【体験談】Fashionへの情熱を将来のキャリアへ繋げたい

篠田咲さん | ブリスベン | Queensland University of Technology | Fashion and Textiles
日本の高校卒業後、大学では大好きなFashionの道へ進んだ篠田さん。まずはQUT(クイーンズランド工科大学)の付属カレッジに入ってDiploma of Creative Indusryコースを修了。その後、大学のCreative Industriesコース2年次に編入してFashion Communicationを専攻しています。その具体的な授業内容や将来の展望について伺いました。

日本で高校卒業後、オーストラリアで大学進学しようと思ったきっかけは?

留学のきっかけは、高校の海外進学に詳しい先生にQUT(クイーンズランド工科大学)をお勧めしていただいたことです。英語圏でなおかつ治安も比較的良い、日本との時差が少ない、海や自然が豊かできれいなことも興味をもったきっかけでした。

Diplomaコースではどんな勉強をしましたか?


Diplomaでは、Creative Industries学部内の基礎となる科目、例えばテクノロジー、デザイン、写真、ソーシャルメディア、スピーチなどの基礎的なレベルの授業でした。もちろんレファレンスの仕方、エッセイ・レポートの書き方など大学で必要になる英語の基本的なこともしっかりと学びました。

専攻のFashion Communicationではどんな勉強をしていますか?


一言で言うのは難しい専攻なのですが、ファッション業界に関わる様々な業種や話題を幅広く勉強できるコースだと思います。また、ファッションの持つ意味、ファッションと様々な事柄の関係性について考える学部でもあると思います。

大学2年次に編入して1年目に履修したのは、ファッション雑誌などのメディア、ファッションの歴史、サステナビリティ、ソーシャルメディアとファッションなどの事柄について触れる授業でした。

Fashion Communication専攻で特に興味深かった科目は?

Fashion and Style Journalism
この授業は私が履修した学期で終了してしまったのですが、実際に学生自身だけでzineという自主制作のファッション雑誌をつくるという内容が主でした。

人それぞれで役割分担が違うのですが、実際に撮影や取材をする人や、編集をする人、クラウドファンディングの為に宣伝をする人など、リアルな編集者として働いているような体験ができ、今までで一番色々な人と関わって作り上げるプロジェクトでした。

Marketplace Simulation
この授業も実践的にマーケティングの法則などを学べる授業でした。約9週間後の授業の後、二日間のマーケットデイでグループで開発した商品をバーチャルなマーケットで売り買いし、結果を分析して最終的に25〜30ページのレポートを提出するというものです。

これもPRや価格設定までグループ内で先生に基本的な法則を教えてもらいながらマーケティングをするというもので、マーケティング戦略の基礎をやりながら実際に学べる面白い授業でした。

逆に、苦労した科目はありますか?

Design Visualization
これはもうひたすらにハンドドローイングとデザインの基礎を学ぶ授業で、デッサンからペン塗りまでみっちりやります。前半は毎週モノや人の顔・体の描き方の基礎を学び、その後自分の選択したデザインの分野(私の場合はファッション)にそったデッサンを後半で学びました。

この授業は必修の授業で、履修しないと卒業できないカリキュラムになっているので、もともと絵が上手いわけではない私には大変でした笑。でも意外と軽いスケッチをできるようになるとファッションデザイン専攻ではなくても絵を描く授業など後々あるので、とても役に立った授業だと個人的に思います。

大学の授業や課題にはどのように取り組んでいますか?


当たり前ですが、基本的に授業にはきちんと出席し、事前に出された予習やリーディングをやっていました。課題については私の場合、セメスター初めに全ての課題の締め切りに合わせて、毎日どのくらい終わらせるか、1セメスターまたはセメスターブレイクまでの分のスケジュールを立て、その通りに進めるようにしています。

なるべく平日に集中的に分量を多くし、週末など友達と遊ぶ時などは課題のことを気にしすぎず区切りをつけられるように、勉強は計画的にやる癖をつけるようにしています。

モチベーションが欲しい時は家で勉強せず外でやるようにしたり、友達と図書館にひきこもったり笑、楽しくやる工夫をするようにしています笑。

ブリスベンで出会った人の中で、刺激や影響を受けた人は?


一人は、セメスター1で取った授業で出会った先生です。その先生から今まで深くは知らなかったファッションにまつわる色々なトピックを学んだことで、私のファッションへの興味のある分野が広がったり、ファッションに対する考え方や見方が変わったと思います。

初めての本格的なファッションの授業だったこともあってか、その授業ではただ一方的に教えてもらうというより、自分の身近なところから考察し分析することが新鮮で、これからもファッションを勉強する上で役に立つ事を学べたように思います。

あとはやっぱりブリスベンで出会った友達です。オーストラリア出身の現地の学生なのか、または、日本やその他の国からの留学生なのかに関わらず、今まで出会って自分とは全く違う所で育った人たちから学ぶことはとても多いと思います。友達と話していて、みんな同じ年齢層でも考え方が自分とは違っていて、そこから学んだり、小さい行動からでも真似することで自分の成長に繋がったりすることもすごく大事だと感じる事がありました。

ブリスベンに来てからの印象的な出来事は?

