新TOEICテスト攻略ポイント
新TOEICテストとは
TOEICの試験が2006年5月から全国一斉に改定されました。新しい試験ではより実際的なというコンセプトが基本になっています。それにより、新TOEICテストでは、実際のコミュニケーションで必要な能力をテストするための問題構成になるといえます。具体的な変更点としては、問題文の長文化、発音のバラエティ(米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)、誤文訂正問題の廃止などがあげられます。
一般申し込みの受験者は、2006年5月28日実施の第122回公開テストから新しいテストの内容に変更になりました。学校や企業など団体申し込みは2007年度以降から改定されました。
新TOEICテストの変更点
- リスニングパート1が20問から10問へ削減
- リスニングパート3の問題となる会話音声が長くなり、1つの音声につき、2~3問の問題に答える(現在は1つの会話につき問題は1つ)
- リスニングパート4の問題が20問から30問へ増加
- リーディングパート6の正誤問題が廃止される
- 現リーディングパート7に問題が20問付加され、長文問題がさらに長くなる
- リスニングの音声がこれまではアメリカ英語発音一辺倒だったのが、新たにイギリス、オーストラリア、ニュージーランド式の発音も加わる
新しいテストの変更点は下記のように予定されています。また、新テストのパート名称は仮です。
改訂前 TOEICテスト
| パート |
パート |
パート名 |
問題数 |
| リスニングセクション(45分間) |
| I |
Photographs |
写真描写問題 |
20 |
| II |
Question-Response |
応答問題 |
30 |
| III |
Short Conversations |
会話問題 |
30 |
| IV |
Short Talks |
説明問題 |
20 |
| リーディングセクション(75分間) |
| V |
Incomplete Sentences
|
文法・語彙問題 |
40 |
| VI |
Error Recognition |
誤文訂正問題 |
20 |
| VII |
Reading Coprehension |
読解問題 |
40 |
|
新 TOEICテスト
| パート |
パート |
パート名 |
問題数 |
| リスニングセクション(45分間) |
| I |
Photographs |
写真描写問題 |
10 |
| II |
Question-Response |
応答問題 |
30 |
| III |
Short Conversations |
会話問題 |
30 |
| IV |
Short Talks |
説明問題 |
30 |
| リーディングセクション(75分間) |
| V |
Incomplete Sentences
|
短文穴埋め問題 |
40 |
| VI |
Text Completion (新) |
長文穴埋め問題 |
12 |
| VII |
Reading Comprehension
・Single passage
・Double passage(新) |
読解問題
1つの文書
2つの文書 |
28
20 |
|
リスニングセクションの変更ポイント
リスニングセクションの大きな変更点は、パート1の写真描写問題の数が半分に減り、その代わりにパート4の説明問題が増えたところです。その他、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの発音を採用したというところです。これにより、現行のテストよりもさらに実際御コミュニケーション能力を問われる内容にリニューアルされたと言えそうです。
リスニングセクションの変更点を下にまとめましたので参考にしてください。
- 新TOEICテストではパート1の写真描写問題を削減
- 現在、20問あるパート1の写真描写問題は新テストでは半分の10問に削減されます。写真描写問題は比較的簡単なパートですので、点数を取りやすいセクションが少なくなってしまったといえます。
- パート3、4の設問の音声化
- パート3の会話問題とパート4の説明問題は、現在は設問用紙に印刷されていましたが、新テストからは両方とも音声化されることになっています。設問用紙にも問題は印刷されているのですが、おそらく読んで理解するのでは間に合わない長さの問題になることが予想されます。
- パート3、4では各会話やトークなどに対して3問ずつ設定
- 現行テストではパート3は1つの会話につき1つの問題でしたが、新テストではそれぞれ3問ずつ設定されます。また、パート4も同様に、1つのトークにつき設問が3問ずつに変わることになりました。そのため、パート4の説明問題は10問に増えることになります。
- 米国、英国、カナダ、オーストラリア(ニュージーランドを含む)の発音を採用
- より実践的な英語力を測るというコンセプトから、米国の発音だけでなく英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド人の発音が導入されることになりました。実生活で英語圏の国は米国だけではないのですから当然といえば当然ですが、日本学校で習う英語はアメリカ英語ですので、日本人には耳慣れない理解ししづらい発音が出てくるかもしれません。各発音の出題の割合は25%ずつとなります。
リーディングセクション変更ポイント
新テスト導入後、リーディングセクションの最も大きなポイントは、日本人の苦手なパート7の読解問題でしょう。今まではひとつの文章を読んで答える問題が40問でしたが、新TOEICでは二つの文書を読んで答えるタイプの問題が加えられる形となりました。この改定によって、リーディングを苦手としている人にとっては、ただでさえ時間のかかるリーディングの問題がますます手間取りそうです。いかにリーディングセクションの変更点を掲載しました。
- 現行TOEICテストのパートVIを削除
- 今までのテストにあった誤文訂正問題が完全になくなり、新しく長文穴埋め問題として生まれ変わります。これは長文の中の空所に選択肢のなかから適切な単語や品詞を選ぶ問題です。問題の数は20問から12問に減ります。
- 新TOEICテストのパート5は短文のなかの空所に単語を補充
- 新TOEICテストのパート7では2つの文書を読んで設問い答える問題を追加
- 新TOEICでは、パート7の読解問題のセクションの問題数が、現在の40問から48問に増やされます。今まで1つの文章を読んで質問に答える形式だった問題はシングルパッセージ(Single Passage)として残され設問数は28問。新たに2つの文章を読んで答える問題がダブルパッセージ(Double Passage)として加わり、こちらは設問数20問となります。
新TOEICテストの対策
新TOEICテストのコンセプトは、より実際的なコミュニケーションで必要とされる英語能力を評価する、というものです。そのため、より現実に近い状況と設定をテスト上で再現するよう問題を作成されています。問題が長文化されたり、発音のバラエティが増やされたり、誤文訂正問題が削除されたりしているのはこういったコンセプトが背景になっています。「基礎能力があってこそ持ちうる高いレベルでの能力も評価できるように設計」すると発表されているとおり、ある程度の基礎英語力のある人にとっては、今回のテスト内容の改定はそれほど難しくなったという感じはないかもしれません。ですが、一定レベルの基礎英語力に達していない人にとっては、設問が長文化したことなどにより問題を解く時間がかかり、高得点を獲得するのがさらに大変なものとなりそうです。 新TOEICテストを攻略するには、普段から英語の文章を読むことに慣れておく必要があるといえます。