【体験談】芸術の街 メルボルンでファッションを極める!RMIT大学ファッション留学

村中ひかりさん | メルボルン | RMIT University | Business and Management | 2年2か月

海外の大学でファッションを学ぼうと思われた理由を教えて下さい。

日本にいる時に、オーストラリア留学センターのセミナーに参加しました。セミナーでは、パース支店の早川さんから、パースという都市の魅力を教えてもらいました。私は、まず英語を勉強するための留学を予定していて、日本人が少ない環境が良かったので、パースは最適な都市だと思い留学地に選びました。実際にオーストラリアに到着してからも、様々な人種の方がいるので刺激的で楽しかったです。

そもそもファッションは日本にいる時から興味があり、幼少から、暇さえあればよく絵を描いていました。また、中学&高校とダンス部に所属していたのですが、その時も衣装は自分で作成していました。元々興味があったファッションを、大学で本格的に勉強してみたいと考え、短期大学へ進学することを現地で決めました。


メルボルンのRMIT大学を選んだ理由

パースの語学学校に通っていたので、初めはそのままパースの大学への進学を考えていました。でも、せっかく学ぶなら、その業界で有名な大学に通った方が良いのではと思い始め、最終的に、ファッションやアートなどの学部が非常に有名なメルボルンのRMIT大学の短期大学部へ進学を決めました。


RMIT大学の授業内容について教えて下さい

授業は週4日あり、1日2教科を勉強しています。授業は学期毎に変わることもあり、時間は朝8時30分〜夕方17時まであります。
朝の授業は3時間半で、昼休みは1時間、午後も3時間半と、一つの授業が非常に長いのですが、授業中は集中しているので、気がつくとあっという間に終わっている感じです。

ファッションのクラスは殆どがオーストラリア人で、私が受講している Associate Degree of Fashion Design and Technology は恐らく全員で100名近くの学生がいます。クラスは3〜4クラスに分かれており、1クラスは18名ほどです。


最初は、ニット科、プリント科(写真や絵などのデザインを生地にプリントする)を選択する必要があり、一から生地を作成出来るニット科が非常に人気がありました。私も初めはニット科を選択し、朝から夜までひたすら生地を機械で編む、という作業をしていました。ニットでも柄を途中で入れたりすると意外と難しく、一つ間違えると糸を解いてやり直し、の繰り返しです。

初めの1学期(6ヶ月間)は、デザインの基礎や型紙を作成するパターンなどを教えてくれます。ただ驚いたのは、オーストラリアの大学では、日本のように、授業で情報を詰め込むような教育では無く、基本的な触りの部分だけを授業で学んで、その後の課題などは、各自が本やネットを見ながら研究をし、基礎に肉付けをしていく作業になります。

実際に服を作っていく授業では、ポケットの作成、ジップの付け方などパーツ毎に勉強します。最初に大学から課されたのは、スカートを作成するという課題でした。
私は、残りあと1学期で大学を終了しますが、現在はジャケットを作ったり、服の上下が一揃いしたアウトフィットを作成しています。やはり洋服を作っていく上で、生地などの素材の知識も必須です。洋服の作成などに必要な生地などは各自が購入する必要があるので、学費以外にも少しお金がかかります。

大学でのデザインの評価も、日本と全く違います。日本は完成形から評価される事が多々ありますが、オーストラリアを含めた海外では、デザインが出来るまでのプロセスが重要とされ、それが一番の評価ポイントになります。また日本人は保守的なデザインに収まりがちな所も、オーストラリアのクラスメイトは発想が自由&大胆で、本当に参考になります。


たまにオーストラリア人のクラスメイトの発想をもらったり、盗んだりして試行錯誤しながら作品を作成しています。学校の先生もへんてこ(?)なデザインの洋服が出来たとしても、「なぜこの色との組み合わやパターンに行き着いたのか?」といった制作過程を一番に査定してくれ、評価が下されます。

