【体験談】学生も教授も温かい!オンラインでは得られない楽しさがあった現地の留学生活

金光 芽亜さん | 3年9か月
英語コースを終え、大学のDiplomaコースをスタートした直後、Covid-19の影響でロックダウン。学校もオンライン授業になったため、日本に帰国し受講を続けた芽亜さん。

ロックダウンが開け、大学の3年次後半からウーロンゴン大学の対面授業に復帰、予定通り、そして優秀な成績で卒業をされました。

大学での勉強内容や、ウーロンゴンに戻ってきてからの学生生活、ウーロンゴン大学などについてお話を伺いました。

ウーロンゴンのマーケティング専攻や、海外の大学の勉強の仕方などについても教えてくれていますので、海外の大学の勉強内容ややり方について気になる方は、是非ご覧ください。

【芽亜さんのプラン】

ユニバーサルイングリッシュカレッジ 
進学英語 30週間

ウーロンゴン大学カレッジ 
Diploma of Commerce 2ターム/8ヶ月(大学1年次に相当)

ウーロンゴン大学 
Bachelor of Commerce 2年間(2年次に編入)



芽亜さんの

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・大学附属カレッジ ディプロマコースの受講 体験談はこちら

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マーケティング専攻を選んだ理由を教えてください



私がマーケティングを専攻した理由は簡単で、1年目のDiploma時に必修だった科目(マネージメント、マーケティング、経済、会計、金融、統計)の中で一番楽しかったからです。

前回の体験談でも(Diploma of Business - UOW College)お話しましたが、このコースでは、与えられた題材についてレポートを提出するのではなく、自身で好きなブランドまたは製品を選び、マーケティングレポートとプレゼンテーションをするという、実践的で自由度の高い内容が魅力的で決断をしました。

実は、経済と統計も面白く、専攻を決める時は最後まで迷いました。ただ、「将来、自身がやりたいことはなんだろう?」と考えた時、マーケティングが一番合っていると思い決めました。

マーケティング専攻で勉強したことについて教えて下さい



Bachelor of Commerceはビジネスに関することを幅広く学べます。必修科目にはマネージメント、マーケティング、経済、会計、金融、統計があり、基礎的な知識を得ることができます。

私が専攻したマーケティング専攻は、物・サービスを売る仕組みを考える専攻です。どのマーケティング科目も主な内容は、「企業がどのようにして商品・サービスを、競合会社より多く消費者に届け、顧客を獲得し、優位性を取るか」について考えるものでした。

ウーロンゴン大学のマーケティング専攻では、自身を一人のマーケターとみなして学ぶ(課題を行う)機会が多く、実践的なマーケティングを学ぶことができたと思います。

例えば、地域の企業様に向けて、マーケティングプランや戦略を提案する課題が何度かありました。そこでは、企業様に現在のマーケティングの効果や結果、マーケティング戦略で達成したい目標やその予算を提示してもらい、私たちはどのようにしたら競合会社と戦い、優位性を持つことができるかなどを考えました。

また、消費者行動やソーシャル・マーケティングという科目を通じて、人の行動を理論的に考え分析することで、購買行動に結びつけることを学びました。ターゲット(対象者)の態度や行動を分析し、適切な戦略とアプローチによって、マーケティングプランや商品・サービスの開発を考えることを学んでから、自身の一つ一つの行動を分析し、それがどのような経験と意識による結果かを考えるようになりました。

マーケティング専攻のキャップストーン科目(学位の総まとめ科目) で1年生の時のように、自身でブランド/商品を選択しマーケティングレポートを作成するものがあり、一人でマーケティングレポートを一から作成できるようになった時は、自身の成長を感じました。また、このレポートに3ヶ月ほどかけ100ページほど書きましたが、最後に満点の評価を頂くとこができ、努力が報われたと共に自信にもつながりました。


特に興味深かった科目は何でしたか?



マーケティング専攻では、デジタルマーケティング、消費者行動、ソーシャル・マーケティングの3科目が面白かったです。

デジタルマーケティングでは、実際の企業様にデジタルマーケティングプランを提案する実践的な内容でした。ウェブサイトとソーシャルメディアのアクセスやロイヤルカスタマーの増加を、企業様にあう方法で考えました。消費者行動とソーシャル・マーケティングは、人の行動と経験、潜在意識を読み解きアプローチすることで、ニーズにあう商品を考えることは面白かったです。

マーケティング専攻科目以外に、フィルムと歴史(アーツ、社会科学学部の科目)を受講しました。この科目ではオーストラリアの歴史映画とドキュメンタリーを分析しました。各映画やドキュメンタリーがどのような手法を用いて歴史を表現しているかや、実際の歴史をどれほど反映しているかを読みとりました。この科目を通じて、オーストラリアの歴史や文化をより深く知ることができました。

例えば、二つの世界大戦をオーストラリア目線で見たドキュメンタリーでは、当時のオーストラリアの情勢や社会風習、先住民の人々との関係など、知らなかったことがたくさんありました。(映画ANZAC Girlsは女性目線で描かれており、面白かったです。)

苦労した科目はありましたか?



