【体験談】多国籍、多様性のオーストラリアで美容を学ぶ!

甲斐沼 絵理さん
語学留学期間を終えた後、サンシャインコーストのLexis TrainingでDiploma of Beauty and Therapy の勉強をされているEriさん。

現在学校でオーストラリア現地サロンで働くための知識や技術を、現場さながらの環境で実践を重ね学ばれています。

学校の併設サロンでは指名ももらう腕前。留学中に自分の好きなことや得意なことにも気づき、将来の夢も出てきました!


どうしてBeautyの勉強、留学をしようと思ったの?


正直言うと、オーストラリア留学センターの小林さんとミーティングする前まで、美容を学ぶということは考えていませんでした。当時は大学進学も考えていたのですが、メイクが好きだという話から、こんな学校もあるよって紹介してもらったのがきっかけです。

考えていく中で、本当に自分の好きなことを勉強したいと思いました。

進学先としてTAFEも考えていたのですが、Lexis TrainingとTAFEの比較した表を送ってもらい、総合的に考えLexis Trainingを選びました。決め手は実技の授業が多かったこと、また費用が抑えられていた点です。

メイクの分野はたくさん実践を重ねることが大事だと思っていたので、実習が多いというのは魅力でした。

本科前、美容に関する知識はありましたか?


メイクは好きなので、ちょっとだけありました。でもみんなが知ってるくらいの一般常識程度です。


英語力について教えてください!


本科スタート前の英語力はどのくらいでしたか?


英語力がまだ足りなかったので、最初語学学校で英語力を鍛えるところからスタートしました。最初のレベルはIntermediate(中級)で、5ヶ月間で英語文法や知識をしっかり養えたと思います。

無事規定の英語力に到達し本科に入学をしたのですが、この時は今みたいに先生が何を言ってるか100%はは分からないけれど、指示されていることは分かるくらいでした。

クラスは6名と少人数だったのですが、半分はローカルの学生さんで残り半分は南米出身の留学生で、ネイティブスピーカーの中での勉強に最初は自信が持てませんでした。


2年後、今の英語力は?


もう今は全部聞こえます。自分の言いたいことは全部言えるし、相手にも伝わってると思います。

私にはこのある意味日本人に頼れない環境が本当に良かったです。ローカルの学生さんたちもキャリアのために真剣に取り組んでいます。2年の留学期間中、一人だけ日本人の学生さんと同じクラスになりました。


実際にコースが始まって…。ネイティブの環境についていくのはどうだった?

最初は必死でした。授業の合間に分からない単語を調べたり…常に美容と英語の勉強をしている感じです。でも学校が始まって3-4ヶ月くらいで先生の英語にも慣れて来ました。

ちょうどその頃、サンシャインコースとのマーケットでの仕事が始まって、店舗のセットアップ、営業、片付け…一人で全部やらなきゃいけなくて。この経験を通して英語力が鍛えられたというのもあります。



お店にはカフェ部門もあって、ネイティブの人たちと働いて、ネイティブのお客様を接客する毎日。

最初はアクセントが強い人のコーヒーのオーダーすら取れなくて、テイクアウェイのお客様の名前を聞いても、聞けなくて…。常連さんから怒られたこともあって、自信をなくし、泣きそうになったこともあります。

でもそんな経験もしつつ、ネイティブ環境で働くのは鍛えられるし。強くなります。お年寄りの話す英語って難しいんです。いろんな人の英語を聞くのが大事だなと感じました。


実習授業について教えて!


月火にクラスがあったのですが、オーストラリアのサロンで働くために必要なことを 全般的に学びます。

■衛生
衛生は基本中の基本。授業はちょっと退屈だけど、美容業界で働く上でとても重要な内容です。


■眉毛とまつ毛染め、リフトアップ

まずは1ヶ月ほどかけて、眉毛を染める、まつ毛パーマ、まつ毛エクステについて学びます。

今となってはもう普通だけど、最初は「まつ毛のTintって何?」ってなりました。日本人は元々毛が黒いので馴染みがないですが、毛の色素が薄い人も多いので、眉毛の色を濃くしたいという需要があります。実習中は自分もモデルになるんですよ。



■マニキュア、ペディキュア
衛生も含め、塗り方、スクラブマッサージの仕を学びました。爪のキューティクルを取ったり、綺麗にケアしてあげたり、かかとのガサガサをなめらかにします。


■メイクアップ

メイクアップについては幅広くやりました。日中用のメイク、夜用のメイク、撮影のためのメイク、リメディアルメイクについても学びます。

レメディアルメイクというのは、あざを隠したりするカモフラージュメイクやタトゥーをカバーするメイクなどです。隠せる色味を調合します。結構しっかり隠れるんですよ。

■スプレータン

スプレーを使った一時的な日焼けの方法。こっちの人は日に焼けた肌が好きな人が多いので需要があるんです。正直興味は薄かったけど、オーストラリアで働くにはできるようになっておかねば。という精神で頑張りました。