1学期に4教科を受講するのですが、各教科に対して3つずつ課題(アサイメント)が与えられます。学期末になると課題がどっと出されるので、一睡もせずに課題に取り組む事も多々ありました。


先生は、全員元デザイナーの方で、何年もフリーランスでデザイナーとして活躍されている方や、有名ブランドの専属デザイナーなど様々です。

大学へ進学して特に大変だったことは何ですか

先ほどもお話した通り、課題が非常に多く、生活でのタイムマネジメントが非常に重要になります。実際にデザインの課題は、他の生徒の作品や発表を見る機会も多くありますが、どうしても自分の作品と比べてしまい、焦ってしまうという事も多々経験してきました。

また、殆どオーストラリア人のクラスメイトになるので、プレゼンテーションなどの発表がある時などは、とても緊張しました。


メルボルンでの休日の過ごし方は?

友達とカフェに行ったり、ご飯を食べに行くこともあるのですが、やはり一番は、授業の一貫であるインターンシップで実際に服飾に関わる経験をさせてもらっていたことです。

私が受講していたコースでは、計40時間のインターンシップが課せられます。インターン先は、大学が紹介してくれたり、自分で探したりもします。
大学から紹介される場所は、ハイブランドの会社が多く、私は小規模な場所で様々な経験をしたいと思っていたので、インターネットで自分で探しました。

私が自分で応募し、採用してもらえた会社は「HEW」というブランドです。エマ・ヒューイットさんというデザイナーがメルボルンに小さなお店を2店舗構えています。
彼女自身も、2014年にRMIT大学のファッション学部を卒業している方です。

■HEW
https://hewclothing.com/

*デザイナーのエマ・ヒューイットさん

インターン先で任された基本的なお仕事内容は、型紙のパターンの作成でした。でも、実際のデザインなどに関しても、エマさんが私の意見を求めてくる事もありました。一番の魅力はエマさんの素敵なお人柄なのですが、小さな会社という事もあり、実際にデザイナーと密にコミュニケーションを取りながら作成に携わるという、興味深い経験が出来ました。

卒業後の目標や将来の夢を教えて下さい

RMIT大学へ入学する前は、漠然と「ファッションが好きだから勉強してみたい」といった考えしかありませんでしたが、現在は「将来自分の店を持ちたい」と思っています。あと残り1学期で短期大学部のコースは卒業になりますが、今後は学士へ進学をするか、ヨーロッパの大学へ進学しようか考えているところです。

ファッションは奥深く、ここまで勉強したらOK、という区切りがないのですが、まだまだ勉強したい事は沢山あります。また何より、勉強をしていて本当に楽しいと思えるので、もっともっと極めたい!という思いを持つようになりました。


留学を考えている人にメッセージ

海外でファッションを勉強すると、様々な経験や環境などバックグラントを持った人に出会う事が出来ます。彼らの発想など、私もいろいろと吸収出来る良い環境に恵まれる事が出来ました。
海外の大学へ進学するには、ある意味、タフさが求められるかと思いますが、貪欲な好奇心・探究心がある方には是非チャレンジして欲しいと思います。

スタッフからのコメント

いつもお洒落で素敵なひかりさん。インタビュー日が学期末の最終課題の期限だったそうで、寝不足の状態ながらも、快く体験談にご協力頂きました。実際にデザイン&作成された洋服も拝見させて頂きましたが、お店で販売されているかのような高いクオリティのものばかりで、コースのレベルの高さを改めて実感しました。それでもまだなお勉強を続け、さらにファッションを極めたいとの事。

そんなひかりさんのブランドを実際に目にできる日を、楽しみにしています。

ひかりさんがパースで英語を勉強されていた時の体験談はこちら。
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オーストラリアに来て本当によかった。英語の勉強の全てが楽しい!

豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号N1067)
様々な人種が住んでいるというメルボルン、文化や食などリアルにお伝えしていきます。 このカウンセラーに質問する

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