【体験談】「何が遅いの?」その言葉が私を‘チャレンジ’させました

桑原 圭子さん | アデレード | University of South Australia | Accounting | 2年6か月
南オーストラリア大学修士課程にて、Master of Professional Accounting を就学中の桑原 圭子さんに大学院、1学期目を終えての感想をお伺いしました。大学院の勉強とアルバイトを両立されています!

留学までのバックグラウンドを教えてください。

典型的な日本人の生活でした。(笑)

簡単に英語以外の部分をあげると、4年制大学を卒業後すぐに大手生命保険会社に内勤職員として就職、9年間日本人らしく勤務し、課長まで昇格することが出来ました。

英語に関する部分では、留学直前にはIELTS Academicを6.0に持ってくることができましたが、遡れば中学1〜2年生の頃、英語は常に赤点(60点以下)で補習をよく受けていました。さらに遡ると、、幼稚園生の頃、アメリカからの交換留学生が1年ほど実家にホームステイをしており、以降も定期的な付き合いはあったので、英語を聞くことはすごく好きでした。ただ、中学生の私は勉強が好きではなかったのと、英語は文法が完璧でなくても伝わり、コミュニケーションの一つだと言う当時の私の信念(笑)から、‘習うより慣れろ’が重要だと思っていました。



高校生になってから某英会話学校(N●●A)には週1ぐらいで2年程通っていました。学生の頃、かなりのマイペースで英語に触れ続けていましたが、就職してからは仕事が大好きで英語の勉強を4~5年間全くしていませんでした。そして、仕事が慣れてきて、身体的にも精神的にも余裕が出てきたので、再び某英会話学校(E●●N)に勤続6年目の時に趣味の一環としてまた通い始めました。

当時そこの先生達がすごく熱心だったのと、話す機会をとにかく作ってくれた(英会話学校なので、もちろんですが。。。笑)のが当時の私の英語熱をあげました。その年のお盆休みに友人の誰とも都合がつかず、直前まで予定が全くありませんでした。そこで、何がきっかけだったかは覚えていないのですが、一週間英語留学をしようと思い、Perthが比較的安かったのと、日本人が少ないということから1週間の語学留学を決めました。

この語学留学がオーストラリア留学センターとの出会いです。パースのScarborough beachの近くのLexis English Australiaという語学学校に1週間Intermediate Level に参加、オーストラリア人のホストファザーとイラン人のホストマザーにお世話になりました。そこで毎日見る大きな青い空と綺麗な海がとても好きになり、もっと長い間そこに居たいと感じていました。更にホームステイ先の経験が、オーストラリアに住んでみたいと思ったきっかけでもあります。というのも、ホストファザーは毎日4~5時に帰宅をし、子供と家の前で遊ぶのが日課でした。日本ではとても考えられない光景で、私はすごくうらやましく、ホストマザーに「もっと私が若かったらオーストラリアに住んでみたい。」(当時28歳)と話したところ、彼女から返ってきた言葉は「何が遅いの?オーストラリアでは、年齢も学歴も誰も気にしないわよ。」でした。その言葉が私を‘チャレンジ’させました。

すぐにオーストラリア留学センターのパース支店に駆け込み、現地のビザコンサルタントを紹介してもらい、どうすればオーストラリアに住み続けることが出来るか確認しました。しかし結果、仕事が大好きだった私はそれから離職を決心するまでには時間がかかり、約3年後ようやく会社を退職し、2017年4月末にアデレードに学生ビザで来ました。

何故、南オーストラリア大学への進学をお考えになったのですか?

南オーストラリア大学はQS World University Rankingに入る優良校で、教育環境も整っており、留学生も多いことから選択しました。

初めての語学留学がパースで、パース が大好きになった私は、本当はパースで・・・と考えていたのですが、アデレードはパースと似ている都市と聞いたので決定しました。
実際にアデレードに来ての印象は、アデレードはパースよりもシティ(都会)だなという印象と、多文化でみんながそれを受け入れているので、大学も思っていた以上に居心地がいいです。

大学院入学までの道のりを教えてください


大学の本科が始まる前に、10週間、南オーストラリア大学付属語学学校 CELUSA(Level5)に通いました。そして一言、CELUSAからのUniSA入学を”強く”お勧めします!!!



