【体験談】高卒からの留学、1年目最大の学びとは。大学編入を目指してスタートした『TAFE留学』

織田乙葉さん | ノースシドニー | TAFE NSW | Hospitality Management | 1年4か月
大学進学を目指してTAFE留学を決めた乙葉さんの体験談です。高卒からの留学で1年目の最大の学びは何なのか・・・高校卒業後、留学を考えている方は是非ご覧ください。

TAFE留学を決めた理由を教えて下さい。



絶対に留学をしたい気持ちから、両親を説得をするために頑張ったリサーチ

私の将来の夢はCAになることだったので、高校生の時「大学生の間に絶対1年以上は留学したい」と思っていたのですが、2020年にコロナで移動制限となり、卒業に留学が必須の大学でも留学ができなくなっているのを見て、「私もできなかったらどうしよう」という危機感がありました。

そのため、高校を卒業したら留学をしようと考えだしたのですが、もともと英語での接客業に非常に興味があったこと、そして、海外で生活する経験もCAになるためにはとても大切になると思い、留学について両親に相談をしました。

両親は最初費用の面で驚いていましたが、説得をするために海外での大学進学について調べていくうち、TAFEから大学へ編入をすると少しでも費用を抑えられることを知り、その点を両親に伝えました。

母も留学経験者だったことから、その後は積極的に留学をサポートしてくれるようになり、無事TAFE留学が実現しました。

渡航前に心配ごとはありましたか?



家探し、学校、友達作りなど、たくさんあった心配ごと

シドニーやオーストラリアについて調べていたのですが、家賃や家探しなど、実際の生活に関する情報があまりうまく見つけられなかったので、とても不安でした。毎日シェア探しサイトを見て、「本当に見つかるのかな・・・」と心配をしていました。

また、TAFEの英語レベルもはっきり分からなかったので「ちゃんとついていけるのかな」とか、「友達できるのかな」と、いろいろと心配がありました。

ただ実際は、シェアも知り合いが紹介してくれたので、無事見つかりましたし、シドニーには思ってた以上にたくさんの国籍の人がいて、みんな同じ経験をしてるからかとても優しく、街中でも学校でも気軽に話しかけてくれてたので、友達もすぐに作ることができました。中でも、英語学校UECの進学英語のクラスメートとはすぐに仲良くなれ、英語学校卒業後もコンタクトを取るほど仲の良い友達になりました。

留学の最初は不安やわからないことも多いので、日本人に限らず学校の中や外でも、友達を作ったりコミュニティに参加するのは本当に大切だと思います。

私がスタートした時、UECにはアクティビティがなかったのですが、最後の1ヶ月でカンバセーションクラブができました。これに参加して他のクラスの人と友達になっている人たちもたくさんいましたので、これは友達作りにお薦めです。

シェア探しについて教えてください


辛いときに助けてくれる友達の大切さ

留学当初は学校で手配をしてもらったホームステイに住んでいたのですが、学校まで1時間ほどかかり、電車酔いから通学が大変になったり、ホームステイに小さい子供がいたので一人の時間がなかなか作れず、慣れるまで気持ち的に大変でした。

ホストも気を遣ってくれましたし、子どもたちが見るテレビを一緒に見たりすることで、英語の勉強にはなったのですが、早めにシェアを探そうとインターネットのシェア情報を見ながら、希望の条件に合うところを探していました。

国境が開いてすぐの時期だったこともあり、シェアの物件が少なくかなり難航したのですが、最終的には友達の紹介で決まりました。

最初のシェアは郊外にある家で、10人で1つの家をシェアしていました。しかし安心をしたのも束の間、「バスルームは8人で一つ」「日本人はいない」「男の人が多いところですごく汚い」など、環境的に結構辛く早く出たくなってしまいました。ただ、家を探すのに疲れてしまって、結局5ヶ月位は滞在をしました。

