【体験談】就活前に行ってよかった!自分の将来を方向づけた休学留学

宮島祐樹さん | ウーロンゴン | University of Wollongong | Business and Management
幼少期にご家族の転勤での台湾在住経験から海外に興味を持っていた祐樹さん。大学での部活引退後、「将来何がやりたいのか、このままでいいのだろうか」という思いと、外国語学部で学ぶ自分が「将来本当に外国と関わってやりたいことがあるのか」。就職活動前に自分の気持ちを確かめるため留学を決意。
自分自身を変える大きなきっかけとなったウーロンゴン大学でのEnglish Plus Uni(イングリッシュ・プラス・ユニ)とStudy Abroad(学部聴講)について、お話し頂きました。

オーストラリア留学に興味を持ったきっかけを教えてください

もともと自分の中での留学先の候補は、イギリス、オーストラリア、アメリカでした。そこから、自分の中で下記のようなイメージで国を絞りオーストラリアになりました。
① 日本は単一国家だから、多民族国家の国に行きたい⇒オーストラリア、アメリカ
② 治安、気候、自然⇒オーストラリア
一つの国でたくさんの人と出会い、日本でできないような経験をしたいなと。留学内容にはこだわっていませんでしたが、オーストラリア留学センターに来て相談した際、自分の英語力であれば大学で勉強できることを知り、同じ年代の子と勉強できるチャンスだと思い、English Plus Uni(イングリッシュ・プラス・ユニ)とスタディアブロードの2つを受講することに決めました。

今回の留学プランについて


English Plus Uniの英語力条件はIELTS5.5(Reading5.0、Writing5.0以上)で、スコアはクリアしていたのですが進学英語コースも受講することにして、下記のようなプランで丸1年留学しました。

進学英語コース 12週間

English Plus Uni 英語コース+学部聴講(1科目)

Study Abroad  学部聴講(3科目)

進学英語コースはどうでしたか?

プレゼンテーションやライティングなど日本でやらないことをしっかり学べました。ほとんどの学生が大学に進学するので、みんな同じ目標を持ち一緒に頑張れる雰囲気があったのも良かったです。
内容は、自分にとってはそこまで難しくなかったのですが、プレゼンテーションはコース開始当初は抵抗がありました。最初は原稿を作って覚えてという作業をしていたので、覚えるのに時間がかかっていましたが、コースのレベルが上がっていく中で、最後はスライドをみて話したいことが言えるようになったので、その点は成長を感じることが出来ました。
また、レポートの書き方は日本でやっていなかったので役に立ちました。進学英語コースでもレベルにより求められるものは変わるのですが、最初はパラグラフ(段落ごと)で書く、次は起承転結を付けて書く、最後は参考文献を引用しながら何千字のレポートを書く、という形でステップアップしていきます。

English Plus Uniはどうでしたか?


英語コースについては、2つから選ぶことができ、IELTSコースを選びました。進学英語コースは大学に入るためのコースだったのでプレゼンで―ションやレポートがメインでしたが、IELTSコースはライティングで減点されない書き方やリスニングを強化することが出来ました。元々のスコアはIELTS5.5(L6.0、R6.0、W5.0、S4.5)だったのですが、コース受講後はIELTS6.5(L6.0、R7.0、W5.5、S6.5)までスコアを伸ばすことができました。特にスピーキングが伸びたので嬉しかったです。友人と英語でしゃべっていたことや、授業中の会話もすべて英語だったことも大きいと思います。

