化学プロセスプラント技術(Process Plant Technology)
コースで学ぶ内容
化学製品を生産するプラント施設で、生産プロセスや設備を扱う技術者またはオペレーション技術者となるためのコースです。
コースでは、化学薬品の取り扱い、機器の保守管理、非常時の対応、複雑な問題の解決、工場の安全管理、環境への影響等についての知識が身につきます。化学薬品等、危険物を使用する工程での、安全管理などを学びます。化学、石油・ガス、炭化水素、新興電池技術、加工・精製などの業界において、さまざまなキャリアの可能性を求める方に適した内容です。
このコースは、西オーストラリア州パースにある州立専門学校
TAFE WA - South Metropolitan TAFEMunsterキャンパスで開講されています。
コースは、実際に稼働する石油・ガス施設とプロセスプラントを備えた、世界クラスの専門トレーニング施設、ACEPT(Australian Centre for Energy and Process Training) Centreを利用して行われます。
ACEPTの蒸留プロセスプラントは、制御室、蒸留塔、プロセスプラントや石油・ガス産業に関連するデジタルリソースを備えており、実際の産業環境をシミュレートして学習することが可能です。
Diploma of Process Plant Technology(6ヶ月)
プラント設計やプロセスプラント運転などのプロジェクトに必要なスキルと知識を身につけます。個人またはプロジェクトチームの一員として、工学原理、プラント改造の管理方法、エネルギーと物質収支の理解、リスク管理と安全ケースの管理についても学びます。
コースでは、製品の故障、プラントの性能、および機器を分析する能力を養い、新製品の開発に貢献し、支援するために必要な専門知識を身につけます。
学生はコース期間中、週に約2.5時間、キャンパス内の模擬作業環境で、監督の下で工場実習を行います。実際の産業をシミュレートした環境で実践的なトレーニングを受けられます。
【コース開講日】
2024年1月(2023年の開講はありません)
コースは下記のコア4科目+選択6科目から構成されます。
コア科目例 |
Participate in environmentally sustainable work
環境に配慮した持続可能な業務慣行に参加する |
Achieve work outcomes
仕事の成果を上げる |
Process and record information
情報の処理と記録 |
Work safely
安全に作業する |
選択科目例 |
Apply statistics to operational processes
業務プロセスへの統計の適用 |
Undertake process capability improvements
プロセス能力の改善を行う |
Determine energy transfer loads
エネルギー移動負荷の測定 |
Determine mass transfer loads
物質移動負荷の把握 |
Analyse equipment performance
装置性能の分析 |
Contribute to safety case
セーフティケースに貢献する |
※上記は2023年のTAFE WA - South Metropolitan TAFEMunsterキャンパスの情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。
Advanced Diploma of Process Plant Technology(Diplomaと合わせて1年)
ディプロマコースで得た専門知識を拡げ、プロセスプラント技術および製造のキャリアをさらに向上させます。プラントのパフォーマンス、機器および製品の故障の分析、複雑な問題の解決、リスクと安全性の管理について学びます。
さまざまな関係者との英語でのコミュニケーション、チームを管理する能力も向上させることができます。このコースを修了すると、Engineers Australiaの準会員資格を得たり、また、大学レベルの関連コースへの進学する道も開かれます。
学生はコース期間中、週に約1時間ほど、キャンパス内の模擬作業環境で、監督の下での実習も行います。
【コース開講日】
2024年7月(2023年の開講はありません)
コース科目などの詳細はお問い合わせください。
※上記は2023年のTAFE WA - South Metropolitan TAFEMunsterキャンパスの情報です。
※コース受講には、Diploma of Process Plant Technologyを修了している必要があります。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わります。
英語力はどれぐらい必要?
IELTS Academic 5.5(各バンド5.0以上)か同等
TAFE WAのProcess Plant Technology各コースに直接入学する場合、IELTS 5.5(アカデミックモジュールで各バンド5.0以上)またはTOEFL iBT 55または英検準一級または同等レベルの英語力証明が必要です。
英語力が足りない場合はどうすればいい?
TAFE WAが提携する英語学校とセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、
IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。
その際、英語コースにどれだけ通えばいいか?は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果を
こちらからお知らせください。
オーストラリア留学センターは、TAFE WAの公認出願窓口です。ご自分で学校に直接申し込むのと同じ費用で、有資格留学カウンセラーによる入学手続き代行、現地6都市でのサポートが受けられます。留学を真剣にお考えの方はぜひご利用ください。
専門学校で取得できる資格
オーストラリアの専門学校では、コース期間(内容)に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma(ディプロマ)レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。
専門学校から大学進学へのステップ
TAFEやカレッジで Diploma(ディプロマ)を取得した場合、各教育機関が提携している大学の関連コースへ進学または編入が認められる場合があります。
(コースによる異なりますので、詳細はぜひお問合せください)
こんな仕事 & キャリアに役立ちます
安全管理技術者
資源系会社の技術者
コースを開講している学校一覧
*授業料は 1セメスタ(6ヶ月)あたりの金額となります