T「あっという間の2週間でしたね!まずは、オーストラリアの大学に進学したいとなったきっかけを教えて下さい。」
S「具体的にこれ、といったきっかけはないんですが、これまでの積み重ねで、オーストラリアの大学へ、となったんだと思います。」
T「そうなんですね、具体的にはどういった経験ですか?」
S「小学生から中学生の頃にかけて、とある国際交流系のNPOに入っていたんです。それも、父がじゃんけんに負けたことがきっかけで。」
T「じゃんけんですか!?」
S「はい、NPOに入るきっかけは、小学校の頃に父親が愛護班(PTAに似た保護者のグループ)があって、父がじゃんけんで負けて愛護班の会長になったんです。愛護班って他の地区にもあるんですが、ある日、そのNPOの講演がありました。そこで、また父が他の地区の会長とのじゃんけんに負けたんです。」
T「それでお父様がそのNPOの講演会に行ったと。」
S「そうなんです、じゃんけんで負けて行った講演会なんですが、話を聞いているうちに『この人は何か違う』と父は思い始めたみたいです。講演をしてくれたNPOの方は、世界各国へ行った経験のある方でした。その人が、留学生を集めてキャンプをしていて、父親に『行ってみるか』と聞かれ、その時はあまり考えなく、『行く』って参加したような気がします。」
T「留学生は、日本にいる留学生ですか?」
S「はい、そうです。それで1回行ってみたらすごく楽しくて、次回からのキャンプ案内とかも送ってもらっていました。そして、NPOに参加してしばらく経った頃、NPOのほうから『オーストラリアに行ってみない?』と言われて、初めてオーストラリアに行きました。小学校5年の時でした。」
T「NPOの話からどうなるかと思いましたが、そこでオーストラリア登場ですね(笑)初めて行ったオーストラリアはいかがでしたか?」
S「オーストラリアではゴールドコーストに1週間くらい滞在しました。ホームステイも初体験。そして、NPOの人が現地の学校と話をしてくれたみたいで、1日だけですが、現地の学校へ行くこともできました。オーストラリア以外にもNPOの活動で、色々な国に行くことができたんですが、そういった経験を通していくうちに、海外に出たいな、といった想いが強くなってきました。でも、初めてオーストラリアに行った当時は、Yes, No, Thank you, No thank youで乗り切っていました(笑)」
T「そして、今年の夏、オーストラリアに再び戻ってきたわけですね。」
S「はい、オーストラリアに戻ってきてまず感じたのは、『オーストラリアにはオーストラリアの時間がある』ということでした。きっかけは、飛行機の遅れなんですけどね。」
T「オーストラリア時間といいますと?」
S「飛行機が20分程遅れたんですけど、ゴールドコーストに到着した時に、『20分遅れてしまいました、すみません、はははは!』といった感じのアナウンスが流れたんです。それでなんだか、オーストラリアの時間の流れを感じました(笑)」
T「さすがオーストラリア、といった感じですね(笑)」
S「そして、到着した日に、ホームステイ先の犬をドッグパークに散歩に連れていきました。そこで、白い犬を連れたおじいちゃんに出会ったんですけど、ホストマザーが『今日一人で到着したの』といったようなことを言うと、おじいちゃんは『Welcome to Australia!!』とすごく歓迎してくれました。その後も、道で何度かあって、その度に『楽しんでいるか!?』とか声をかけてくれました。ああ、なんかオーストラリアだなって、ここでも感じていました。」
T「ゴールドコーストではラングポーツに通っていましたが、学校に通われてみていかがでしたか?」
S「ラングポーツでは、最年少でした。一番最初の授業が、『My favourite ○○ is △△. Do you agree with me?』と、クラスメートに聞いて回る授業だったんですが、そのおかげで、クラスメートの人たちと話すことができました。さらに、自己紹介で『15歳です』というと、みんな驚いて、すぐに覚えてもらうことができました。フレンドリーな人も多く、先生もびっくりして、いい意味で、突っ込まれたり、いじられたりしていました(笑)」
T「15歳、本当はラングポーツの入学は16歳ですからね。俊亮さんなら大丈夫だろうと思って、無理言って入れてもらいました(笑)」
S「ラングポーツで本当によかったと思います。午前のクラスの先生が特に印象に残っていて、先生と生徒がすごくコミュニケーションが取れるような環境でした。最初は知っているような文法もあって、『なぁんだ』って思ったりもしましたけど、英語を英語で習うこともなかったですし、日本では習わないような英語を勉強できたりもして、だんだん面白くなってきました。」
T「そう言って頂けると、ラングポーツに頼んだ甲斐がありました。」
S「先生とのインタビューの時に、『なんで2週間だけなの?』と聞かれました。その先生の奥様が夏休みの短期で、日本人の小中高生の留学生の世話しているようで、15歳という年齢以上にしっかりとしていて、英語力もあると、と言われました。こっちの大学に行きたい、って言ったら、『本当に!?この学校にはIELTSの先生もいるから、いつでも戻っておいで!!』と言われたのがすごく嬉しかったです。ラングポーツでの生活は、『日本に帰りたくない病』にかかるくらい楽しかったです(笑)」
当サイト記載の情報の正確性には万全を期しておりますが、当社はそれらの情報内容に関し、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、情報は予告なしに変更となる場合がございますので、随時ご確認ください。