(CELUSAの卒業式)

CELUSAは南オーストラリア大学付属語学学校の為、大学院で必要な論文・レポートの書き方、プレゼンテーションの仕方を学ぶことが出来ます。毎週違った2つの記事をテーマにボキャブラリーや文法だけでなく、如何に早く記事の内容を理解し、自分の言葉で説明することや、論文を書く際のReferencesの大切さ等を大学院に入る前に学ぶことが出来ます。

この10週間CELUSA、実はすごく大変でした・・・・
正直、CELUSAの課題スケジュールに比べたら、大学院の課題スケジュールは余裕があります。CELUSAの時は、朝3時4時まで論文を書いた日も多々ありましたが、その分CELUSAの先生達もしっかりと個々に細かい部分を見てくれ、指摘してくれます。単純に英語力を上げるだけでなく、アカデミック Englishのよく使われるセンテンス等学ぶことが出来、南オーストラリア大学付属だからこそ、大学院に入ってから求められることをしっかりと教えてくれます。
また、私がCELUSAに通ってよかったと思うもう一つの理由は、友達がたくさんできることです。CELUSAにはさまざまな国から南オーストラリア大学に入学を目指している人たちがいます。
私は、ネパール、インド、バングラディッシュ、コロンビア、中国からの友達ができ、みんな大学院での専攻は別々だとしてもキャンパスが一緒で、大学院のオリエンテーションも緊張せずに楽しむことができました。精神面でのサポートもお互いに出来るかと思います。そんな友達とは、今でも連絡を取り合って時々遊んで、ストレス発散もしています。

何故、アカウンティングを専攻しようとお考えになったのですか?

私の保険会社での知識と将来のオーストラリアでの生活を考えて決めました。後は、根がまじめな自分なので、着実に勉強していけば大丈夫だろうと勢いで決めたのもあります(笑)ただ、実際にアカウンティングの勉強を楽しめているので、このまま順調に行ければいいと思います。



大学院での1学期を終えての感想を教えてください。

私はすごくこの南オーストラリア大学院の環境が好きです。

かなり個々の努力次第かと思いますが、日本の大学の様に友達と一緒に楽しく勉強をしていくというよりも、生徒一人ひとりそれぞれの勉強方法で知識を向上させていくイメージが近いかもしれません。

授業に関して言うと、とにかく一回の授業のスピードが速く、内容が満載です。各授業の予習を怠らないことがすごく重要です。教授達は授業中に生徒が携帯をいじっていてもさほど注意をせず、授業に積極的な生徒たちに教え続けようとします。勉強をしたい人が集まっている場所というイメージでしょうか。教授達も大学院という事でそれ相当の対応を生徒に求めますし、ローカルと留学生の評価の違いはありません。また、課題は個人・グループ、論文・レポート・パフォーマンスと様々でいろいろな課題に対応することが大変ですが、楽しむことが出来ます。
日本の大学のことは10年以上前なので忘れてしまってきていますが、“勉強”という勉強をしなくても卒業できた印象です(笑)。そのイメージで入学すると、かなり勉強に苦労するかと思います。

大学院以外で、何か取り組んでいることがございましたら教えてください。

現在2つの仕事を掛け持ちしています(セメスターブレイクの為、平日は毎日8am-6pmで仕事をしています)。

(アルバイト先のクリスマスパーティーにて)

一つはレストランの Bookkeeping Assistant, もう一つは Family business company の CEO の Private Assistantをしています。
元々日本での保険会社での経験がある為か、採用して頂けたのかなと思っています。ただ、日本語での対応と英語での対応は全く違うので、毎回学ぶことがあり大変ですが、楽しんでいます。かつ、二つとも将来私のオーストラリアでのキャリア形成の基礎となっていると信じているので、頑張り続けたいと思います。

今後の目標について教えてください


今後の目標は、着実に勉強をし続け、きちんと2019年に卒業し、アカウンタントとして卒業後、就職をすることがこの2年の目標です。日々の目標は自分自身の成長を楽しんでいくことが大事だと思っています。

オーストラリアの大学院進学を目指す方にアドバイスがあれば教えてください!

セメスターの間は、"勉強!勉強!勉強”です!
何人か大学院から知り合った留学生友達で、アルバイトを優先させてしまったことにより、成績に大きな穴を開けてしまった人もいます。大学院は生徒にすごくサポートをしてくれます。きちんと自分の優先すべき事は今何なのか認識をし、将来を描きながら、責任を持った行動が生活として必要かと思います。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I009)
オーストラリア歴は24年目になりました。QLD州、NSW州、SA州の主要都市で仕事と生活していましたので、都市の違いから皆さまの目的に沿ったベストなアドバイスを心がけています。 このカウンセラーに質問する

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