上記にもある、マーケティング専攻のキャップスットーン科目は一番大変でした。これは、マーケティング専攻で学んできた内容がすべて合わさったような授業と課題が多く、新たな分野を学ぶわけではありませんでしたが、レポートが大きく毎日パソコンの前にいました。この科目を受講している友達と一緒にレポートを進めたり、教授にアドバイスをもらいながらレポートを進めていました。

カレッジ(Diploma)と大学の一番の違いはどんな点ですか?どのくらいで慣れましたか?

カレッジは教授と生徒の距離が大学より近いです。大学は違う学科の学生もマーケティング科目を受講でき(逆も然り)、一授業に許容できる学生数が格段と上がるので、教授と話すには自分でアポイントメントを取るか、コンサルテーション・セッション(質問会)に参加の必要がありました。

ただ、1つのチュートリアルの大きさ(学生数)は変わりなかったので、友達を作ったり、一緒に課題を進めたりすることはできました。私は、オンライン授業が多かった*ので、違いに戸惑うことはありませんでした。

*芽亜さんはCovid-19の影響で、長い期間オンライン授業を受けられていました。

日々の授業や課題、テストにはどのように取り組んでいましたか?



ほとんどの授業で、教授が作成したスライドを入手できるので、授業前に目を少しだけ通して、理解ができなかったところに適当な印をつけ、授業中は印をつけた所を集中して聞いたり、質問したりできるようにしていました。私はiPadにGoodNotesというアプリを入れて、すべてのスライドを管理していました。スライドがない科目はMicrosoft One Noteにコピペしていました。



課題は科目概要を読んで、提出日の1週間前には必ず終わるように予定を立てていました。本当の提出日と別に自分のだけの提出日を設けることで、本当の提出日に追われ、適当に終えたレポートや課題を提出しないようにしていました。

また、2年生からは主要の課題はグループワークになるのですが、グループ間の会話や進行は誰かが進めてくれると思うのではなく、『一人で終わらせるぞ』と思いながら進めるのがオススメです。一概には言えませんが、ほとんどの人が、誰か進めてくれるだろうと思っているというのが一つ、そして、提出日が迫っている時に、オーストラリア人の学生と同じ速さ・クオリティーで進めるのは結構大変だった、という理由からです。

テストでは、毎週の小テスト(Weekly quiz)、チュートリアルのレポートや宿題で9割は取れるようにして、中間テスト(Mid session exam)と期末テスト(Final exam)が悪かった場合でもなんとかなるように、力を入れるポイントには注意をしていました。小テストがない科目については、毎週の授業に参加し、教授がポロっと教えてくれる中間テストや期末テストに関する情報をメモし、そこを重点的に勉強したりしていました。授業に参加しないと、(Zoom録画外で話している時などに)教授がポロッと教えてくれる情報もわからないので、必ず授業には出ていました。

また、スライドを入手して勉強していたと言いましたが、教授がスライドを作るにあたって参考にした「教科書のケーススタディや論文の結果やデータ」などもテストによく出ていたので、必ず読むようにしていました(スライドのリファレンスリストに載っていると思います。ただ、10本以上書いてある場合は、さらっと読んでメモするぐらいで終わる時もありました)。

勉強量はかなりありそうですが、週にどのくらい勉強してましたか??

勉強というか課題が多かったので、平日は5時間ぐらいは課題に充てていました。土日はバラバラで一日中課題をしている日と、全く進めない日がありました。平均すると、一週間約30〜50時間ぐらいだと思います。

課題が多くなる6〜12週目は課題を優先していましたが、それ以外は遊んだりリラックスする時間もあり、しっかり休めました。

コースの学生たちのバックグラウンドや、教授たちについて教えてください。



マーケティング専攻での国籍感は8割ほどがオーストラリアの学生(留学生ではない現地の学生) で、2〜3割は留学生でした。留学生の2割はインド、パキスタン系が40%、中国・ベトナム・タイが30%、交換留学生(スウェーデン・アメリカ)1%、その他2%でした。

国籍感は選択する科目とチュートリアルにもよると思いますが、私の受講した各チュートリアルには日本人はおらず、グループワークもオーストラリアの方か交換留学生(アメリカ)と一緒でした。

ほどんどの教授に言えることは、コンサルテーション・セッションを週に2〜3回ほど設けられていて、講義で理解できなかったところや課題の質問をすると、そこで丁寧に説明してくれます。また、多くの教授が様々な企業のマーケティング部の外部顧問やアドバイザーもしているので、課題だけでなく自分のキャリアについて相談することもできました。

しかし、ある教授のコンサルテーション・セッションに参加し質問した際に、『間違いに気づくことが一番大切であるから、この答えは知らなくてもいい(気にしなくて良い)。』と言われたことがあり、欲しい回答を得られるかは教授の考え方によると思います。

ウーロンゴンの現地での留学は、どのような刺激や影響、学びがありましたか?



