【体験談】TAFEでキャリアチェンジ〜メルボルンで家具作りを学ぶ〜

植田 元気さん | メルボルン | Holmesglen Institute of TAFE | Carpentry | 1年6か月
ワーキングホリデーの後の語学留学を経て、2016年7月からホルムスグレン・インスティチュート・TAFEでCabinet Makingを学ばれた植田さん。来年からは、Certificate IV in Furniture Design and Technologyも始まります。キャリアチェンジとして家具職人を選んだ理由、勉強内容、普段の生活まで色々お聞きしました!

海外留学をしようと思ったきっかけを教えてください

私が大学生の時にカリキュラムの一部としてオーストラリアに行く機会があり、2回生の時にモナッシュ大学で1ヶ月の語学留学をしました。そこから留学やメルボルンに興味を持ち始めました。
大学卒業後は就職しお金を貯めてから、ワーキングホリデーでメルボルンに戻ってきました。ワーキングホリデーをしている間にもっと英語力を伸ばしたい、専門的な技術を身につけたいという思いが芽生えました。
結果的には語学学校でしっかり1年半勉強した後、ホルムズグレンTAFEに進学することを選びました。


以前コリンウッドという地域に住んでいていて、この地域は家具屋さんがたくさんあり、いろいろ店をみているうちに家具に興味をもつようになりました。キャリアチェンジをしたいという想いはずっとあったので、家具職人になるためのコースを選びました。

英語力を伸ばすためにどんな事をしましたか?

学校以外の空き時間でよく行っていたことが、小説を買って読むことです。本には知らない単語がたくさん出て来ます。書くと覚えられないタイプなので、分からない単語があればまず抜き取って意味を調べて、声を出して何度も復唱して覚えるようにしました。

自分でコツコツ勉強するのも大事ですが、夜に遊びに行くのも大事です!
ナイトクラブに行ったりはよくします。お酒を飲んでない時はあまり話しかけるタイプではないのですが、お酒をのむと気兼ねなく話しかけることができます、
ナイトクラブに行くと友達がたくさん出来るし、そこでいっぱい話すことで、自分の日常の英語力も伸ばすことが出来ました。


授業はどんなことをするのでしょうか?

このコースに入った時は全く知識なく始めたのですが、授業では道具の使い方、名称、機械の使い方から教わることが出来ます。座学はあんまりないので、実践の授業が多いです。

最初は木を切ったり、木のつなぎ目を作るための計算方法や、つなぎ目の作り方を習い、ものを作っていくところから始まります。最初はまな板とか、作業道具箱など簡単なものから作り始めて、その後に椅子や机など段々と大きなものを作っていくという流れです。
作品は基本持ち帰り可能ですが、どんどん増えていき、最終的には持ち帰りが出来なくなるほどでした。基本週3回通学の内の週2回は実技となります。


作品作りと並行して、CADを学んだり機械操作の授業も週に一回ありました。
機械の授業内容ですが、複数の板から一枚の机用の板を作る際のそれぞれの板の次合わせ部分の作り方、板を希望の分厚さにするための研磨する方法などを機械を使って学びます。機械を把握したら、その機械を使って、実際に家具を作っていきます。

CADも使いますが、手書きでデザインして椅子や机をつくる練習もします。
ある授業ではキッチンのデッサンもしました。キッチン設計におけるそれぞれの配置の計算がとても難しかったですが、困った時はクラスメイトがいつも助けてくれます。
クラスメイト全体的にはアジア人が多い傾向のクラスです。

一番好きな科目はありますか?

自分の作品を作っている時が一番好きです。
授業で今まで学んだことを活かして、アイディアを練りあれこれ模索しながら家具をつくるので、その過程が本当に楽しいです。

コースが終わる前に最後の課題として’ラウンジチェアー’作りに取り掛かったのですが、資材はすべて自分で準備しないといけませんでした。私は出来るだけ安いコストでいいものを作りたかったので、材料費と質をうまく調節するのが難しかったです。
安い資材でも高度はしっかりしてないといけないので、ネットで適した木材を下調べして最終的には安くていいものを購入できました。

大きな失敗をしたらまた一から材料を買わないといけないので、簡単な試作品で先生と確認しながら実践を行い、構想をしっかり練ってから本作品に入っていきました。
座り心地が大事な椅子なので、椅子、足、背もたれの角度と強度に気をつけました。

授業の課題としてはもう終了してますが、色つけとクッションをつけたらあともう少しで完成です!

実習以外ではCADの授業も楽しかったです。手書きだと実際時間がかかるけれど、パソコンでやると正確で時間短縮したデザインができるので、計算もし易いしアイディアも浮かびやすい。今後実際に仕事をする時にも役に立つので、こういった技能はほんとうに勉強になりました。

オーストラリアに来て自分の中で成長できたと思えることはなんですか?

楽観的にはなれたと思います。基本的にとても心配性なので、しっかり調べたりしないと気がすまないタイプですが、オーストラリアに来てからは不確かなことや、急に変わることは多々あります。その現状を大分うけとめられるようにはなったと思います。

ほんとうに有り難いことなんですが、日々、アルバイト先や学校で知り合ったみんなに支えられているなと感じます。
現在アルバイトとして、キッチン家具の工場で家具の組み立ての仕事をしています。
この仕事を得る時、以前働いていたレストランのお客さんがこの会社の社長さんだったので、レストランのマネージャーが電話番号を聞き出してくれて、今のアルバイトに繋がりました。

他にも困っている時に友達が家に無料で泊めさせてくれたりと、みんな家族のように親切にしてくれます。海外にいるのに、自分の母国にいる、そんな感覚になれるオーストラリアやこの国の環境、人々が大好きです。



コース終了後の現在

Certificate IV in Furniture Design and Technologyを終了された後、日本に帰国し造作大工として活躍されていらっしゃいます。造作大工とは建物の中専門の大工となり、棚、家具、押入れ、幅木、フローリング、ドア枠の取付などを専門にされています。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I138)
メルボルンは、市内に行くとおしゃれなカフェやレストランがたくさんあり、少し車で走ると自然が広がるオーストラリアのいいところを凝縮した街です。様々な国籍の方と一緒に学んだり、働いたりできる機会がたくさんありますので、是非一度いらっしゃってください! このカウンセラーに質問する

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