【体験談】日豪で活躍できるフォトグラファーを目指して日々努力中!

高木 芙美花さん | アデレード | TAFE SA Adelaide City | Photography | 1年7か月
2019年1月よりTAFE South Australia へ進学された芙美花さんに写真家コースを終えた感想をお聞きしました。
芙美花さんの留学プラン
・2019年1月〜6月 
TAFE SA付属語学学校でEAPコースを就学
  ↓
・2019年7月〜 
TAFE SA Diploma of Photography and Imaging コースに入学 
  ↓
・2020年6月 
TAFE SA 卒業

オーストラリアのTAFEの中でも写真家コースに定評のあるTAFE SA。写真家コースってどんな内容を勉強するの?写真だけ?動画も? などご興味ある方には参考になるはず!

TAFEへの進学(Photography and Photo Imagingコース)を目指すキッカケ


留学前は日本で広告会社に勤めていました。
そこで写真の面白さや楽しさを知り、写真と深く関わるフォトグラファーの仕事に興味を持ちました。また、写真と英語を両方勉強したいという思いもあったので、元々メルボルンに語学留学していた経験を活かして、オーストラリアで写真の勉強をすることに決めました。

TAFE SAに決めた理由は、学費が大学や他のカレッジよりも安いことと、学生へのサポートが充実していたからです。

TAFE SA Diploma of Photography and Photo Imaging コース1学期目の教科について


Body of Work

建築写真などを含む広告写真について勉強をします。
他にもフォトグラファーには欠かせないコピーライト等の知識も学びます。

Portrait Services

ポートレート写真や光のライティングについて勉強します。
フリーランスフォトグラファーに必要な、請求書や契約書の書き方もこの科目で学ぶことができます。

Visual Communication

写真に必要な要素であるデザインや構図についての知識を深めます。
この教科で得た知識を使って、フード写真を撮影します。

Digital Imaging

AdobeのLightroomやPhotoshopを使ったデジタル写真を編集する技術を学びます。
複数の写真をPhotoshopで合成した作品を作ります。

Trends and Styling

お洋服にも流行があるように写真にも流行があるんです!
この科目では、最近の写真の流行について勉強します。
2020年の流行色が「クラシックブルー」ということを知っている方は多くないはず…!

Illustrative Photography

科目の名前の通り、イラストに近いアーティスティックな写真について勉強します。
Visual Communicationで学んだ知識をさらに深めていきます。

Studio

この科目では、ワインボトルや銀食器の撮影について詳しく学びます。
被写体の写り込みを減らすテクニックを学びます。


TAFE SA Diploma of Photography and Photo Imaging コース 2学期目の教科の教科について



Specialised Technologies

ドローンや水中カメラ、ハイスピードカメラなど一眼カメラではない機材についての知識を深めます。
スキャナーを使った撮影をしたり、フォトグラムを撮る機会もあります。

Media and Photojournalism

ストリート写真を含むジャーナリズム写真について知識を深めます。
実際に外に出て、スナップ写真を撮るタスクもありました。

Colour Management

同じ写真なのにパソコンと携帯で色が違うという経験をされた方は多いのではないでしょうか?
デジタルカメラやモニタ、プリンターなどの異なるデバイス間の色を統一するプロセスを学びます。

Videography

ビデオを撮影する際に必要なポイントや画角について勉強します。
勉強してから映画やドラマ、ミュージックビデオの見方がちょっと変わりました。
ショートストーリの動画や、マイクを使ったインタビュー動画を制作します。

Major Portfolio

15枚のハイクオリティの作品を撮ります。
わたしはコロナウィルスの影響でスタジオ撮影ができず、自宅で作品作りをしました。
講評はオンラインで、先生とマンツーマンで行ったり、クラスメイトたち同士で作品を見せ合ったりしました。
他にもウェブサイトを作成したり、写真に関わる企業訪問をしたり(オンラインでしたが)、一人前のフォトグラファーになるにはどのようなことをしたらいいか学びました。


Diplomaコースでの 1週間の生活のスケジュール

授業は月曜から木曜まで、4日間の授業がありました。科目によって撮影をしたり座学を受けます。
TAFEのコースやクラスによってスケジュールが変わりますが、Photography コースは平日に1日お休みはあります。
ちなみにわたしの平日休みは、ずっと課題をしていました。

Diplomaコースを乗り切る秘訣は?

