【体験談】人生が変わる休学留学 TAFEで学ぶマーケティング

高嶺海希さん | パース | TAFE WA - North Metropolitan TAFE
沖縄、石垣島出身の高嶺海希さんは、休学留学でオーストラリアに留学中。パースTAFEのCertificate IV in Marketing and Communicationを修了され、パースオフィスに遊びにきてくれました。

海外だけど、ここだったら生きていける

カナダに高校留学し、その後日本の大学に入りましたが、何かが物足りなく、「もう一度留学したい、英語で何かを学びたい」と強く思うようになりました。

パースに観光で来た時に、どこに行っても海があって、街は大きすぎず小さすぎず、周りに自然がたくさんあるという環境に惹かれて、ここだったら生きていける(笑)、多文化でみんなの理解があって住みやすそう!と思い、パースに留学しようと決めました。

迷いに迷ったコース選び

始めは動物看護師コース希望でしたが、その後、色々とコース選びに迷い、旅行やエアライン関連にも興味がありましたが、オーストラリア留学センターの早川さんから「ビジネスは世界共通だよ」とアドバイスをもらい、また、いつかお店を経営している両親の役に立ったらいいなという思いからビジネス関連のコースを学ぶことに決めました。

さらに、ビジネスの中でも、私はアイデアを考えたり、コミュニケーションをするのが好きなクリエイティブな人間なので、マーケティングが向いている、とのアドバイスから、TAFEのMarketing and Communicationコースに決めました。今、このコースに決めて本当に良かったと心から思っています。

マニュアルなんて無い

マーケティングコースの魅力は、自分たちで全てゼロから作り上げることです。自分らしさを活かしたアイデアを使いながらプレゼンテーションの内容を考え、皆んなの前でプレゼンをします。一番は自分のアイデア、課題も自分の選択です!

自分のスタイルで、個性を発揮し、0から10までプランニングすることにより、自分に自信が持てるようになって、プレゼンテーションの際には緊張すらしなかったです。自信を持ってプレゼンテーションができるようになりました。

授業内容や先生からだけでなく、クラスメートからも学べる


また、クラスメートのプレゼンテーションからは、こういう考えもあるんだと、違う考え方や価値観を学べます。日本の大学とは違い、65歳の学生さんや、17歳、20歳、30歳の方もいて、いろいろな年代層、国籍、子供さんのいるママもいて、皆、それぞれ違った視点を持っており、人生の先輩ならではの視点や10代の視点にも触れられて、人から学ぶものも多くありました。

プレゼンテーションは、まずプレゼンのプロダクトを自分で選ぶところからスタートします。そのプロダクトについて90秒の広告を作成し、PRをします。ロールプレイでもいいし、ビデオでもいい、チャリティでもいいという自由なスタイルでした。

私は海に潜る際に使う曇らないマスクをプロダクトに選択。曇っているマスクの時の海の画像と、曇らないマスクの写真を比較し、バックには波の音を流して、貝殻のピアス、海のTシャツを着て、35名のクラスメートの前でプレゼンをしました。

プレゼンテーションは、まず一人でのプレゼンテーションからスタートし、それからグループプレゼンテーションも行います。グループプレゼンテーションではSNSをテーマに3人ぐらいのグループを作り、ツイッターやインスタグラム、スナップチャットなどについてどんな会社か、マーケティングをしているかを調べました。

日本でやったことがありませんでしたが、ディベート(討論)も授業で行いました。とにかく必死に練習して暗記し、時間制限があったので、イントロダクションは何分、ときっちり時間通りにいくようにし、人を惹きつけるような言い方や、表現も工夫しました。しっかり準備し、完璧なインストラクションを行ったおかげで、私のチームが見事勝ちました!

お気に入りの授業、Product Promotion

Product Promotionはデザインのソフトを使い、ポスターやインスタグラム、フェイスブックに流れてくる広告を作る作る授業です。グループでその作品を作り、最後にグループでプレゼンテーションを行います。私達のグループは女性だけの3人で、オーストラリア人の学生がディオールを選択しました。自分がDiorで働いているようにプレゼンテーションを行います。

・来年までにマーケットのシェアを2%拡大させる
・マーケティングのObjectiveを達成させるためにはどんなプロモーションをしたらいいか
・バジェット決定

これらのことを自分たちで考えていきます。まるで自分の会社を立ち上げた感覚でした。

次のミーティングまでに誰がどの仕事を終わらせておくか決め、デザインも考え、そのデザインのドラフトをクラスメートに送ると、

「フォントを変えた方がいいよ」「バックグラウンドを変えた方がいいよ」「これはDiorに合っていないんじゃない?」

と意見をくれます。

他のグループは3〜4名いたけれど、私のグループは学生1名が途中病気で退学し、最後のグループプレゼンテーションは2名で仕上げました。

スタディスキルのサポート

放課後にはスタディスキルというサポートがあり、とても助かりました。クラスメートと一緒に行き、お互いに分からないところを理解しあうことができました。

アサインメントも、先生が事前に「この質問はこういうふうに答えて欲しくて作ったよ」「ここに含まなくてはいけない項目は、これだよ」と一つ一つ説明してくれました。私はアサインメントの説明や、大事なことはいつも録音していました。第一言語が英語でない学生は、大事な情報は録音し、課題をすることをおすすめします。

大好きなクラスメート


毎週同じクラスメートと一緒なので仲が良く、日本人の英語、スペイン人の英語など、英語のアクセントや発音をジャッジせず、国籍を越えて仲が良かったと思います。私のクラスは70%は留学生で、よくイタリア、ブラジル、タイ、コロンビア出身のメンバーとご飯を食べに行きました。もちろん、オーストラリア人のクラスメートも優しいですよ。

きれいなビーチが癒し


勉強だけでもストレスになるので、暑い日はビーチに行って、夕方涼しくなってからアサインメントをしたり、ショッピングに行ったり、息抜きをしながら勉強をしていました。パースの沖縄コミュニティに参加したので、琉球舞踊のお稽古を毎週月曜日にやり、3月の日本祭りにも出演予定です。


人生が変わる休学留学

留学前と留学後では、進路の希望も変わりました。次のセメスターはDiplomaコースに進学した後、日本の大学に戻り、卒業後は大好きな広告に携わる仕事ができたらいいなと思っています。

留学を希望していても、最初は勇気もいるし、予算面でも心配があるかもしれませんが、オーストラリアではアルバイトもできるし、きっとコース終わった後に、やってよかった、価値があったと!と感じると思います。

今回の留学は2回目でしたが、1回目とは違った経験もできたし、さらに「世界には色々な人がいるし、自分らしさを殺さなくてもいいんだ」と考え方も変わりました。初めて留学する人は、日本の良さにも気づけます。1年間は短いと思うかもしれないけれど、その一年間で学べることは数え切れないほど。人生が変わります。

豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

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