【体験談】社会人学部聴講のその後を追う、英語を強みに働く理系男子!

千田祐輔さん | ブリスベン | Queensland University of Technology | Engineering and Technology
日本でのお仕事を1年間休職され、クイーンズランド工科大学(QUT)でスタディアブロードプログラムに参加された祐輔さん。留学後、英語やブリスベンでのご経験を生かして復職されていらっしゃいます。
スタディアブロードでの経験、現在のお仕事で留学がどのように生きているかお話頂きました。

千田祐輔さん(Mr Yusuke Senda)。

留学のきっかけを教えて下さい

元々英語が好きで、海外の映画を観たりや小説を英語で読んだりしていました。ただ日本に住んでいると自分から話す機会が少なく、いつかは海外に住みたいと感じていました。

社会人を数年経験し、将来のキャリアプランを見つめ直した時に英語の必要性を感じ、もっと英語を話せるようになりたいと思い留学を決めました。

運よく会社から1年間の休職をもらえたことも大きな後押しになりました。

QUTを選んだ理由を教えて下さい


「英語を話せるエンジニアになる」という大きな夢があったので、未知の分野を海外の大学で学びたいと考えていました。

ただ大学の授業をうけるには英語力が不十分だったため、最初は英語のコースを受けて英語力を伸ばす必要がありました。

そこで附属の語学学校があり、Engineeringの分野で大学として評価の高いQUTを選び、EAP (English for Academic purpose、進学英語)コース+Study Abroad programという語学学習+大学での授業という形での留学となりました。

授業内容や苦労した点 -EAP編-


EAPの授業では基本的な読み書きなどは勿論、論文の探し方からエッセイの書き方やプレゼンのやり方など大学生活で必要なことを隅から隅まで学習しました。

このコースの学生は英語を母国としない人たちなので、ネイティブの英語ほどきれいではありません。それぞれの国独特の発音があり、聞き取るのが非常に大変だったのが強く印象に残っています。

ですが、みんな細かい文法など気にせず積極的に話してきますし、先生もこちらが何も言わないと理解したものと思い、授業を進めていきます。

私は最初のころは授業が終わってからしか質問できませんでしたが、1か月ほどたってからは自然と授業中にも質問できるようになっていました。

またグループワークもあり、試験で4人1組のプレゼンではテーマ選びや資料の作り方など細部まで話し合い、会話力の向上に大きくつながったと思います。

授業内容や苦労した点 -学部聴講編-


大学の授業で苦労したことは、数式や化学式の英語表現を知らなかったため授業についていけなかったことです。

特に化学物質の名前は紛らわしく、Na(ナトリウム)を英語ではSodiumと言ったり、K(カリウム)がPotassiumだったりと馴染みのあるカタカナが通じなかったので慣れるまでは先生の言っていることを理解するのに時間がかかりました。

授業でのグループワークも多くあり、ネイティブの早すぎる英語についていけなかったり、辞書にない単語を使ってきたりと苦労も多かったのですが、生の英語に接することができ留学した価値があったと強く感じました。

グループワークの1つにブリッジを設計し組み立てるというものがありました。私は設計~解析を担当したのですが、心配性のメンバーに「このデザインで本当に大丈夫か」と何度も聞かれ、解析結果を納得いくまで説明するのが大変でした。

日本の大学と違うと感じた点

私のとっていた授業はレクチャー、チュートリアルとラボラトリークラスで構成されていました。

レクチャーは日本と同じく先生が講義をするのですが、チュートリアルは学生が質問する時間といった感じで授業の半分くらいを先生と学生とのやりとりに使っていました。

このチュートリアルという形の授業は日本では受けたことがなく、こちらの学生は非常に活発に会話をしている印象がありました。

私自身はこのチュートリアルでネイティブ同士の会話のスピードに縮こまってしまい、あまり先生との会話に参加できなかったことがとても心残りです。

現在携わっているお仕事について教えて下さい

現在は、電子部品メーカーで設計部門に所属しています。顧客からの要求があったサイズや性能に合わせ、製品をモデル化し、図面を描き、モノを作り、評価するといった流れで仕事をこなしていくことが多いです。

留学前後での業務の変化があれば教えて下さい

留学後は顧客と直接やりとりする機会が増えました。現在ではほとんどの顧客が海外の会社なので、コミュニケーションには英語が必須です。

製品の納期や評価の結果などの問い合わせがあった際には私がよく答えています。理系分野には英語が出来る人が少ないため、英語が出来るということは自分の強みとなり、留学経験が役に立ってっていると実感することが多いです。

世界的に有名な果物の名前が付いた会社の方とも何度かお仕事させてもらいました。

学部聴講で学び、現在生かせていることを教えて下さい

オーストラリアの大学の授業では実験が多く、グループワークもあったため言葉が十分使いこなせない中で伝えたいことをいかに伝えるかよく悩んでいました。

その中で、図を描いたり鉛筆と消しゴムで簡単な模型を作り説明することも何度かありました。

今の仕事では顧客との会話でもなかなかこちらの意図を理解してくれないこともありますが、絵を描き指さしたり、表を作ったりと工夫して意見を伝えられるようになりました。

英語のインプットが増えたことは勿論ですが、アウトプットの手段が格段に増えたように感じています。

留学前後での生活面での変化


気軽に外国人に話しかけるようになりました。駅で迷ってそうな外国人に” Hey guys, may I help you? ”と声をかけている自分を留学前は想像できなかったと思います。

それから英語以外の事も含まれますが、分からないことをハッキリ伝えるようになりました。留学中は質問しなければこちらが理解しているものとして話が進んでいくので、不明点は都度聞くようにしていたら、日本に戻ってからもその癖が残っていました。

今後の目標を教えて下さい

ビジネス面では英語でのプレゼンやミーティングの司会をできるようになりたいと思っています。オーラルの英語ではなく、しっかりとしたビジネス英語を勉強していこうと考えています。

プライベートの面では、ボードゲームが好きなのですが英語でそれらのゲームをできないか考えています。人生ゲームやトランプ程度の簡単なゲームであれば十分できそうなので、英語を使う機会にちょうどいいかなと思ってます。

スタッフからのコメント

動画でも千田さんの留学体験をご覧頂くことが可能です‼︎是非ご覧ください。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号J249)
ブリスベン支店の常盤恵(ときわめぐみ)です。大きすぎず小さすぎず、住むのにちょうど良いサイズの街、ブリスベン。プライベートではトライアスロンをやっており、毎日9時に寝て朝は4時に起きています。こんなライフスタイルを送れるのもオーストラリアならでは!ブリスベンで留学生活を送ってみませんか?

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