僕がこのFCEコースを選択したのには、大きく2つの理由がありました。1つ目は短期間で効率よく学習ができるという事。ICIのFCEコースは特にFCE証明書取得のための試験本番を想定した学習が中心となり、3ヶ月間明確な目標をもった上での学習が展開されます。そのため、一般英語コースに比べて出席、課題、レポートなどの必須度が高いのですが、その点、毎日の学習にとても充実感があり、しだいに自分の中に言葉が増えていく感覚が大変嬉しく感じられました。2つ目は、このコースで学ぶ内容が英語コミュニケーションの中心を大きく捕らえているという事でした。試験の課目は全部で5つあり、learning, Writing, Speaking, Listening, Use of English(文法)、そして筆記試験と口頭面接試験が2日間に渡って行われます。読み、書き、聞き、話す、といった事はコミュニケーションの上で非常に大切な要素です。それを基礎から学べる事もさる事ながら、特に有意義だったのは「どう表現するか」を考え学ぶ事でした。英語はwhyとbecauseの文化だと言われます。今や英語は多民族異文化間の言葉であり、その英語を話す上では普遍的な常識、価値観が僕たちがもっているものと同じ形では存在しません。それゆえに意見の後に必ず理由をつけるという事が大変重要視されます。また文章を書く上でも、どうすれば読み手に届く文章になるかという事を第一に考えます。僕が教わったものは、日本の起承転結のスタイルと少し異なるタイプの文章の書き方で、特に論理的な文章である事をより強調します。指示語の内容を明確にする事や、実際に文章を書く前に必ず構成を作る事、文章をパラグラフに分け整理する事などを特に繰り返し教え込まれました。それはシンプルで分かりやすい文章にするなら、これらの作業が不可欠であるからです。