水産・養殖とビジネスを学ぶ ジェームスクック大学

海洋学や環境学で有名なジェームスクック大学(James Cook University)では、海洋学・環境学と関連した、ユニークなビジネスコースが開講されています。

ビジネスと環境との共存が言われて久しい現在、持続可能な重要性はますます増しており、ビジネスと環境のスペシャリストになることは、将来的にご自身の大きな強みとなります。

ジェームスクック大学のBachelor of Business and Environmental Scienceでは、環境とビジネスについて学ぶことができ、特に、水産関係・養殖関係のキャリアやビジネスにご興味をお持ちの方にお勧めのコースです。

ジェームスクック大学の海洋学・環境学についての詳細は、「世界屈指のユニークな地球環境保全学」「世界遺産グレートバリアリーフで学ぶ海洋学」もご覧下さい。

環境・養殖とビジネスで学べること

Bachelor of Business and Environmental Scienceでは、養殖を専攻にして学ぶ、専攻を決めずに学ぶ2つの方法があります。
1年生1年生では、会計、ビジネス、持続可能性やエコロジーといった分野の基礎科目を学びます。
ご参考科目:Accounting for Decision Making, Contemporary Business Communications, Introduction to Sustainability等
2~3年生【養殖を専攻】
養殖を専攻する場合は、養殖の基本から養殖産業、実際の養殖方法等を学びます。
ご参考科目:Aquaculture of Tropical Species, Aquaculture: Feeds and Nutrition, Marine Ecology and Environmental Assessment等

【専攻なし】
養殖を専攻せずにご自身のご興味分野から科目を選ぶことができます。
ご参考科目:Introduction to Environmental Economics, Field Studies in the Equatorial Tropics: Borneo, Fisheries Science等

コース概要

ジェームスクック大学は、日本の高校卒業の学歴で直接入学を目指すこともできるので、3月に高校を卒業されて、入学条件を満たすことが出来ていれば、最短で7月に大学入学をすることができます。
コースBachelor of Business and Environmental Science
学費年間32,000ドル(約282万円)x 3年
入学2月、7月の年2回
英語力IELTS6.0(各セクション6.0), TOEFL iBT79(各セクション19)
条件成績と受講科目次第で、日本の高校から直接入学が可能です。
英語力条件を満たせていない場合は、ジェームスクック大学の英語コースから、成績条件がクリアできていない場合は、ファウンデーションやディプロマコースから進学、大学編入を目指すことができます。

ジェームスクック大学への進学

オーストラリア留学センターは、ジェームスクック大学の日本公式の相談・出願窓口として、進学のご相談から出願、現地でのサポートを無料でお手伝いをしております。ジェームスクック大学のBachelor of Business and Environmental Scienceにご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談下さい。
ご注意点
※ご参考の日本円は、1ドル=88円換算としております。
※上記費用や情報は、2018年2月15日現在のものとなり、今後予告なく変更されることもございます。
※授業料は科目の取り方によって変わりますので、ご参考費用としてご覧ください。

世界最古の熱帯雨林にある研究所・Daintree Rainforest Observatory

ケアンズとタウンズビルという熱帯地域にキャンパスを持つジェームスクック大学では、その立地を生かした環境学、生物学、動物学、海洋学などの分野で世界をリードする様々な研究が行われています。
沢山の研究施設がある中で、今回は大学から招待をいただき、「世界最古の熱帯雨林にある研究所・Daintree Rainforest Observatory」を訪問してきました。


研究所がある世界遺産とは

研究施設は北クイーンズランドに90万ヘクタールに渡り広がる世界自然遺産「クイーンズランド湿潤熱帯地域」内、ケアンズからさらに北に3時間ほど北上したところにある”デインツリー熱帯雨林”にあります。

この北クイーンズランドに広がる森林は、1億1000年前に形成された世界最古の熱帯雨林として、1981年に世界自然遺産に登録されました。(英語名称は”Wet Tropics of Queensland”と言います)
大きさは90万ヘクタール(東京ドーム約19個分)!!!!