クラスでは唯一の留学生だったので、はじめの数週間はクラスメイトの英語を理解することにとにかく必死でした。
とにかく笑顔で明るく過ごすことを忘れずに、英語が拙くても積極的に発言するようにしていました。 あと”留学生”という特権をフルに使って、課題でわからないところや不安なところをクラスメイトや先生にいつも話すようにしていました。

クラスの雰囲気がとても良かったこともあり、コース中はすごく周りに助けられました。

TAFEで学ぶ中での驚きや発見は?


クラスメイトたちは本当に写真が大好きで、コース期間中はどういうジャンルの写真が好きか語り合ったり、自分の作品をみせあったりしていました。
わたしは野菜や果物を使って写真を撮ることが多いですが自分の作品スタイルが明確になったのは、このクラスメイトたちのおかげです!

Diploma コースを終え、日本の教育機関(大学や専門学校)との違いを感じることは?


日本の大学は大人数で講義を受けることが多く、教員になかなか授業についての相談がしにくいことが多い気がします。
ですが、わたしのTAFEのクラスは少人数だったので、先生に授業に関する悩みや作品についての色々な相談を気軽にできるチャンスが多かったです。


コロナ禍の影響、オンライン授業で苦労したこと


わたしは、ターム3後半と最終学期であるターム4がコロナウィルスの影響で授業がすべてオンライン授業になりました。
オンラインになったことで一番つらかったのは、大好きなクラスメイトや先生たちにFace to Faceで会えなくなったことです。
また、スタジオでの撮影ができなくなってしまい、予定していた卒業制作の撮影ができなくなった点もとても苦労しました。

ですが、このオンライン期間を経て、限られた環境でどうしたら100%の自分を出し切ることができるか考え、行動できるようになりました。

(自宅で撮影した卒業作品の一つ)

家族は日本にいるので、不安な状況の中孤独を感じることも多かったですが、ハウスメイトやクラスメイト、先生たちのサポートのおかげで何とか乗り切ることができました。無事に7月にコースを卒業しましたが、クラスメイトや先生たちとは今でも定期的に連絡をとっています。近いうちにみんなに会う予定があるのでたのしみです!



TAFE での勉強以外の時間は何をしている?


勉強以外も、毎日写真のことについて考えています。写真が本当に大好きなんです!!!
ふらっとカメラをもってどこかへでかけたり、家でセットを組んで撮影したりしています。たまにシティから離れたビーチでドローンも飛ばしています。
あとは、コーヒーが大好きなので、カフェで写真撮影もしています。
持っているカメラが大きいので、店員さんに『フォトグラファーなの?』と声をかけられることも…(アデレードお住まいの方、もしみかけたら声をかけてくださいね!)

今後の目標


オーストラリアと日本で活躍できるようなフォトグラファーを目指して日々努力しています。
誰もがカメラを持って撮影できる時代なので、色々なことをたくさん勉強して撮影の仕事に活かしていきたいです。
また、クライアントに満足してもらえる写真を提供できるように、要望に柔軟に応えられるような人材になりたいです。

芙美花さんの撮影された写真・作品は下記ホームページとインスタグラムでも確認頂けます。ぜひご参考ください。
HP:https://www.fumikatakagiphotography.com/
Instagram:https://www.instagram.com/fumisophoto/

これからオーストラリアのTAFEへ進学を目指す学生にメッセージを!

コースを受ける前は、ただただ写真の技術や知識を高めて日本でフォトグラファーとして働くことを考えていました。
ですが、クラスメイトやフォトグラファーとして活躍している教員と色々な話をし、オーストラリアでも活躍できるフォトグラファーになりたいと思えるようになりました。TAFEに通うことで、将来の目標ややりたいことがさらに明確になると思います!

スタッフからのコメント

「11月末の卒業展覧会も予定通り行われそうなので、詳細わかりましたらまたご連絡します。齋藤さんも是非いらしてください!」
と元気よく体験談にお答え頂いた 芙美花さんです。

現在は来年1月から デジタルメディアのコースを履修予定のため学生ビザで引き続き滞在の中、フォトグラファーとしてコネクションを広げるために色々と活動しているようです。もちろん写真のお仕事を受けたり、先日は、なんと フリンジフェスティバルのスタッフから「プロダクト写真を撮らないか?」というお誘いも受けたりとフォトグラファーとして着実に歩み出しています。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I009)
オーストラリア歴は24年目になりました。QLD州、NSW州、SA州の主要都市で仕事と生活していましたので、都市の違いから皆さまの目的に沿ったベストなアドバイスを心がけています。 このカウンセラーに質問する

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