オンライン授業が長かったこともあり、現地での生活はとても新鮮でした。滞在できたのは半年ぐらいですが、コロナ前に出会った友達と再会したり、新しく多くの人と出会ったりできて、オンラインでは得られない楽しさがありました。

また、同じ学科の学生とマーケターとしてのキャリアの構築や夢についても話すこともできました。

学生生活を振り返って、一番心に残っている出来事を教えてください

「違う国籍の友達と出会い交流を深めた事、知らない土地で経験を積み、人としても成長できた」的なことが書きたいですが、一番心に残っているのは「課題で一杯一杯になっていた日々」です。

オーストラリアで出会った友人と過ごした日々も確かに変え難く、素晴らしい出来事達ですが、入学して何週間後にオンライン授業が始まり、先が分からない状態で踠き続けていたので、その毎日が一番心に残っています。

勉強以外の時間はどのように過ごしていましたか?



シドニーに住んでいた時(英語学校に通っていた時)は、バイトか友達と出かけていました。この時は時間があったので、色々なところに行きました。

大学に進学をしWollongongに住んでいた時は、Uni bar(学校にあるバー)に友達と行く、友達と寮で一緒に夜ご飯を食べる、ビーチに行く、溜まっていた家事と買い出しをする、たまにシドニーに行くという感じでした。ただ、学期中は友達と遠出するより、一緒におしゃべりしながら課題をする方が多く、シドニーに行くのは週末か期末テストが終わった後が多かったです。

シェアハウスではどのような生活を送っていましたか?



私は、オーストラリア留学センターさんに手配していただいたホームステイ(4週間)ののち、2回のシェアハウスと、大学の寮(Single Flat)を経験しました。

1回目のシェアハウスは日本の方がいたのでとても綺麗でした。私が一番年下だったので、年上の方々のおかげで安心して過ごすことができました。それほど関わりはなく、いい距離感がありました。2回目のシェアハウスは、シドニーで出会った同じ大学(University of Wollongong)の大学院に進学をするトルコの方とシェアをしていました。知っている人とのシェアハウスだったので、変に気を使ったりせず生活できていました。料理が上手な方だったのでよく夕食を作ってくれて、ありがたかったです。

芽亜さんはウーロンゴンのどのような点が気に入っていますか?



ウーロンゴンは自然が多いので、息詰まった時にすぐ気分転換できることが気に入っていました。大学の横のボタニカルガーデンかフリーバスで学校から10分ほどのNorth Wollongong Beachによく行っていました。

私は両親の影響で海に行くことが幼少期から多く、ビーチにすぐ行ける環境が大好きでした。朝7時ぐらいのバスに乗り、ビーチで散歩して8時ぐらいに帰ってきて朝ごはんを食べ、授業に参加するか課題をしていました。その点ではストレスフリーでしたね。

私には良い環境ですが、シドニー大学やシドニー工科大学あたりの街並みと比べると、田舎すぎると感じる人も多くいると思います。

将来はどのようなキャリアを考えていますか?

マーケティングの「消費者行動分析に関する職」に就きたいと考えています。

マーケティング専攻で選択した科目で消費者行動を学びましたが、消費者の行動を分析し、購買意欲につながる理由や問題を見つけ、商品を考えることが、一番人に寄り添ったマーケティングができると思ったからです。人を中心に考えることで、いいものを作りだし、伝えられるようになりたいです。また、将来的には、大学院に進学し、特定の分野を研究するのもいいなと思っています。

ウーロンゴン大学に留学をして良かったですか?



学費、立地、学部でウーロンゴンに決めましたが、ウーロンゴン大学に留学してよかったです。
他の大学に通ったことがないので比べられませんが、ウーロンゴンの学生や教授が温かく、リラックスした環境で過ごすことができました。<Uni Barで横に座った人と話していたら、実はその方は「マーケティングと心理学の教授だった」なんてこともありました笑>

私はコロナ禍の留学だったので、ほとんどオーストラリアに滞在できませんでしたが、常に挑戦し刺激が沢山ある環境にいれたのは、留学ならではだと思います。また、そのような環境にいることができてよかったと思います。

留学中は大変だったことも沢山で、「良かった」と思えるのは卒業した今だからかもしれませんが、「もうダメや。。。」って思った時の自分なりの対処方法や、モチベーションの保ち方などを身につけられたと思います。また、大学では目標に向かって努力している学生や夢を熱く語る方が多く、そのような方と共に学ぶことができてよかったと思っています。

芽亜さんは日本で就職活動をし、外資系航空会社での勤務が決定しました!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号G176)
英語の習得はもちろん、様々な経験やチャンスを得られるシドニー。最終的な目標を是非お知らせ下さい!時間もお金も無駄にしないよう、効率的な方法をご案内します。もちろん、留学中は自分の方向性を見失った時、辛い時にもしっかりサポート。一緒に頑張っていきましょう! このカウンセラーに質問する

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