その後、再び友達からシェアを紹介してもらえて移動をしたのですが、ここは居心地が良かったので、シドニーの残りの期間ずっと住み続けることができました。

シェア探しの大変さは物件の量にもよると思いますが、決まった後の生活しやすさによっては、再度探さなくてはならなず、勉強が忙しい時期など自分の状況によっては、シェア探しがうまく進められないこともあります。そんな時はとてもストレスが溜まりますが、支えてくれたり頼りになったのはやはり友達だったので、なんでも相談できる知り合いやコミュニティは早いうちに作っておくのがお薦めです。

TAFEのホスピタリティコースについて教えてください



前半はスキルアップの実習中心、グループでのプロジェクトもある後半戦

前半は、マネジメント科目も少しありますが、メインは接客についてです。週に3回、TAFE NSWのUltimoキャンパス最上階に入ってる学生レストランで実習がありました。

調理師コースの学生が料理を作り、ホスピタリティコースの学生が一般のお客様にサービスをする実習が週に3回、それ以外にはバリスタの授業があったり、とにかく実習が多かったです。ここでクラスメートと助け合ったことで、みんなと仲良くなれました。私は実習をやるのが楽しく、一番好きでした。

前半のタイムテーブルは週に5日、後半は週に3日の通学になりましたが、代わりに大きなプロジェクトなどの課題が増えます。

科目にもよりますが、多くの場合1科目は10週間で終わるようになっていました。前半で4ー5科目くらいあるのですが、1つの科目で課題が3つはあり、すぐに次の締切がくるため、順番に自分でプランを立ててやっていかないといけない点が大変でした。

課題は英語学校でやったような、何千ワードにもなるエッセイはなく、スキルチェックやクイズが中心ですが、グループでのプロジェクトなどもあり、自分の意見をまとめたりすることがありました。

授業で印象に残っていることはありますか?



文化の違いに驚くことも

グループでのプロジェクトが大変だったので印象に残っています。

クラスメートは大きく分けて2つのバックグラウンドに分かれます。一つは、既にカフェやバーの経営をしてる人が勉強しにくるパターン、そして、もう一つは私ぐらいの20〜22歳くらいの若い(主に)留学生が勉強してるパターンです。

グループプロジェクトも、おおよそそのバッグラウンドや国籍ごとに分かれてしまいがちなのですが、私のクラスは他に日本人留学生がいなかったので、オーストラリアに長く住んでいて英語もできるペルーの男の子がチームリーダーのグループに入りました。

そのプロジェクトは最終の大きなもので、毎週チームリーダーに課題を送り、リーダーがまとめて先生に送り、フィードバックをもらうことになっていました。

ある日学校行ったら先生から『課題が送られてきてない』と言われ、自分は提出をしていたので状況の説明をしたことがありました。その後も、何度か同じことがあったり、リーダーから提出日に『やってないよ』といわれることも。

そのプロジェクトは先生がしっかり管理をしてくれていて、『私はどのパートをやりました』とサインをして出すことで、自分のやったパートが先生に分かるようになっていて、自分のパートが問題なければパスできたので助かりましたが、日本ではありえないことに驚くことが沢山ありました。

そのため、課題の締切前には他のメンバーに何度もメッセージを送ったりして、ちゃんと進んでいるか何度も確認の連絡をしたり、できる限りのことをしました。私は大学に進学をしたいので焦っているのに、相手はのんびりとしてたので、本当に怖かったです。

個人の課題は割と早めに終わらせるよう進められたのですが、グループは他の人との共同作業なので、うまく進めていくのは本当に難しいと思いました。



逆に、実習は大変でしたが、ほんとうに楽しくて印象に残っています。バリスタにも興味があったので、テストは散々でしたが、その後すごく頑張って、コーヒーを全種類作れるようになったことは嬉しかったことの一つです。

そして、英語でお客様へのサービスを実践的に学べたことも、本当に貴重な経験となり、自信もつきました。また、レストラン実習の後、残った料理をみんなで食べるのですが、その時にクラスメイトと話しながら食べたり、その後一緒に帰ったことはとても楽しかった思い出です。

勉強はどのくらいしていましたか?

