分というアクセス。他州への旅行や日本への一時帰国はもちろん、到着直後の移動も非常にスムーズです。
- 無料フードも!充実したスチューデントラウンジ(Student Lounge):
キャンパス内のラウンジには、コーヒーや紅茶はもちろん、シリアルやエナジーバー、フルーツなどが置かれており、学生は無料で自由に食べることができます。こういった手厚いおもてなしやアットホームなサービスも、小規模大学ならではの大きな魅力です!
- 集中して学べる「サザンクロス・モデル」:
SCUでは1年を6つのセッション(1セッション=6週間)に分け、1期間につき1〜2科目を集中的に学ぶユニークなカリキュラムを採用しています。複数の課題に一気に追われることなく、着実に知識を定着させることができます。
🏄♂️ 現地カウンセラーからのおすすめポイント
ゴールドコーストキャンパス周辺は、中心街のサーファーズパラダイスと比べて落ち着いたローカルな雰囲気が漂う安全で綺麗なエリアです。小腹が空いたらラウンジでフルーツやスナックをつまみつつ、静かな環境で集中して勉強に励むことができますよ。放課後は波の音を聞きながらリフレッシュするような、充実した留学生活を送りましょう!
SCU教育学部のお問い合わせはオーストラリア留学センターへ
サザンクロス大学(SCU)教育学部へのご進学やオーストラリアでの教員留学をご検討中の方は、公式出願窓口であるオーストラリア留学センターへお気軽にご相談ください!
オーストラリア留学センターは、「卒業までみまもるエージェント」として、学校選定のご相談から出願手続き・現地到着後の相談までをすべて無料で行っております。ゴールドコースト現地にもオフィスを構えているため、大学と連携したサポートが可能です。
まずはお気軽にご相談ください(相談・大学代行手続き無料)
「今の学歴や英語力でどのコースが狙える?」「英語・ディプロマパスウェイをもっと詳しく知りたい!」など、あなたのご希望やご状況に合わせたオーダーメイドの留学プランをご提案します。
無料オンラインカウンセリングを予約する