やっぱり一番印象的なのは、こっちで出会った新しい友達と仲良くなったことだと思います。特に覚えてるのは、最初にオーストラリアに到着してからすぐ学生寮のウェルカムパーティーで出会った子たちとご飯に行ったり、ショッピングしたりしたことです。

私にとって初めてオージーの友達ができたきっかけでもありますし、最初すごく不安で右も左もわからなかった私に優しく接してくれた友達たちには感謝しかないです笑。

内向的な私にとって、友達作りや新しい人とのコネクション作りは、色々な意味で挑戦的でしたが、オーストラリアにきて割とすぐに気の許せる友達が出来たことは、すごく安心でしたし、その後の励みにもなりました。

勉強以外の時間はブリスベンでどのように過ごしていますか?


セメスターブレイクや週末では、友達と勉強したり、ひたすら課題や家事をやる日もあれば、Gold Coast に旅行に行ったり、友達とカフェやモールに遊びに行く日もあります。

シティの近くにあるBrisbane Riverがとてもきれいで手軽に行けるので、勉強の帰りなどに川沿いを歩いたり、飲み物などを買ってゆっくり過ごすこともできるので、ブリスベンで気に入っている場所の一つです。都市部と自然が両方楽しめるところがブリスベンの良いところの一つでもあり、日中は基本的にあたたかく、晴れていることが多い事も気に入っているポイントです。

都市部は便利さもありますが、ブリスベンは人も多すぎず少なすぎず、落ち着いてのんびりした雰囲気を楽しみたい人にはぴったりだとおもいます。

留学してから自身が成長したなと感じるところはありますか?

わたしの場合、一人暮らしもはじめてなので当たり前の身の回りのことをこなしたり、初めての土地で生き抜く力や対応力がついたなと感じます。笑 

また大学生として自由も増えたので、ちょっとした行動力だったり、自分の選択したことに対する責任感なども海外で一人暮らしするなかで身に付いてきた感じます。

改善したいと思った事は自分のなかで目標を決めるようにしたり、自由が多いからこそセルフコントロールをしていく事が大事だというのはブリスベンに来て1年目ですごく身に染みて学んだ事の一つです笑。

卒業まで残り1学期。やりたいことや挑戦してみたいことは?

勉強面でいうと、もっと自分の専攻であるファッションについて自主的に深く学んだり、積極的なコミュニケーションを通して友達と学びを深めたりしていきたいと考えています。

プライベートではオーストラリア国内を旅行して行ったことのない場所に行ってみたり、大学内外で色々な人とコミュニケーションを取ることに挑戦したいと考えています。

卒業後はどのようなキャリアを考えていますか?

まだ熟考中ですが、ファッションブランドのマーケターやファッションメディア関係の企業への就職を考えています。オーストラリアで学び得たファッションとビジネスの知識、英語力を活かして海外のトレンドを日本に伝えたり、日本でファッションを楽しむ人を増やせるような仕事をしてみたいと思います。

Fashion Communicationを目指す高校生たちへアドバイス・・・

よく言われる、「海外の大学は入ってからが大変だ」というのは個人的には本当だと思います笑。でもその分自分が本当に興味のあることを勉強できて、今まで全く知らなかった世界を自由に探求できるのが、最大の長所だと思います。それが自分の場合、情熱をもって勉強できることがファッションでした。

QUTのFashion Communicationはファッション業界の様々な業種について幅広く勉強できるので、「将来はファッションに関わる職業に就きたいけどまだ正確に何の仕事か絞れない」や「ファッション業界についてとにかく知りたい」という人にはぴったりなコースだと思います。

現地オーストラリア人の学生も多く、少人数のコースなので先生との距離も近いので、ほんわかした雰囲気ですし、ファッションがとにかく好き!という人はぜひお勧めしたいコースです!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H318)
13歳でのメルボルン短期留学をきっかけに「英語」と「海外」に目覚め、その後カナダ(語学留学)とアメリカ(大学留学)にも留学。卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ再渡豪し、オーストラリア留学センターでワーペリ。帰国と同時にオーストラリア留学センター日本窓口が開設され現職へ。留学生を現地オーストラリアで「迎え入れる立場」と日本から「送り出す立場」、両側での勤務経験を通して、双方の視点からアドバイスすることを心がけています。 このカウンセラーに質問する

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