■ボディーワックス
これは大好きな施術です。顔や脇、デリケートゾーンをワックスで一時的に脱毛する方法なのですが、痛いのでなるべくお客様への負担がかからないように、できるだけ早く処置できるように心がけます。お客様の毛の太さなどによって塗り加減も調整します。施術している側としてはどれだけ取れたか見れるのでやりがいがあります。笑

■フェイシャルトリートメント
モデルさんはお昼寝タイムになってしまうほどリラックスした時間です。マッサージもします。より高度な機械を使ったフェイシャルトリートメントについても学べました。


■ボディマッサージ
私の強みであり、得意なことです。

卒業までのこれからの実習のスケジュールを教えて!

来週からホットストーンが始まります。インディアンヘッドマッサージ、マイクロダーマブレーション(お顔に使う機械です)リフレクソロジー、アロマについて勉強していく予定になっています!


実技以外ではどんなことを学びますか?


■セールス

サロンではスキンケアなどの商品も売ることができる人を求めているサロンが多いので、セールスについても学びます。ロールプレイングの中で、お客さんと販売員に分かれ実際の現場を演じます。”あなたの肌にはこの商品が合っているよ”など提案ができるようになります。

■ソーシャルメディア

これは今年からの新しい科目なのですが、InstagramやTwitterを使ったお店の情報発信や宣伝、顧客とのコミュニケーションについても学びました。

利用規約をちゃんと調べたり、実際にクラスでアカウントを作って、アップしていくコンテンツやプロモーションを考えてみたり、ポジティブ、ネガティブなコメントにどうやって対応するかを考えたり…。

■多文化、多様性を踏まえた接客

オーストラリアでは差別は違法なので、一人一人をちゃんと尊重する大切さについて、きちんと授業で学びます。
例えば宗教上の理由で被っているものがある。外してもらいたいけど、外せないこともあったりします。こういうことについても、そんな時はどうしたらいいのか学んでいきます。

そうそう、英語が十分できない方への対応も勉強します。色々なカルチャーが混ざるオーストラリアならではだなぁと思いました。

相手に嫌な思いをさせずに、ジェスチャーや、指差し、書いてみたり…伝える方法は言葉以外にも色々とあります。


教えてくれる先生について教えて!


先生たち、大好きです。現場での経験が豊富なプロフェッショナルでもあるので、今までの仕事での実体験や失敗談を聞いたりするのも楽しいです。

Venus先生

Venus先生は私のパッションでもあるメイクを教えてくれていました。メイクアップアーティストで、舞台メイクや映画の撮影時のお化粧を専門にされています。

私はペイシェントな先生だよ、何でも聞いてね!って最初に伝えてくれました。留学生に対して理解があるし、知識もあるし、なんでも答えてくれるし、本当に助けてくれる、お茶目でとっても可愛い先生です。

キャンパスでは、”Eri、今日のメイク素敵だね、Eriのメイクとっても好きだよ!”って褒めてくれたりします。

なんと、Venus先生は実際の撮影現場に私をアシスタントとして呼んでくれました。本場の現場が見れるなんてすごい!と思って、もちろん行きました。

現場では、演者さんのクレンジングと下地を塗るまでを完了することを指示されていたのですが、先生も演者さん6名のメイクとヘアを全て担当されていて、結構時間が押してしまい、最終的にはメイク自体もさせてもらえることに…!感激でした。

この現場での経験は間近でプロの仕事を見ることもできて、本当に貴重でした。ちなみにNetflixのドキュメンタリー番組でした。


Lindsey先生

キャンパスマネジャーでもあるLindsey先生は、肌にまつわる授業、またボディマッサージについて担当してくれました。とにかく体の知識が豊富。細胞や筋肉、骨についてすごく楽しそうに話してくれるんです。そして実際面白い!!




最近現役のサロンマネジャーが学校に講師として来てくれています。授業では現場のことがいっぱい聞けるし、マッサージの技術もガッツリ学べました。ちょっとしたテクニックだけど、色々なやり方があります。色んな先生から様々な施術方法を学ぶのってとても大事だと感じました。


大変なことはある?


セオリーの課題がとにかく大変でした。科目ごとに課題があり、出しても出してもいっぱいあります。そして提出したら終わりではなくて、もし出してダメだったらやり直しも必要です。

なので日々セオリーに追われました。学校以外にも働かなきゃいけないし、家事もあるし…バランスを取るのが大変でした。週のうち、丸1日は課題に費やしていました。

実技もやって終わり、ではなく、お客様に何をやったのか、何色を使ったとか、全てフォームに記録しなければいけません。施術も規定人数以上終わらせなければいけないし…大変なこともありました。


楽しい瞬間を教えて!