Uni(学部聴講)については、1科目を受講し、Economics(経済学)を選びました。もともと大学のゼミで国際経済学を受けたいと思っていて、その前に今回の留学だったので、そのゼミに入る前に知識を付けたいと思ったのがきっかけです。
1年生向けの科目だったのですが、短期集中コースで1年間の内容を7週間でやるというものだったので大変でした。分厚いテキストで予習の量が多く、通常は1回で1単元のところ、3単元進みます。講義が1時間、チュートリアル(少人数講義)が2時間という構成です。
講義でやった内容から先生が問題提起、テキストを見ながら自分の考えをまとめてチュートリアルでディスカッションという流れで進みました。
Economicsは知識的な部分を問われる要素が大きく、それをどう論理的に述べるかというものだったという点では、自分に取ってはやりやすかったです。
予習は慣れていなかったので、そもそも問題の意味が分からない時もありました。でもそんな時に役に立ったのが、English Plus Uniの特徴でもあるサポートクラスがあるということ。ここでは、授業の課題や問題等を質問することができ、文法チェックや、問題がわからない時には先生が一緒にテキストをみて考えてくれたりしたのでとても助かりました。

Enlish Plus Uniのおすすめポイントとしては、英語(IELTS)の勉強をしながら大学の授業も受けれて、かつサポートもしっかり付いているというところだと思います。

スタディアブロードはどうでしたか?

3科目を受講しました。

Economics

ここではミクロマクロ経済を学びました。English Plus Uniで取っていたのとまた異なる経済の授業です。選んだ理由はEnglish Plus Uniでベースをやっていた分、余裕をもって勉強ができるということと、新しい発見も期待していました。
1週間に1単元という進め方なので、じっくりと解説が聞けたことと、短期のものより深く学ぶことが出来たと思います。最後は筆記試験だったのですが、これが厳しかったです。ライティングはオーストラリア人と同じスピードで書かないと間に合わないなと感じました。
ただ、論述は事前に問題が知らされていたので準備をして臨めましたし、大事なところは暗記していき、無事にパスすることができました。

Making Globalized Japan

日本史、特に近代の日本の内容でした。2、3年生向けの授業で最初はついていけるかと思ったのですが、受けた3科目の中で一番きつかったです。笑
オーストラリア人でどういう人がこの科目を受講するのかという興味もあって取りました。毎週文献を3つほど用意されて、それを読んでチュートリアルでディスカッション。文献の量が多くて読み終えるのが本当に大変でした。とにかく予習の量が多かったこと、そして一つ終わったと思ったらすぐ次の予習と息つく間もなく進みました。
最後はレポート3000字、テーマは2つから選べました。内容は「天皇の生前退位についてどう考えるか」と「世界三位の日本の経済が少子高齢化によってリスクに侵されるかを労働市場の視点から考察する」というもの。日本でも今まさに議論されているものでしたね。笑

French

仲良くなったフランス人の知り合いが教授だったということで、興味を持ち受けることにしました。また、外国語であればオーストラリア人と同じスタートになるということも決め手です。自分は日本で外国語学部ですが、授業の進め方は全然違いました。
日本では単語を覚えて、文法を組み合わせてという内容がメインでしたが、オーストラリアは会話の実践重視。試験はペーパーテストに加えて先生との会話もありました。勉強ではフランス人の友人にも手伝ってもらいましたし、会話式の授業だったこともあり友達もできました。3科目の中で一番楽しめた授業です。

English Plus UniとStudy Abroadの2つはいかがでしたか?

両方を経験する方はあまりいないと思いますが、自分にとっては良かったと思います。
いきなりStudy Abroadで授業に飛び込むとわからないこともたくさんあって戸惑ったかもしれませんが、English Plus Uniでは大学の授業でわからないところをしっかりサポートしてくれるのでありがたかったです。Study Abroadになってからも、わからないところを聞きに行けるコネクションが出来ました。語学学校の先生は面倒見がとてもよかったです。
また、Study Abroadに向けてのワンクッションにもなったので、気持ちの切り替えもできました。

休暇中はどこかいきましたか?


タスマニア、ケアンズ、ゴールドコースト、メルボルンに行きました。
タスマニアはローセストンというところから中心街のホバートまで1週間かけて車で回りました。景色は最高にきれいでしたね。道路は制限速度が100km/hでびっくりしました。ワラビー(カンガルーの一種)が飛び出してきそうになるのがちょっと怖かったです(笑)
メルボルンはグレートオーシャンロードに行きました。朝9時にでて夜9時に帰ってきたのですが、帰りの途中車を降りて眺めた夜空に感動したのを覚えています。
車はレンタカーで、日本で免許を持っていたので国際免許証を持って行っていました。運転できると休みの時の旅行では行動範囲が広がりますね。

大変だったことはありますか?

