教員助手/教育サポート(Education Support)
コースで学ぶ内容
オーストラリアでは、学校で教員の手伝いをするアシスタント人員を、
Teacher Aide=ティーチャーエイドと呼びます。
コースでは、小学校・中学校・高校までの教育環境で、アシスタントを必要とする授業や、病気などによる心身の発達の遅延などがある生徒のサポートなどを行うための専門スキルを、実習などを交えながら実践的に身につけます。
オーストラリアでティーチャーエイドとして働く人の数は、過去5年間で大きく増加しています。この傾向は今後も続くとみられ、2022年には114,700人ほどまで雇用の増加が見込まれています(下記グラフ参照)
*Source: Department of Jobs and Small Business, joboutlook.gov.au
Certificate III in Education Support
教員助手として、生徒を教育するための基礎的なスキルを学びます。識字能力・語彙力・語学力の向上を目的にしたサポート、ならびに教育チームの一員として効果的に働く方法を身につけます。学校や地域教育の場など、さまざまな教育環境の監督下で働くことを目的とした内容です。
【科目の一例】
− 教育プログラムへの支援
− クラスやセンターの組織・管理への貢献
− 生徒や同僚との効果的な連携
− 子どもや若者の行動をサポートする
− 生徒の健康と安全に貢献する
− 読み書きと口頭言語スキルの支援
− 数値計算スキルのサポート など
※このほか、選択科目やワークプレイスメントがある場合もあります
【選択科目の一例】
− eラーニング管理システム
− 障がいを持つ生徒への学習促進
− リスクを持つ子どもや若者の特定と対応
− 子どもや若者の行動をサポートする
− 職場の安全衛生 など
Certificate IV in Education Support
オーストラリアでティーチャーエイドまたはアシスタントとしてとして働くために必要とされるレベルです。読み書きと学習、行動指導、障がいを持つ生徒や学習が困難な生徒への適切なサポート、ならびにアボリジニとトーレス海峡諸島の文化や教育戦略についても学びます。
【科目の一例】
− リスクを持つ子どもや若者の特定と対応
− 職場の健康と安全
− 子どもや若者の行動をサポートする
− 障がいを持つ生徒への学習促進
− 数学を学ぶ際のサポート
− eラーニング管理システム
− 多様な人々と働く
− アボリジニおよび/またはトーレス海峡島民の教育支援
※このほか、選択科目やワークプレイスメントがあります
【選択科目の一例】
- 教室外で生徒を監督する
- 追加サポートが必要な生徒との作業
- 生徒の学習促進の支援 など
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オーストラリアで教員(幼稚園・小中高)
専門学校で取得できる資格
オーストラリアの専門学校では、コース期間(内容)に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma(ディプロマ)レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。
専門学校から大学進学へのステップ
TAFEやカレッジで Diploma(ディプロマ)を取得した場合、各教育機関が提携している大学の関連コースへ進学または編入が認められる場合があります。
(コースによる異なりますので、詳細はぜひお問合せください)
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*授業料は 1セメスタ(6ヶ月)あたりの金額となります