月曜の朝、登校するとみんなで使うタオルをみんなで畳みます。先生が週末何したの?とか、しょうもない話をするんだけど、そんなふとした瞬間がとても楽しいです。みんなで話したり共有したり…Lindsey先生がめちゃくちゃ面白い方なので、話を聞くのが大好きでした。

あとは、実際にクリニックに入って、施術を終えたお客さんが感謝してくれると、やっててよかったなって思います。


学内サロン運営について詳しく教えて!


レクシスのビューティーセラピーコースにはサロンが併設されていて、外部のお客様を実際に施術していきます。



サロンは週1でオープンしていて、9時半〜15時が最終受付、16時には撤収というスケジュールです。オープンする日は予約でいっぱいです!メニューによりますが、1日で4-5名の施術をしていきます。


お客様来院からの流れを教えて!


まずお客様がいらっしゃる前に、サロンのセットアップを全て完了させ、お客様がいらっしゃる時のために準備万端にするところから始まります。

お客様がいらっしゃったらお迎えします。

まずはフォームを記入してもらい、メニューによって必要があれば着替えの誘導をします。

当日に予約内容を変更する人も多いので、今日は何のメニューを受けるのか確認をし、初めてそのメニューを受ける人には、どんな順序で今日のメニューが進んでいくかも説明を先にします。

例えばフェイシャルマッサージは顔だけでなく肩下のマッサージもするので、上半身を脱いでいただく必要があるのですが、”なんでフェイシャルなのに脱ぐの?”ってならないように伝えてあげます。

ここまでで10分とかかかってしまうのですが、私は施術の時間は短くしたくないと思っているのでなるべくスムーズに進めます。

どんなメニューがあるの?


基本的にはオーストラリアのサロンにあるメニューは、ほとんど何でもやります。

特にマッサージとフェイシャルの時は燃えます。好きだし、自分の強みだとも思うので。

先生にもEriは手を使ったマッサージが強みなんじゃないって言ってもらえて。実際私もそう思っていたので、先生はよく見てくれてるなって感じます。

お客様に払った料金以上のことを感じて帰ってもらいたいって思いながらいつもやっています。

施術が終わったあとは、次誰が担当しても分かるようにちゃんとログを残すところまで行います。

どんなお客様が来るの?


私たちのサロンは基本どんな人でも全員ウェルカム!です。女性が多いけど、男性もいらっしゃいます。ティーンエイジャーでも親御さんの許可があれば来院できますし、何かDisabilityがある方でもサポートをしっかりします。例えば常連さんには目の不自由な方もいるのですが、誘導をしっかりしてあげたり。年配の方も多い印象です。

サロン運営のやりがいを教えて!


メイクも好きですが、マッサージするのもとても好きです。
お客様の肩や首が凝ってたりしているのを、しっかりほぐして良くしてあげて、感謝してもらえる時や、施術したお客様が、「また次Eriにお願いしたい」って指名してくれる瞬間とかはとても嬉しいです。


将来どんなことがしたいですか?


最終目標はメイクアップアーティストかなと思っています。

でも初めからというのは難しいので、得意なマッサージとフェイシャルができるスパで働くことから始めつつ、並行してメイクをやっていこうかなと考えています。

今はサロンへ履歴書を送ったりとお仕事探しを頑張っています。

サンシャインコーストの友人が二人で自分たちのサロンを開業していて、まつ毛、眉毛、ネイルなどをしているのですが、そういった友人からもとても刺激を受けていて、早くその段階までいきたいなって思っています!


これからBeauty & Therapyを学びたい人へ


最初、ネイティブイングリッシュへの苦手意識があったけれど、身構えなくて大丈夫です。慣れていきます。ただ自分が最初大変だったので英語はできたに越したことはないです。恐れないことが大事だと思います。

学校は本当に行ってよかったと思っていて、技術も英語力も身につきました。また、自分の得意なことや可能性にも気づいて自信を持つことができました。

あと、ほとんどのサロンがDiplima以上を修了していることを基準にしているので、長い目でみるならCertificateだけではなくDiplomaまで頑張るべきだと思います。あと、Diplomaではサロンでの知識の全部が学べるので、その中で何が自分が情熱を持ってやっていけるのか、何が好きなのかも発見できます。

スタッフからのコメント

絵理さんと最初にお話をした2021年8月のこと、まだ今でも鮮明に覚えています。

まだこれからの進路についてどうして行こうか考えていた絵理さん。

好きなことを本気で勉強してみようと決意されてから、英語も、学校での実技も課題も本当に頑張っていらっしゃいました。

サンシャインコースとからブリスベンに遊びに来るときはいつでも声をかけてくれて、学校のこと、近況、これからの人生のこと…たくさんお話しましたね。



”好きなことだからこそ頑張れる”って、こういうことなんだなと、会うたびに更なる成長とスキルアップをされてゆく絵理さんの姿を見ていると、いつも思うのです。

これからもずっと輝き続ける絵理さんでいてくださいね。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号S618)
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