たくさんの時間を過ごした図書館

授業ない日は図書館に行って課題を進めたり、授業の予習復習などをして、アルバイト以外の日は結構勉強をしていました。

最初は授業についていけてるのか、自分でもわからない位授業が理解できていなかったので、それに焦って少しでも理解しようと、授業の教科書を何回か読んだりノートに書いたりして何とかついていってました。

その甲斐あってか、クラスメートから『ノートを見せてほしい』と言われるほどになりました(笑)

アルバイトについて教えてください

ハードルが高い未経験者

アルバイトはたくさんしました !最初に始めた日本の焼肉バーベキューのお店は、お友達に紹介してもらって入ったのですが、最後までやっていました。

他には、カフェにも挑戦をしました。面接はうまくいったのですが、スタート数週間後に「英語力とスタッフとのコミュニティ力が足りないから」と言われ、終了となってしまいました。当時の私は「お客様の英語をちゃんと理解しないと」「ちゃんとメニューを覚えてやらないと」と仕事に集中してしまっていて、ワークメイトたちとのコミュニケーションまで気が回っていませんでした。

残念な経験でしたが、この点にも気をつけて、カフェのアルバイトに再度チャレンジしたいと思っています。

シドニーに留学をして良かったと思うことは何ですか?



日本人コミュニティと都会の楽しさ
シドニーは日本人が多いと思うので意見が分かれると思うのですが、高校を卒業してはじめての海外での勉強、はじめての一人暮らしに頑張って、ちょっと疲れたなという時、日本語でちょっと話せる人がいたり、支え合える人がいたのは良かったなと思います。

また、シドニーは大きな都市で、国籍も含めいろいろな人がいます。多国籍な分、日本では見たことのない様々な国の本格的な料理も手軽に試せたり、沢山の目新しいことに出会えるのは都会ならではの楽しさだと思います。

高校卒業後、留学をしようと考えている方へアドバイスはありますか?


様々な事前準備はやはり大切

まず、オーストラリアでは職歴重視なので、高校生のうちにアルバイトができるならやっておいた方が良いです。

オーストラリアでは、初めてやることが多くなると思いますが、アルバイトもその一つになる方が多いと思います。日本では初心者歓迎のところがたくさんありますが、オーストラリアでは経験重視。最低1年の経験など求められることもよくあります。私の高校はアルバイト禁止だったので、こちらで出す履歴書はほぼ真っ白で、仕事探しも本当に苦労しました。

あとは、やはり英語です。英語はできるだけできた方が絶対に良いです。

自分の中で変わったなと思うことはありますか?



様々な困難を乗り越え身についた自信

人とのコミュニケーションにおいて、日本では慣れるまで少し時間のかかるタイプでしたが、今は街中で声かけられてもちゃんと話せるようになりました。英語に自信もついたし、コミュ力にも自信がつきました。自分がすごく変わったなと思います。

TAFEで色々な人に出会えたからというのもありますが、自分の力でシドニーに1年以上住んでるというのもあると理由の一つだと思います。

シドニーの1年3ヶ月を振り返って思うことを聞かせてください



生活を通じての成長と両親のありがたみ

思っていた以上に留学生活は大変でした。高校生の時は勉強を頑張ったら順調に進んでいけましたし、家に帰ったら親がご飯を用意してくれていました。

しかしここでは、授業がパスできるかわからない、家やアルバイトのことなど、気持ちが落ち着かない時でも、家帰ったら自分でご飯作ったり洗濯や掃除をしたり、家事も自分で全部しないといけなくなって、一気にやることが増え、プレッシャーを感じました。

ただ、そこから得たこともたくさんありました。様々な国籍の人や日本人でも年上の方たちと仲良くなれ、その方たちから生活のスキルや知識を得ることができたのは、すごく良い経験になりました。大変でしたが、今は留学に来て本当に良かったと思っています。自分の成長を感じられる一年となりました。

振り返ってみると、学校での学びはもちろん大きかったですが、人生経験についてのインパクトの方が大きかったかもしれません(笑)
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号G176)
英語の習得はもちろん、様々な経験やチャンスを得られるシドニー。最終的な目標を是非お知らせ下さい!時間もお金も無駄にしないよう、効率的な方法をご案内します。もちろん、留学中は自分の方向性を見失った時、辛い時にもしっかりサポート。一緒に頑張っていきましょう! このカウンセラーに質問する

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