【体験談】新しい視点が身についた!幼児教育Diplomaコース

中川美沙希さん | ニューカッスル | TAFE NSW | Early Childhood Education and Care | 1年
夢だったチャイルドケアの勉強をシドニーでスタートした美沙希さん。半年のCertificate3が修了したタイミングで、ニューカッスルへの転校を決断。より留学生の少ない環境で学んだDiplomaコースについてお話を伺いました!

【前編】Certificate3コースの体験談はこちらをご覧ください。

NewcastleとSydneyのキャンパスでは、学校やクラスの雰囲気、先生やクラスメート、生活環境など違いはありましたか?



Diplomaコースを修了すると幼稚園を経営することが出来るので、学校側の期待値もぐんと上がり、授業のレベルも格段に上がる為、クラスメートはやる気に満ち溢れている人、お互いに励まして勉強し合えるような、先生気質の人たちが多かったです。

授業や課題が難しくなる分、先生たちのサポートも手厚くなりましたが、それでも、クラスメートの3分の1はコースを修了することが出来ませんでした。なので卒業をするには、本当に「みんなで一緒に頑張ろう!」と助け合える仲間が必要だと思いました。私のクラスでは、大きな課題を終えるたびに、先生とクラスメートみんなで食べ物を持ち寄ってパーティをしていました。


Meadowbank(シドニー)からNewcastleに転校して感じたことは、地域によってクラスメートと先生が全く違うということです。

Meadowbankは、シドニーの中では留学生の数が少ないほうですが、それでも留学生はそこそこいる為、留学生は自動的に留学生クラスに分けられ、先生も留学生に対しての授業ということで、若干ペースを落として授業を進めていたように感じました。

しかしNewcastleでは、留学生が私を含め3人しかいなかったので、現地学生の中に留学生がポツリといる感じでした。授業も基本的に現地学生のペースで進んでいた為、先生の話す英語も含め、Certificate3コースの時に比べて、圧倒的に授業の質が上がったように感じました。


Diplomaコースで学ぶ内容を教えて下さい。


Certificate3コースでは、保育園/幼稚園で働く基礎-1日の流れを学びますが、Diplomaコースでは実際に経営者としてどう運営していくか、ということがメインになってきます。

子どもたち個々に目を向けつつ、全体の学びをサポートする為に、「クラスルームの環境作り」「カリキュラム作り」「資料作り」といったことに加え、自分を園長と仮定して、独自の教育方針の設定、スタッフの採用方法、新人教育の仕方、等を学びました。


また、"Sustainability"というオーストラリア独自の科目もありました。日本でいう「エコ」ですが、オーストラリアでは日本よりも環境保護の意識が高く、それが1つの科目になっています。保育園/幼稚園で、どうやって子どもたちに環境保護について教えるか、ということなんですが、私は今まで地球温暖化やリサイクル、環境保護について、そこまで強く意識をしていなかったので、1番苦労した科目でした。


CertificateとDiplomaのクラスの大きな違いはなんですか?


Certificate3コースの時は、週5日朝から夕方まで授業があり、時間的な余裕はあまり無かったのですが、授業を受けて、やることをやれば次に進めていました。

一方Diplomaコースでは、学校は週2-3日のみで時間に余裕はあったのですが、課題の量が非常に多く、また自分で考えて答えを出さなければならないので、授業で学んだことをどう活かすか、授業+更なるリサーチが必要となり、前日に徹夜をして課題を終わらせるということは全く通用しません。


Diplomaの実習ではどんなことをやりましたか?


Diplomaコースでは、計2回の教育実習がありました。

Certificate3コースの教育実習は、学校で学んだことを実際の現場でやってみよう、という感じでしたが、Diplomaコースでは先程もお話ししたように、自分が経営者として今後活躍していく為の実習でもあるので、園長を含め他の先生方と相談をして、全体のプログラムを考えて実践したり、出来るだけ多くの保護者とも関わりを持ち意見を貰ったりと、子どもとの関わりだけでなく、いかに周囲の人たちとコミュニケーションが取れるか、ということが重要な実習でした。

また、子どもたちが興味を示したことに対して、より深い学びを提供する為にプロジェクトの企画も実習中の課題のひとつでした。

妖精プロジェクト、紙ヒコーキプロジェクト、カエルのライフサイクルプロジェクト等、中でも一番面白かったのは、日本文化プロジェクトでした。

私の実習先の幼稚園では、私が唯一のアジア人だった為、子どもたちだけでなく、他の先生方も保護者の方も日本文化に興味を持ってくれて大成功に終わりました。




Diplomaコースで印象に残っていることを教えて下さい。


教育実習が本当に大変だったことです。

もちろん子どもたちと過ごす時間はとっても楽しいのですが、実習中の課題の多さとプレッシャー、その上第二言語での実習だった為、涙を流すこともありました。大の大人が涙なんて、と思いますが、ローカルのクラスメートでさえ泣いていたそうです。クラスメートみんなバラバラの実習先でしたが、それでもみんな連絡を取り合って互いに励まし合いながら頑張ったのを覚えています。

私は実習先の先生方にも恵まれ、実習最終日には、実習先の先生方と子どもたちが絵とメッセージカードをプレゼントしてくれて、本当に嬉しかったです。

現在日本ではどんなことをされていますか?またチャイルドケアで学んだ内容でどんなことが活かされていますか??


Diplomaコース修了後、日本に一時帰国し、知人の英語教室のお手伝いをしています。

オーストラリアの保育園/幼稚園では、子どもの興味を活かして学びに繋げることがベースになっていたので、今度はその逆転の発想で、日本の子どもたちの興味を活かして英語の勉強に繋げようと試みているところです。

英語を学ばされるのではなく、興味や知りたいことがあるから英語を学び、それがコミュニケーションのツールのひとつとして子どもたちの武器になればと思っています。

オーストラリアでチャイルドケアを学んだことにより、今までには無かった新しい物の見方が出来るようになったと思います。


日本からチャイルドケアを学びに来られる方にメッセージをお願いします。


Diplomaコースは、楽しいことだけでなく、辛く大変なことも沢山ありますが、その分大きく成長し、将来のお仕事の幅も広がります。私はDiplomaコースを勉強して本当に良かったと思っています。

スタッフからのコメント

卒業後シドニーでお会いした時、1年分のお話をしましたが、お話内容がビジネスマインドになっていて、英語力も更に伸びていて、自信のある表情がとっても素敵でした。

美沙希さんの積極的にみんなと関わっていく努力や、TAFEの先生のお手伝いなど、いろいろな経験を積んできた結果ですね。

日本でのチャンレジの後は、オーストラリアの就職経験が待っています。さらなる飛躍をされることを楽しみにしています!!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号G176)
英語の習得はもちろん、様々な経験やチャンスを得られるシドニー。最終的な目標を是非お知らせ下さい!時間もお金も無駄にしないよう、効率的な方法をご案内します。もちろん、留学中は自分の方向性を見失った時、辛い時にもしっかりサポート。一緒に頑張っていきましょう! このカウンセラーに質問する

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