【体験談】人の話をしっかり聞けるカウンセラーになりたい。マードック大学、心理学留学

青山 雄平さん | パース | Murdoch University | Psychology | 4年10か月
予備校時代に恩師となる先生に出会い、その先生に「一歩でも近づきたい」との思いから心理学に興味がわき、今、オーストラリアの大学でサイコロジーを学ぶ青山さんにお話を伺いました。

青山さんの留学プラン
・2019年7月〜2020年6月 
カプラン・パース校一般英語コース、進学英語コース
  
・2020年6月〜2021年2月 
マードック・インスティチュート(閉校)マードック大学進学準備コース
  
・2021年7月〜現在 
マードック大学 Bachelor of Arts (Psychology)

オーストラリア留学のきっかけ

日本の大学進学を目指し浪人していましたが、大学に落ちてしまい、これからどうしようかなと考えていたところ、友達やワーキングホリデーでオーストラリアにいた姉が「日本にとどまらず、世界でいろんなものを見て勉強してきたら」と背中を押してくれたことがきっかけです。

実は高校時代は英語が大の苦手。オーストラリアで大学進学を視野にいれていたものの、英語力が初級だったので、まずはしっかり英語を身につけたいと思い、英語学校1年間の語学留学で渡航しました。

英語コースで学んでいる間に、オーストラリアの大学で哲学を学ぶため、コース内容や入学条件を調べ始めました。

哲学をオーストラリアで学びたいという留学生はあまりいないと思いますが、日本の予備校時代に現代文の先生に出会い、その先生が哲学科を卒業していたことから興味がありました。その先生には本当に助けられ、「こんな人になりたい」と強く思い、今でも近づけるようになりたいと思える存在です。

その影響から、心理学にも興味が出て、大学では心理学を専攻することにしました。

英語学校、大学進学準備コースを経てマードック大学入学!


大学入学までは留学生の中で英語を話していたのが、大学に入るとネイティブのオーストラリア人のスピードについていくのが大変でした。
ディスカッションのスピード、普段の会話のスピードが、英語学校時代と格段に違います。

でも、周囲の人がわかろうとしてくれ、また、ゆっくり話してくれているのが分かるぐらいアットホーム感が強いので、なんとかついていけています。
このコースのクラスは女性比率が高く、しかもアジアからの留学生は自分だけという環境ですが、その分先生が優しくしてくれている気がします。笑

また、留学生に対して理解がある先生も多く、もっと専門的なボキャブラリーがあるといいね、とアドバイスをくれる先生もいます。


学んだ科目とその特徴


◎Thinking Communication
言葉を使うコミュニケーションと言葉を使わないコミュニケーションの仕方を学びます。
コミュニケーションの受け取り方と伝え方の方法や、SNSを通じて言葉を使わずにどのように対応していくかを学ぶ科目です。
自分の論文内容は、公共の場にスプレーで落書きする意味についてでした。どうして子供がやってしまうのか?自己肯定力をあげるためか?それとも犯罪力?ストレス発散なのか?ストレスや自己肯定力に焦点をあててすすめていきましたが、プレゼンテーションの点数が良かったのでほっとしています。

◎哲学
周りのオーストラリア人学生も分かっているのか?というぐらい難しい授業でした。
難しいテーマ、例えば「神を信じるかどうか」ということに対して、ただ考えるだけじゃなく、教科書を読み、先生が解説をしてくれて、その後30分でディスカッションをしました。
プレゼンテーションのテーマはアピアランスとリアリスティック(現象と実在)。
「テーブルがここにあるけれど、本当に存在しているのかどうか。瞬きしている間にものが全部なくなるかもしれないし、目をあけたら都合いいように現れるかもしれない。この話している間は幻かもしれない」という難しいテーマでしたが、先生からも良いプレゼンテーションだったと言われ、90%以上の出来でした。
発音だけ注意されましたが、違うところで勝負すればいいと思い、あまり気にしないようにしています。


◎Career Learning: Managing Your Career
オンラインの科目で、カウンセラーを目指している場合、どんなキャリアを積んでいけばカウンセラーになれるのかという、自分のキャリアに直結する授業でした。


◎サイコロジカルカルチャー
フェミニズムと男性主義の他国やオーストラリアの事例について学び、他のカルチャーに触れた授業でした。例として出されたビデオは海外の電車の遅延について。日本もそうだと思いますが、5分でも電車が遅れたら謝罪する国もあれば、パースのように5分ぐらいでは何のアナウンスも無い国もあります。
それに対して、反対か賛成か?カルチャーの違いについて広く深く学び、クライアントがどんなバックグラウンドを持っていても先入観を持たずに接することを学びます。

試験問題はクライアントが中国人の女性大学生で、あなたはサイコロジカルカルチャーを学んできた中で、カウンセラーとしてどうクライアントにアプローチしていくか。文化を勉強して、その文化に適応したカウンセラーになれることを目指す授業でした。

◎Psychology
健康についての心理学について学びました。
例えば、痛みに対して過去に家族はどう接したか。どういう接し方があるの?そこに文化的背景はあるの?ということを学びます。
「子供頃、風邪をひいた時の母親の反応」については、国籍に関わらず「自分はしんどいのにお母さんは学校に行けと言う」で、どの国も同じなんだなと面白く思ったこともありました。

自分の思い通りにいかないことは割り切って引きずらない


試験で点数を落とした!エッセイが50%届かない!となっても、違うところで10%上げればいいと思うようにしています。気にしたら負け。頑張って割り切り、次に努力します。
周りはネイティブのオーストラリア人学生ばかりなので、英語力が及ばないのは仕方が無いですし、そこは割り切って引きずらないようにしています。

勉強以外の生活について

弁護士事務所でクリーナーの仕事をしています。自分はあまり出歩くほうではなく、これから2ヶ月以上のスクールホリデーになりますが、特にどこに行きたいということもなく、観光地に行くよりは家でゆっくりしたいタイプです。
友達は、クリスマスホリデーに車で旅行に行く人もいるようですが。笑

強いて言えば、美味しい日本食が食べたい、温泉入りたい、田舎に行って勉強から離れてのんびりしたい、というところでしょうか。

この1年は、論文を読んだりと勉強漬けだったので、この休みはのんびりしたいと思います。

人の話をじっくりきけるカウンセラーになりたい


以前は教師になりたいと思ったこともありましたが、今はカウンセラーになりたいと思っています。
自分はあまり感情の起伏が激しい方ではなく、落ち着いて話を聞ける方なので、しっかり人の話を聞けるカウンセラーを目指しています。


豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

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