この地図の濃い緑のエリアが世界自然遺産に登録されている部分です。タウンズビルの少し北からスタートし、ケアンズよりさらに北の街・クックタウンの下までに渡っています。まさにジェームスクック大学お膝元、ここに研究所があることに納得です。

広大な敷地内に数々の国立公園が存在し、この中に絶命危惧種を含めた貴重な生命体が属しています。世界中にある多くの熱帯雨林が環境破壊問題に直面する中、唯一森林として育ち続けている場所とも言われています。


研究所について

DROはオーストラリアの自然環境を最大限に生かした施設で、教育とリサーチセンターの2つの目的として利用されています。
水道や電気はもちろん通っていませんし、携帯電話の電波も届きません。水は雨水をろ過し、電気はソーラーシステムとなっています。環境に優しい”Sustainability(サステイナビリティ)”も、同施設の大きなテーマの一つです。
雨水のウォータークーラー。

Field Labは屋外にある研究室で、汚れてもすぐ洗い流せるようになっています。

室内にあるLabは大学のキャンパスにあるような本格的なセッティングです。この部屋はエアコンが入るので、熱帯雨林の中でも快適に研究に打ち込めます。ドローンも完備!

学生用と研究者用の滞在施設もあります。

窓は完全に網戸張りなので、虫が入ってくることはありません。逆に隙間があると蛇、カエル、トカゲなどが入ってきてしまうため、ドアも重厚な造りになっていました。

ここには2名の研究者が住居を構え、実際に生活をしながら研究を進めているそうです。


南半球に1つしかない特別なクレーン

DRO周辺の熱帯雨林には非常に背の高い樹木や、複数の木が合体して成長した特殊な木などが多く存在します。また山も近いため、高いところへ登っての研究作業が必須となります。
そこで導入されたのが、Canopy Crane。45mの高さまで上がり、360度回転することができるクレーンです。

通常のクレーンとの違いは、普通はクレーンの操縦はゴンドラの外で行われますが、このクレーンはゴンドラの中から操縦が可能。操縦士と研究者が同じゴンドラ内でコミュニケーションをとりながら動かすことができる、研究に優れたクレーンです。

このような特殊なクレーンは、南半球ではここ、DROにのみ存在しています。

クレーンからの眺めは絶景でした。


サイエンティストの楽園

同研究施設では熱帯雨林の中にある植物・生物の研究や、環境学はもちろんのこと、バイオロジー(生物学)、エコロジー(生態学)、ズーオロジー(動物学)など様々な分野で学ぶ学生や、研究者たちが研究に利用をしています。

施設内にある全ての植物のデータ
ここに住んでいる研究者は、敷地内にある全ての植物について知っているんだそうです。

施設内に生息する昆虫も採集されています

Creek(小川)も流れているため、水中生物の研究や、水質調査などにもよく利用されるそうです

どのような分野であれ、研究者やサイエンティストを目指す理系の学生にとっては、最高の環境といえます。


様々な形で研究施設に携われる・ジェームスクック大学

”リサーチ”は大学院生・もしくはそれ以上の学位をもっている方がメインに行うものですが、ジェームスクック大学では「少しでも多くの学生に研究の面白さや、北クイーンズランドの自然の美しさを体験してもらいたい」ということで、大学(Bachelor)やスタディアブロードの学生からもリサーチボランティアを募ることがよくあるそうです。
また理系の学生でなくても、各地にある研究施設のメインテナンスのボランティアとして施設に数日滞在し、掃除などの仕事をこなしながらそのエリアを満喫することもできます。

世界遺産で眺める朝日は格別。

外に出てオーストラリアの自然や野生生物と積極的に関わっていきたい!という方には、ジェームスクック大学での就学はお勧めです!