オーストラリアで学ぶ海洋学/海洋生態学


島国であるオーストラリアは、世界の海洋学研究を牽引している国の一つです。インド洋、珊瑚海、タスマン海、アラフラ海、ティモール海など異なる海洋に囲まれており、独自の海洋生態系が存在していることがその背景にあります。またオーストラリア総人口の85%が海岸沿いの都市に住んでいることもあり、オーストラリア人にとって「海」というのは様々な産業に置いて重要な位置付けとなっています。

オーストラリアは海洋保護や持続可能な漁業など、海洋環境の保護に積極的に取り組んでいます。オーストラリアの多文化な環境は、世界中の国からの学生との交流を深め、国際的な視野を広げることにも繋がります。このように、将来のキャリアにおいて国際的なネットワークを構築することができるのも、オーストラリアの大学で海洋学を学ぶメリットの一つといえるでしょう。

海洋学では何を学ぶ?どんな人に向いている?

海洋学は、一言でいうと「海のスペシャリストになる学部」です。海の生物や植物について、汚染や環境問題について、水産業について、海を研究することでの気候変動についてなど、海にまつわるあらゆる分野について学ぶことができます。海が好きで興味がある人や、海の未来に関心がある人にとって、海洋学は奥が深く、興味をそそられる学問といえます。

海洋学を学ぶことで、どんなことが理解できるのでしょうか?

海の仕組み

海水の流れや海洋の気候、潮の流れなど、海の仕組みを学びます。なぜ海は塩っぱいのかや、なぜ海水の色が青いのかなど、興味深い事実も知ることができます。

海の生物

海に生息するさまざまな生物について学びます。魚やクジラ、イルカなどの大型の生物から、プランクトンや珊瑚などの微生物まで、海の生物の種類や特徴を知ることができます。

海洋生態系

海の中ではどのようにして食物連鎖が成り立っているのか?海洋汚染が生態系に与える影響は?など、海の生物どうしの関係や、海洋生態系のバランスについて理解を深めることができます。

海洋資源の管理

海には、魚貝類などの水産資源や、海底に眠る鉱物資源などさまざまな資源があります。これらの資源を、どのようにして持続可能に利用し、管理するかを追求します。

オーストラリアで海洋学コースを開講している、代表的な大学を下記にまとめます。

ジェームスクック大学


ケアンズ、タウンズビルにキャンパスを持つジェームスクック大学(James Cook University)は、キャンパスの立地がグレートバリアリーフが近いということもあり熱帯地域の海洋研究に特に強みを持っています。海洋学部のメインキャンパスはタウンズビルとなり、JCUグレートバリアリーフに持つ研究所・オーフェス島研究所は、タウンズビル郊外からフェリーでアクセス可能。海洋学を学ぶために、世界中から学生が集まっています。

         
コースBachelor of Marine Science(海洋科学)
Bachelor of Science in Aquaculture Science and Technology(水産養殖学)

Bachelor of Business and Environmental Science(水産養殖ビジネス学)
期間3年間
学費海洋科学:年間A$44,640 x 3年 = A$133,920(約1,353万円)
ビジネス&水産養殖学:年間A$36,200 x 3年 = A$108,600(約1,097万円)

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クイーンズランド大学


ブリスベンにあるクイーンズランド大学(University of Queensland)は、グレートバリアリーフに複数のリサーチセンターを持っており、世界中から海洋学者が集まっています。有名な海洋学者/研究者から指導をしてもらえる機会があるのはクイーンズランド大学の魅力です。海洋学/海洋生態学を学ぶことができます。
           
コースBachelor of Science in Coastal and Ocean Systems(海洋学・海岸システム専攻)
Bachelor of Science in Marine Biology(海洋学・海洋生態学専攻)
期間3年間
学費年間A$48,160 x 3年 = A$144,480(約1,459万円)

西オーストラリア大学


パースにある西オーストラリア大学(University of Western Australia)は、隣接するインド洋地域の海洋学に強みを持っています。西オーストラリアに生息する海洋生態系の80%は他の場所では見ることができないという、ユニークな生態系が特徴。また、海洋資源研究に力を入れています。また、マレーシア航空機MH370墜落調査時に西オーストラリア大学がインド洋の海流の流れの計算等で貢献しています。
           
コースBachelor of Marine Science in Coastal and Ocean Systems(海洋学・海岸システム専攻)
Bachelor of Marine Science in Marine Biology(海洋学・海洋生態学専攻)
期間3年間
学費年間A$46,600 x 3年 = A$139,800(約1,412万円)

グリフィス大学


グリフィス大学(Griffith University) はオーストラリアで最も有名なビーチタウンの1つであるゴールドコーストにキャンパスがあります。海洋学を学ぶのに適した立地条件を生かし、実践的な授業を受けることが出来ます。1年次ではサイエンス系の基礎を学び、2年次/3年次で自分の興味のある専攻分野を選択可能。(Coastal Management, Coastal Oceanography, Marine Chemistry, Marine Ecology)授業の一環としてフィールドトリップや、実習も組み込まれています。
また大学直接入学が難しい場合でもグリフィスカレッジから編入することも可能です。
           
コースBachelor of Marine Science
期間3年間
学費年間A$39,000 x 3年 = A$117,000(約1,182万円)
<フィールドトリップの様子>


タスマニア大学

タスマニア大学(University of Tasmania)は南極が近いという場所の関係上、南極方面・南大洋での海洋学研究に強みを持っています。世界各国の研究機関と提携をして、漁業・養殖業、エコロジーと生物多様性、寒冷海洋学研究を進めています。
           
コースBachelor of Antarctic Science(南極海洋科学)
Bachelor of Applied Science in Marine Electrical Engineering (海洋電気工学)
Bachelor of Applied Science in Marine Engineering(海洋工学)
期間3年間(工学部は4年)
学費南極海洋科学:年間A$41,950 x 3年 = A$125,850(約1,271万円)
*エンジニアリングコースの費用は別途お問い合わせください

オーストラリアの大学進学

オーストラリア留学センターは、今回ご紹介した大学の日本公式相談・出願窓口として、皆さまの大学進学のご相談から出願お手続き、現地でのサポートを無料で行っております。

日本の高校を卒業してオーストラリアの大学へ進学をするには、こちらの方法があります。
ファウンデーション経由大学準備コースである、ファウンデーション(Foundation)コースを経由し、オーストラリアの大学に進学をする方法があります。ファウンデーションコースの入学は、英語力と高校の成績で判定が出されます。
ディプロマコース経由一部の大学では、準学士号コースであるディプロマコースを経由して、大学2年編入を目指すことができます。ディプロマコースも、ファウンデーションと同じく、英語力と高校の成績で合否判定が出されます。
大学直接入学国際バカロレア資格(IB:International Baccalaureate)をお持ちの方は、大学本科へ直接入学を目指すこともできます。また、一部大学では普通高校ご出身でも成績次第では、大学直接入学をすることもできます。
オーストラリアの海洋学コースにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。


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※上記費用や情報は、2024年4月16日現在のものとなり、今後予告なく変更されることもございます。
※授業料は科目の取り方によって変わります。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I094)
16歳の時、初めて北海道を出てたどり着いたのがアメリカの田舎町。そこで1年間の留学生活を送ったことから人生が変わり、この素晴らしい海外生活をより多くの方に知ってもらいたい!と思い、日本で留学カウンセラーの経験を経てオーストラリアへ来ました。日々変わっていく最新の学校・現地情報から、最適な留学プランをご提案します。 このカウンセラーに質問する

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