【体験談】ニューサウスウェールズ大学卒業!5年間の留学を振り返ってーその3.大学

藤浪知広さん | シドニー | University of New South Wales | Business and Management
2009年から語学留学、そして大学ファンデーションコースを経て、2014年に無事ニューサウスウェールズ大学Bachelor of Commerceを卒業された、藤浪くん。
5年間の留学を振り返って、ニューサウスウェールズ大学生活についてお伺いしました。
ニューサウスウェールズ大学卒業!5年間の留学を振り返ってーその1.英語学校

ニューサウスウェールズ大学卒業!5年間の留学を振り返ってーその2.ファンデーションコース


ニューサウスウェールズ大学ファンデーションコースを無事に修了し、いよいよ大学がスタート!


大学でCommerceを専攻された理由を教えて下さい


元々経営学、経済学に興味があり、また少しでも就職に有利であると判断したからです。

どのような内容を学びましたか?具体的に教えて下さい


主専攻、副専攻があり、私は主専攻にマクロ経済、副専攻にミクロ経済を選びました。


商学部では、一年目に会計、金融、統計、経営学、経済学(ミクロマクロ)、情報ビジネス、商法の基礎を学び、その後、専門科目に分かれていきます。
ですので、私は二、三年目にマクロ経済7科目とミクロ経済4科目を履修し、その他に、他学部履修2科目、自由選択科目3科目の計24科目を学びました。
日本の大学と比べると履修する科目数は少ない分、深く学びます。


大学での授業について教えて下さい


ーレクチャー
大教室でその週に勉強するテーマの大枠を学びます(小規模クラスで30-50人、多ければ200人弱)。日本の大学と同様に、基本的には教授がパワーポイントを使いながら進めていきます。特別な緊張感はなく、淡々と授業が進んでいきます。授業時間は2時間です。

ーチュートリアル
レクチャーの後は、小教室に分かれ(最大20人)その週のテーマを深く掘り下げていきます。課題やグループワークなどはここで行い、積極的な授業参加、発言が求められる為、準備は欠かせません。


ー課題
どの科目も基本的に毎週宿題がでます。大部分は講義ノートに沿っているので、レクチャー、教科書の内容が理解できるのであれば
特に問題はありません。それに加え、エッセイ、グループワーク、テスト等の課題があります。

ーエッセイ
セメスターを通して大体各科目ごとに2000~3000文字は書くことになります。準備に一週間以上はかかるので、留学生にとって負担はかなりの物です。エッセイがない科目もあるので、苦手であればそういった科目を多めに履修した方がいいです。
1セメスター(13週間)で、多いときには4つエッセイ課題があります。

ーテスト
商学系の科目には基本的に中間試験、期末試験があります。期末試験は常に難しいので、中間試験でいくら稼げるかが重要です。
クラスによっては中間試験の代わりに週一の小テストが出る時もあります。
レクチャー、教科書からまんべんなく出るので、「ヤマを張る」勉強法ではまずパスできません。
高得点を取るには常日頃からの積み重ねが大切です。

ープレゼン/グループプレゼン
2人~6人ほどでグループを組み、課題に取り組みます。スムーズに進むかどうかは完全にメンバー次第です。
オーストラリア人相手の議論に入っていくには、高いレベルの英語力、そして入念な準備は欠かせません。

日々の授業と、自主学習のバランスはどうでしたか?一日の勉強時間などについて
具体的に教えて下さい。


授業はレクチャーが週8時間、チュートリアルが週4時間で合わせて週12時間です。宿題などチュートリアルの準備に週3~7時間×4科目。これに加え、エッセイなどの課題があるので、忙しい時期は週末返上で図書館に籠る事になります。セメスターの終わりの方は割とのんびりできる時もあります。


大学に入学して一番大変だったことは何でしょうか?


単純に授業についていく事です。いくらIELTSの入学基準(6.5)を満たしていようとも、所詮はnon-native speakerなので、オーストラリア人と対等に議論する事はほぼ不可能でした。オーストラリア人5人+自分1人の時はついていくのが本当に厳しかったです。語学力というハンデを背負った状態で、どのように彼らと渡り合うか最後まで悩まされました。


いままで5年半の留学を振り返って



シドニーで入っていたテニスチームのメンバー達と


オーストラリアで一番の思い出や成し遂げた事は何ですか?


目標としていた英語力にそれなりに到達できたことが第一です。
また様々な人たちとの交流を通して、柔軟さ、視野、価値観の幅も広がったと思います。
反省点としては、勉強に気を取られすぎて行動範囲が狭まってしまった事です。もう少し様々なタイプのグループに参加してより多くの人たちと深く交流をしておけばよかったと思います。


卒業が確定したときの、率直な気持ちを聞かせて下さい


自分が海外の大学を卒業できるとは思ってもいなかったので、ただただ嬉しかったのと、一安心しました。
あまりの辛さに途中何度か大学を変える事も考えましたが、諦めずにここまできてよかったです。

日本に帰ってからの目標は何でしょうか?


まずは日本の社会で自分に何ができるのかを見てきたいと思います。その後、チャンスを見てまた新しい方向へ進みたいと思います。


これからオーストラリアでの大学進学をを希望している方へメッセージ、アドバイスをお願いします。


留学生にとって、オーストラリアの大学への進学は金銭的にもメンタル的にも想像している以上の負担がかかります。なぜ中国語やスペイン語ではなく英語を学びたいのか。なぜ日本でもアメリカでもなくオーストラリアなのか。高い学費、生活費を払ってまでオーストラリアの大学で何をしたいのか。もう一度よく考えてから進学を決める事をお勧めします。
その代り、海外での大学生活は辛い事だけではなく、日本ではあり得ない多くの素晴らしい経験ができます。
私にとってこの大学生活は言葉では表せないほどの苦労がありましたが、同時に自身が大きく成長できたとも感じています。
若いうちに海外大学へ進学できるチャンスがあるならば、是非チャレンジする事をお勧めします。

豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号G175)
シドニー滞在歴15年を経て、現在東京オフィスで留学コンサルタントとして 皆さんのオーストラリア留学実現へ向けてサポートしています! 現地での滞在・進学経験を踏まえて、皆さんのご留学へむけての不安を解消して安心して出発の日を迎えられるよう、アドバイスしています。 まずはお気軽にご相談下さい! このカウンセラーに質問する

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