滞在は1年間学生寮で過ごしたのですが、到着した週末、寮には日本人が自分一人、大学でも日本人を見つけられなかったんです。気分転換で日曜日にシドニーに行こうと思ったのですが、電車を間違えてしまって・・・。乗っている途中で隣の人に教えてもらい、乗り換えて何とかシドニーに到着したんですが、そこで日本人を見つけて日本語が聞こえてきたときは、ホッとして涙が出そうになりました(笑)
あと、学生寮なのですが、最初自分が入った部屋はシェアルーム(二人一部屋)でした。ただ、ルームメイトと生活スタイルも性格も合わなくて(笑)、3ヶ月だと思って耐えました。
その後は一人部屋に移ったので快適に生活できました。印象としては、オーストラリア人やアメリカ人、イギリス人が多かったように思います。

ウーロンゴンはどうでしたか?


自然豊かで勉強に集中できる環境でした。大学内には川が流れていて、日本の動物園にいそうなカラフルな鳥が飛んでいたり、のどかでしたね。WIFI環境もしっかりしています。
ちなみに僕は日本から持って行ったスマホを機内モードにしてずっと使っていました。大学と学生寮はWIFIがありますし、シドニーに遊びに行った時も施設のフリーWIFIを利用していました。友達との待ち合わせの時だけは不便を感じましたが、大学にいればネットは問題ないので、1年それで生活していました。
生活用品については特に困りませんでしたね。ウーロンゴンにはアジア食料品店があるので、そこで日本食やお米も買えましたし、いざとなったらシドニーに行けば何でもあります。ダイソーには本当にお世話になりました(笑)
パスタが安くて500~700gのものが1ドルで購入できてよく食べていました。炊飯器も15ドルで現地調達しましたよ。
夏はビーチやスカイダイビングが楽しめます。冬はシドニーに遊びに行ったり、ホームパーティをしたりしていました。ウーロンゴンの人も大学スタッフもとてもフレンドリーでした。

自分が変わったなと感じたことはありますか?


積極的になったと思います。もともと会話は苦手な方だったんですが、今のアルバイト先では、外国人が来たら自分から話しかけたりもしています。
オーストラリアのような欧米文化では日本のように「察する」という文化がないので、自分から伝えないと、と思うようになりましたし、話してみると“意外に会話って自分からできるんだな”と感じました。
また、英語力が上がったということも大きいと思います。留学する前は英語力に自信がなくて外国人に話しかけるということにためらいがあったんですが、“英語が話せるようになったこと”、“間違ってもいいや”と楽観的になれたことで、気軽に話しかけられるようになりました。

留学を考えている方にメッセージをお願いします。

留学前の目標立ては大事だと思います。自分は将来が本当に漠然としていて、自分は何に興味があるのか、海外に関わることを本当にやりたいのか、先が見えませんでした。でも、この留学を通して、自分自身が「海外で働いてみたい」という意識を明確に持つことが出来ました。また、海外から日本を見ることで、日本の良さにも気づけました。日本はとても便利だし、日本製品の素晴らしさも感じましたし、改めて“日本のすごさ”を体感しました。
これから就職活動ですが、日本の企業で海外進出(海外支部がある)している会社で働きたいと思っています。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号M144)
大学在学中に留学を経験し、新卒で楽天株式会社に入社。ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリアに飛び回る。仕事を通して自身の留学が人生や将来の仕事を考える大きなきっかけになったことを再認識し、「より多くの人が、留学を通して英語力を磨き、視野を広げ、豊かな人生を送れるようサポートしたい」という思いから、留学業界への転職を決意、オーストラリア留学センターと出会い現職。 このカウンセラーに質問する

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